猫のブラッシング

猫は、自分で毛づくろいをしますが、それだけでは足りていません。猫は毛が抜けやすいので、飼い主の手でブラッシングをしてあげる必要があります。しかし、飼い主がブラッシングをしようとすると嫌がる猫も多いでしょう。

猫がブラッシングを嫌がるのには理由があります。例えば、ブラッシングをするときに力が入り過ぎて痛いと感じている、ブラッシングの時間が長いなど、いくつかの原因が考えられます。今のブラッシングの仕方で大丈夫なのかなど、ブラッシングについて詳しくご紹介しましょう。

猫がブラッシングを嫌がるのはなぜ?

猫の中には、ブラシを持っただけで逃げてしまうような、ブラッシング嫌いの猫もいるでしょう。ブラッシングをすることができないと何かと問題が起きてしまいます。どうして猫は、ブラッシングを嫌うのか?その原因について見ていきましょう。

・さわられたくない場所をさわっている

・毛を逆立ててしまっている

・長時間の拘束を嫌がる

・力加減が強く痛みを感じている

・ブラシが合っておらず痛みを感じている

・ケガや皮膚炎などで痛みを感じている

・まだ信頼関係ができていない

嫌がる猫にブラッシングをするコツ

嫌がる猫に、強引にブラッシングをするのは危険です。無理にブラッシングをしようとするとお互いにケガをしたり、猫との良好な関係が崩れたりしてしまいます。嫌がる猫にブラッシングをさせてもらうにはいくつかのコツがあります。

・猫の好きな場所をマッサージ

・少しずつ慣れさせ無理強いしない

・一気に全身を行わない

・猫が安心する保定を取り入れる

・寝ている時に行う

ブラッシングの正しいやり方とは

ブラッシングの正しいやり方をご紹介しましょう。

猫が喜ぶブラシ選びのコツ

猫のブラッシング用のブラシには、さまざまな種類があります。猫の種類やブラッシングの場所、猫の好みなどに合わせて使い分けましょう。

長毛種か短毛種か

長毛種の猫の場合は、元々毛がもつれやすいので、猫自身の毛づくろいでは足りていません。ブラシの種類には、ステンレスのコーム、スリッカー、目の粗いブラシなどがあるので用途に合わせて使い分けましょう。

また、長毛種はもつれやすいので、一度でブラッシングを仕上げてしまおうと思ってはいけません。猫が嫌がらないように、毛のもつれをなくしてから順序立ててやさしくブラッシングしてあげましょう。

長毛種は、毎日のブラッシングが欠かせません。飼い主がブラッシングをおろそかにすると、すぐに毛玉ができてしまうので、ブラッシングを忘れないようにしましょう。

短毛種の猫の場合は、ラバーブラシがおすすめです。ラバーブラシは、マッサージ効果があり、皮膚の血行促進にも効果があるでしょう。ブラッシングをすると、ラバーブラシ本体に毛が付くので、ブラッシングで抜けた毛が飛び散らないと言うメリットがあります。

また、初めてラバーブラシを使ったときは、あまりにも沢山抜けるので驚くかもしれません。しかし、この毛は本来抜けてしまう古い毛なので心配しなくても大丈夫です。

短毛種のブラッシングは、週1~2回を目安にして、抜け毛の多い春と秋には毎日行うのがいいでしょう。

ブラッシングの目的に合ったブラシを選ぶ

ブラッシング用のブラシの種類はいくつかあり、その用途に合わせて使いやすく工夫されています。愛猫にあったブラシを選んであげ、ブラッシングタイムを快適なものにしてあげましょう。

飼い主が使いやすいブラシを選ぶ

同じブラッシング用ブラシでも、メーカーなどによってサイズや持ち手などが異なります。飼い主がブラッシングをしてあげるので、使いやすいブラシを選びましょう。

嫌がる猫には柔らかいラバータイプや手袋型ペットブラシがおすすめ

ブラッシングを嫌がる猫には、肌の当たりが柔らかいラバータイプや飼い主が手にはめる手袋型ペットブラシがおすすめです。また、ブラシの毛の部分の材質もさまざまなので、高級キャットブラシなどで試してみるのもいいでしょう。

体の状態をチェックする

飼い主が猫のブラッシングをしてあげる効果は、単に猫の毛並みを整えてあげるだけではありません。ブラッシングの効果は、室内飼いの抜け毛問題に役立ったり、マッサージ効果で血行を良くしたり、もちろん飼い主とのスキンシップにも役立つでしょう。

また、ブラッシングをすることによって、猫の体調をチェックすることができます。猫の体調不良に気付けば、病気を早く発見できるかもしれません。

猫が好きな場所から始める

猫のブラッシングを始めるときは、猫が触られて気持ちいいと感じるところからブラッシングするのがおすすめです。お腹やしっぽは、触れるのを嫌がる猫が多いので、びっくりさせて怒らせてしまうかもしれないです。

まずは、触られ慣れている頭や顎、首周りなどから徐々に背中やお腹、しっぽへと移動していくと嫌がらずにブラッシングをさせてくれるでしょう。

毛並みに沿ってブラッシングする

猫のブラッシングをするときは、猫の毛の生えている方向がどこに向かっているかをしっかりと確認しましょう。必ず、猫の毛並みに沿って、場所ごとにスムーズにブラッシングをしてあげましょう。

・顔周り・・・鼻を中心に外側へ向かってブラッシング

・耳周り・・・耳の付け根から上に向かってブラッシング

・首周り・・・背中に向かってなだらかにブラッシング

・胸周り・・・胸のふくらみに沿って下に向かってブラッシング

・胴周り・・・しっぽに向かってブラッシング

・お腹・・・・外側から中心に向かってブラッシング

やりすぎない(短時間で済ませ、嫌がる前に切り上げる)

猫のブラッシングをしていると、たくさんの毛が抜けてくるので、飼い主はついつい長時間ブラッシングをしてしまいます。猫は、長時間束縛されブラッシングをされると、その行為を嫌なものだと感じてしまいます。

猫にブラッシングをしてあげるときには、3分くらいの短時間で終わらせてしまう方が猫や今後のお手入れのためにいいでしょう。また、猫が嫌がるそぶりを見せたなら、無理強いはせずブラッシングを中断しましょう。

掃除

猫の毛の掃除は、高いところから始めましょう。照明やエアコン、高い位置の猫の通り道など、化繊はたきに毛を吸着させると取りやすいでしょう。キャットタワーのカーペット地は、厚手のゴム手袋を使うと取りやすいです。

床は、カーペット、フローリング、畳など素材ごとに掃除機のかけ方を変えた方が、きれいに毛が取れます。カーペットは毛並みに逆らって、フローリングや畳は目に沿って掃除機をゆっくり動かしましょう。

また、隙間の抜け毛は取りにくいです。掃除機の付属のノズルで吸い込むか、ブラシ状の物でかき出してから、掃除機で吸い取りましょう。

ブラッシングが必要な頻度(正しいやり方の中に含めてもOK)

猫の毛の長さによってブラッシングの必要頻度が変わってきます。長毛種は長い毛が絡まりやすいので、毎日のブラッシングは欠かせません。また、換毛期は毛が抜けやすいので、いつも以上のこまめなブラッシングが必要でしょう。

・長毛種は毎日

・短毛種は1週間に3回~毎日

・換毛期はよりこまめなブラッシング

お手入れ嫌いの猫のブラッシング!コツがあるって知っていましたか?のまとめ

猫のブラッシングは、猫の種類や個体差によってやり方やコツがあります。ブラッシングするときは、順番や毛並みを考えてブラッシングしてあげましょう。猫にしてあげるブラッシングは、猫にとって気持ちのいいものでなければならないでしょう。

また、猫の健康管理もかねて注意深くブラッシングをしてあげると、病気のときには早く気付いてあげることができるでしょう。

猫にしてあげるブラッシングが、猫と飼い主のコミュニケーションの向上に繋がり、幸せな時間となりますように心から願っています。