スタンダート犬ってなに?犬種標準や人気の犬種3種類の特徴!

犬が好きな人ならば、この種類の犬が好きという人や、雑種でも好きという人がいると思います。ペットショップやホームセンターにいる仔犬には、トイプードルやパピヨン、マルチーズなどの犬種の名前が書いてあります。

この犬種ってどうやって決められているのでしょうか?犬種には、犬種標準やスタンダードと呼ばれる細かい決まりがあります。犬種標準やスタンダードとは、いったいどのようなものなのでしょうか。有名な3種類の犬種と犬種標準について説明したいと思います。

スタンダード(犬種標準)とは?

犬種標準とはどのようなものなのでしょうか。

犬種標準の説明

犬種標準とは、一般的な特徴をもったその犬種による全体的な外観や習性、性格、体の各部分の特徴、大きさ、歩き方について決められている規定のことです。例えばブルドッグを例にとると、人間の側から見て良いブルドッグとそうでないものがあり、当然個体差があるものです。あくまでも犬種標準とは、人間側から見て決めた良し悪しの基準のことを言うのです。

犬種標準を決めているのは、一般社団法人ケネルクラブ(JKC)や国際畜犬連盟(FCI)などの団体です。世界には非公認犬種も含めて700~800の犬種があるといわれています。

すべての犬種において、繁殖指針となる犬種標準が決められております。これから犬の繁殖をしたいと思っている人や、ドッグショーを目指している人は、採点基準などにも用いられるので犬種標準については必ず知っておくべきです。犬種標準は、スタンダードとも呼ばれることがあります。

純血種の理想的な姿を記載したもの

犬種標準は、その犬種の純血種の理想的な姿を記載したものなので、顔や体のパーツの細部にいたるまで定められています。

例えば、体重は雄が何キロ以下、メスが何キロ以下、噛み合わせ、耳の形、鼻、目、口、頭、首、腰、胴体、尾っぽにいたるまでです。見た目以外には、性格的なことも求められます。

もともと犬は、ユーラシアや北アメリカの各地で人間がオオカミを飼いならすことによって生まれたと考えられています。各地で飼いならされたオオカミが、それぞれの場所でいろいろな役割を持った犬に作り変えられていったのが犬種の始まりです。

そこには人為的な選択で、特定の特徴を持った個体が代々交配することで、独特な特徴を持った犬種が生み出されたのです。ヨーロッパにいたオオカミからテリア、スピッツ、シェパード、マスティフという品種が作られ、インドにいたオオカミからマスティフやグレーハウンドが作られていったといわれています。

記載項目って?

犬種標準に記載されているものには、どのような項目があるのでしょうか。

どのようなことが記載されているかの詳細

犬種標準(スタンダード)に記載されている項目は多岐に渡ります。例えばブルドッグを例にとってみましょう。

体重

重すぎてはいけない。雄で30kg、雌で25kgを越えるものは良くない。

咬み合わせ

上顎と下顎の噛み合わせは、上下がきっちり咬み合うのではなく、下顎が突出して受け口になったアンダーショットが良い。

口を閉じたときに歯が見えないのが良い。

耳の形はローズ・イヤーが良い。

鼻の色は黒いほど良い。

下顎

下顎の後下方にはたるみ(デューラップ)が左右にそれぞれ垂れ下がっていなければならない。

背中

背中がゆるやかな曲線を描き、腰の部分が最も高くなっているローチ・バックが良い。

尾の付け根が腰よりもかなり低い位置にあり、下方にまっすぐ延びているものが良い。

尾は、らせん状にひと巻きしたスクリュー・テイルも良いとされることがある。

前肢

前肢とその付け根の胸部は、前方から見て筋骨がたくましく、肩幅が広く左右の前肢の間隔が広いものが良い。

後肢

後肢は後方から見てまっすぐ下方に延びているものが良く、O脚やX脚は良くない。

性格

優しく落ち着いていて、しかも決断力があり勇敢でなくてはならない。

扱いにくかったり、狂暴で攻撃的であってはならない。

振る舞いは穏やかで、威厳がなくてはならない。

これを見ると、犬種標準はとても細かく定められているのがわかります。

スタンダード犬の特徴

人気の犬種3種類の犬種標準(スタンダード)についてみていきましょう。

スタンダードプードルの特徴

プードルの祖先はウォータードッグです。水鳥猟で回収をする役割をしていたからそう呼ばれています。被毛を刈り込んだ独特のプードルカットには、水の中で内臓や関節を守り、泳ぎの邪魔にならないようにした理由があるのです。利口でしつけやすいですが、少し興奮しやすい面もあります。

そんなスタンダードプードルの特徴にはどんなものがあるのでしょうか。

体高と体重

プードルは犬種標準で4サイズに分かれております。

〇スタンダードプードル 45~60cm 16~25㎏

〇ミディアム・プードル 35~45cm 8~15kg

〇ミニチュア・プードル 28~35cm 5~8kg

〇トイプードル 24~28cm 3kg程度

目と同じ高さくらいにあるのが良く、たれ耳。

被毛はカールしていて、絡まりやすい毛質。

毛の色

単色が理想とされていますが、濃淡については認められている。

ブルー、ブラック、グレー、ホワイト、ブラウン、カフェオレ、アプリコット、クリームなど。

体高

体高と体長がほぼ同じで、スクエア型。

性格

聡明で運動能力があり、好奇心が強い。

スタンダードチワワの特徴

チワワは世界で最も小さい犬種です。バッグにちょこんと入れてお出かけすることも可能なのです。チワワの運動は、部屋で遊ばせて少し散歩すれば十分なので、女性に人気があります。活発で明朗ですが、小型犬独特の気の強さを持っています。

そんなスタンダードチワワの特徴にはどんなものがあるのでしょうか。

体重

500g~3kgの間で、1~2kgが理想とされています。

咬み合わせ

歯は上下がぴったりと咬み合うか、上歯がやや前に出て咬み合うのが良い。

顔に比べて大きめの立ち耳。緊張している時や用心している時は立ち、リラックスしている時は約45度に開いている。

丸く大きく、両目はやや離れている。あまり飛び出ていないほうが良い。

鼻筋はまっすぐで適度に短く、鼻は小さく少しとがっている。

丸みのあるアップルドーム型。

背中

背はまっすぐで短い。お腹は引き締まり、お尻は幅広い。

四肢

前足はまっすぐで開いていない。後ろ足はしっかりと引き締まり筋肉がついている。

適度に長く、上のほうについて、外側に向かって持ちあがっている。

性格

機敏で注意深く、活発でたいへん勇敢。

スタンダード柴犬の特徴

縄文遺跡からも骨が発掘されるほど古くから日本人と暮らしてきた犬種です。「古武士」に例えられて、海外でも人気上昇中です。賢く、奥ゆかしく、主人に充実です。闘争心、警戒心、独立心が強いので、番犬としても優秀です。ほえる、噛むといった性格にならないように、しつけが大切です。そんなスタンダード柴犬の特徴にはどんなものがあるのでしょうか。

体重

雄9~11kg、雌7~9kg.

頭部に調和した大きさで、不等辺の三角形。少し前傾し、ピンと立つ。

やや三角形で、目じりが少しつり上がった力のある奥目で、濃茶褐色が理想。

表毛と下毛の二重被毛。冴えた色調で、健康的な艶がある。

毛の色

柴犬の80%を占めるのが赤色、胡麻色、黒色、白色。仔犬の時期は黒マスクといって口の周りの毛が黒いことがあるが、成長するにつれてだんだん薄くなり、6カ月~2才頃までには無くなるのが一般的。

適度な太さで力強く、巻尾か差尾。

性格

忠実で従順、忍耐強い。

スタンダート犬ってなに?犬種標準や人気の犬種3種類の特徴!のまとめ

犬の繁殖をしようと思っているのならば、スタンダード(犬種標準)を知っておくべきです。犬種標準は、細かい項目で定められておりますが、見ていくとなるほどと言いたくなるようなその犬種の特徴を表しています。

ここでは、人気のある犬種のスタンダードを紹介いたしましたが、自分が繁殖したい犬種標準を是非チェックしておくことをお勧めします。