編み物を独学で勉強するには?正しい編み方を学ぼう

編み物教室に行く時間が取れない、お金を使っても長続きするとは限らない、という人は独学で編み物を勉強することもあります。

しかし、独学での編み物の勉強は不安になりませんか。

そんなあなたのために独学で編み物を勉強するためのアイテムと方法、そしてメリットデメリットをご紹介しましょう。

編み物は独学で習得できる?

教室や学校に通うことなく編み物のスキルを身につけている人はたくさんいます。

しかし、誰からも教わることなく独学で習得できるのでしょうか。

昭和生まれの人は、戦前・戦中生まれの祖母や母が編み物をすることが当たり前でした。セーターやカーディガン・手袋といったニット製品を購入することなく、いつでも祖母や母が編んだものを当たり前のように着ていました。

どの家庭でも女の子は親から教えてもらうことが当たり前、という時代です。教室や学校に通うことなく、マフラーやショールなら小学生でも編むことができました。

ヨーロッパでも、家庭料理や裁縫は母から娘へ、と受け継がれるもので、編み物もその1つでした。

しかし、最近の親世代は、編み物ができる人ばかりではありません。そのため、編み物を独学で学ぶためには、家庭で学ぶということが難しくなっています。

初心者向けの入門本などが豊富にある

近年、編み物を学ぶために、書籍を利用することが多くなっています。編み物の書籍の中には、初心者向けの入門本などもあります。

入門本は、編み物の編み図の見方や記号の意味、指の動きなど基本的なことから学ぶことができるようになっています。

しかし、まっさらな初心者にとっては、本の内容そのものが理解不能なことがあります。まずは、誰かに基本を教えてもらうことも大切です。

本や動画を見て編みながら学ぶことは可能

本ではどうしても平面的なものになってしまうため、ここで役立つのが動画サイトです。動画では実際に編んでいる映像を見ながら、編み物を学ぶことが可能です。

編み物を独学する場合の注意点と失敗例

独学で編み物を学ぶことには限界があります。特に基礎の時に間違って覚えてしまうと、それが癖になり、失敗してしまうこともあります。

書籍の場合のむずかしさ

書籍の最も難しいことは、平面から読み取らなければいけないことです。私たちは、日頃平面で表したものを立体にイメージして利用することが良くあります。

例えば、野菜の切り方やビーズ手芸、プラモデルの組み立て方です。編み物もその1つで、こういった訓練を続けることは、色々なことに役立ってきます。二次元のものを見て三次元にイメージできる能力ですね。

複雑な動きを文字から読み取る難しさ

しかし、それは誰でも身につけられるものではないため、編み図を見ても理解できないところが必ず出てきます。中でも、編み図制作者が意図するところが読み解けないところもあり、書籍で学ぶことは限界があります。

特に、複雑な模様が入ったり、始めてみる編み図があると、どうやって手を動かして良いのか、解らないこともあります。これが平面の書籍だけの独学で学ぶことの限界と注意点です。

平面的なイラスト、数コマでの図解のためわかりづらい

本の中には、写真やイラストで解説してることもありますが、すべてを逐一説明することはできません。どうしても、この次はこうなります、といった数コマのイラストや図解だけのため、理解が難しいこともあります。

同じ本で学んでも、ここにベテランのニッターや指導者がいれば、「ここはどうやるの?」と聞くことができますが、独学では自分で「こうではないか」と判断して編み進んでしまうこともあります。

収載されている情報量の少なさ

本はページ数やコマ数が限られるため、言葉やイラスト、写真での解説では充分な説明ができません。収載される情報量の少なさで、ある程度自己判断をすることになります。

入門編をしっかり勉強したから次のステップに、と時間をかけてじっくりと学ぶ人はともかく、見た目で「このセーターを編みたい」と本を購入し、それにあった毛糸を購入しても、途中の編み図が解らず挫折してしまうことにつながります。

動画の方がまだわかりやすい

編み物の手法を動画サイトでアップしているものが増えています。動画サイトの場合は、サイトを発信している人が、実際に編んでいる手元を映像で説明しているため、1つ1つ細かく見ることができます。

解らないところは、何度も再生し直したり、止めて真似をすることで、学ぶことができます。

そのため、同じ二次元でも、本で学ぶよりも理解しやすくなります。

正しく習得できているかの確認ができない

独学の問題点は、自分で編み図や本の解説、動画を見ながら真似をすることでスキルを学びます。間違って覚えてしまっても、誰かに指摘されることはありません。

そのため、自分の編み方が正しいものか判断できず、正しく習得しているかの確認もできないという問題点があります。

うまくできないときに何が間違っているのかわからない

途中でつまずいた時、誰にも聞くことができないと、どうしてうまくできないのか、何が間違っているかわからないまま、ごまかしてしまうことがあります。

これが、後々間違った編み方のクセになり、仕上がりが編み図とは違うものになっても、気がつかないまま作品にしてしまうことがあります。最後まで仕上げることができればいいですが、うまくできず放り投げてしまう原因にもなります。

失敗例

イラストではわかりにくい部分が、一番間違える失敗ポイントです。それでは、どんな失敗例があるのでしょうか。

編み針の持ち方を間違って覚えてしまう

編み物の本を見ると、よくイラストで紹介していますが、この時イラストにあるのは、編み針の先だけのものをよく見かけます。

編み針の先だけでは、編み針を持つ手の形が解りません。そのため、間違って覚えてしまうことがあります。

編み物はアメリカ式とフランス式がありますが、この2つでも手の使い方に違いがあります。それだけ、色々な持ち方をすることができるということです。

しかし、正しい持ち方をしないと編み物をする時に無駄な動きをして、編み物のスピードが上がらないことにもつながります。

仕上がりも目が不ぞろいになってしまうこともあります。編み針の正しい持ち方を学ぶのは、編み物の大切な基本です。

糸の掛け方を逆で覚えてしまった

棒編みでも鍵編みでも、糸のかけ方を右からかけるか、左からかけるかによってまったく違うものになります。糸の掛け方で、仕上がりは全く違ったものになります。

メリヤス編みやガーター編みなど、フランス式やアメリカ式で掛け方が違ってきます。正しい糸の掛け方や、自分にあった掛け方を覚えましょう。

針の動かし方がおかしい

時々、独学で編み物をしている人に、針の動かし方が不自然なことがあります。不自然な動かし方は、編んでいる間に手が疲れやすく無駄な動きが多くなります。

そのため、針の動かし方を正しく身につけることが必要です。

編み図の読み方を間違って覚えてしまう

編み図の読み方は、簡単なようでも、間違って覚えてしまうこともあります。はじめに、ベテランのニッターや指導者に基本だけでも教えてもらうと、そこから応用することもできます。

しかし、はじめから本だけの独学では、間違って覚えてしまい、難しい編み図になるとそこでつまずく原因となってしまいます。

編み物の独学以外での勉強方法

独学で勉強している時に、ほんの少しでも誰かに見てもらいたい、解らないところだけでも教えてほしいと思うことがあります。

教える資格を取得する意思はないけれど、基礎だけでも知りたい、と思うこともあります。そんな時に利用する勉強方法をご紹介しましょう。

編み物教室、スクーリング

大手の編み物教室では、指導資格を取るための本格的な教室があります。

しかし、趣味で編み物をしたいという人なら、こういった教室で資格を取った人が、カルチャーセンターなどで短期の編み物教室を開催していることがあります。

また、大手の編み物教室でも、短期のスクーリングなどもあります。趣味で編みたいという人にはとても利用しやすい教室になりますので、探してみましょう。

通信学習

通学は難しいけれど、通信教育なら家庭で学ぶことができる、という人もいます。通信教育はDVDなどで学び、作品の添削で間違いを指摘してもらえます。家庭で学ぶことができるため、自由な時間で学ぶことができます。

直接手を持って教えてもらえない、ということで、編み方にクセがある人には不安な勉強法かもしれません。

また、通信教育は時間が自由なため、自分でしっかりと時間を決めないと、やめてしまう人もいます。

自己管理が必要な勉強法です。

ワークショップ

カフェやパン屋さん、美容院ではワークショップを併設しているところが増えています。美味しい食事と一緒に、色々なことが学べるようになっています。

ワークショップでは、プロを目指す編み物作家や資格を持つ指導者が、指導をしていることもあります。基本は編めるけれど、難しい編み図に挑戦してみたい、初めて編み物をやってみたい、という人はワークショップを利用してみましょう。

また、手芸店で編み物のワークショップを開いていることもあります。手芸店の場合は、材料をお店で購入することが条件になることが多く、自分で材料を持ち込めないことがあります。

ワークショップは、気軽に参加できますが、時間が限られていることが多いです。毎週開催していない、スペースが狭いといったこともありますので、希望の時間があれば、早めに問い合わせしてみましょう。

イベント

ハンドメイドのイベントや、自治体の文化祭などのイベントでは、編み物作家がフリースペースでワークショップを開設していることがあります。

こういったイベントを利用して、基礎から編み物を教えてもらうと自己流の編み方が正しいのか間違っているかが、解るかもしれません。

混み合うイベントの時は、開催を中止することがあります。イベント参加の時混雑すると、充分に教えてもらえないかもしれない、ということは理解して参加しましょう。

ニットカフェ

編み物をしながらお茶を楽しむ「ニットカフェ」というところがあります。気軽の楽しめるこじんまりとしたところから、広いスペースで楽しめるところまで色々あります。

お店になりますので、編み物を教えてもらう以外に、コーヒーやケーキ、といった注文が必要です。

お店は全国にあるものの、まだまだ首都圏が中心のお店です。近場にないこともありますので、まずはネットなどで探してみましょう。

編み物を独学で勉強するには?正しい編み方を学ぼうのまとめ

編み物は趣味として、子どもから高齢者まで長く楽しむことができます。

そのためにも、初心者の人は基本を学ぶ時だけでも、しっかりとした指導者やベテランのニッターの人に教えてもらうことが大切です。本や動画も良いですが、正しい編み方を知ることは後々編み物が楽しくなることにつながります。

正しい編み方は楽な編み方です。途中で挫折しないスキルを身につけて本当の編み物を楽しみましょう。