猫の餌入れや餌台の高さについて

猫の餌入れは、どんなものを使っていますか?猫が使うのに、何でもいいかな・・・というように、人間目線で選んだりしていませんか。

実は、床にお皿を直置きにして餌を食べるのは、猫にとっては食べにくい姿勢と考えられています。猫にとって大切な食事、その食べる姿勢も健康などに影響しています。

では、どんな姿勢でどのくらいの高さが猫にとってちょうどいいのか?餌入れや餌台の高さについて詳しくご紹介していきましょう。

猫の餌入れ(餌皿)に高さは必要?

床に餌入れを置いて食べている猫は、顔を下に向けて身体を折り曲げて食べています。少し窮屈そうに見えるその姿勢を猫は、実際食べ辛いと感じているようです。

低い位置での食事は、猫にとっては無理な姿勢なのです。その姿勢で食べていると、吐き戻したり、関節に負担がかかったりする原因となってしまいます。

猫の食べる時の姿勢は

猫の体のつくりは、食道が口から胃までまっすぐになっています。そのため、食器の位置が低いことで食道が折れ曲がり、吐き戻しの原因に繋がることがあります。

床にじかに食器を置くと、食べたものが食道につまり逆流が起こります。それで、食事中やその直後に吐いてしまうのです。

猫の餌入れ(餌皿)に高さが必要な理由

床に置いた餌入れから食べるのは、猫にとっては食べにくい姿勢と言えます。食べやすい姿勢にしてあげるには、エサ台などの工夫をして餌入れに高さを出してあげましょう。

吐き戻ししにくくなる

猫の餌入れに高さがあれば、食べ物の逆流も起こりにくくなり、吐き戻すということもなくなるでしょう。

関節への負担が軽減される

猫が食べやすい姿勢でいれば、無理な姿勢を続けることもなく関節への負担が軽減されます。特に、高齢の猫にとって、かがんだ姿勢は低下した筋力や関節に負担となってしまいます。

こぼしにくくなる

無理な姿勢で食べなくてもよくなれば、猫も餌をこぼしたりすることも減ってくるでしょう。

猫の食事には餌台があると便利

猫の食事は、高さがある方が食べやすく健康にもいいとされています。高さを出すための台のみや餌入れがきっちりおさまる高さのある台などがおすすめです。間違ってひっくり返さないように安定した物を選びましょう。

猫の餌台の高さはどうやって決める?

猫の食道はまっすぐになっているので、食事のときの餌の高さは重要です。猫の胃より頭が下にならない位置に置いてあげるのがいいでしょう。

理想的な高さは

猫が首を曲げすぎない高さが、猫にとって食べやすく理想的だとされています。床の高さからだと姿勢も悪く食べにくい姿勢になってしまいます。

首を曲げすぎない高さ

猫の食道はまっすぐなので、猫の胃の位置より頭が下に下がらないように食器の位置を調節してあげましょう。そうすることで、餌の掃き出しやストレスの軽減に繋がります。

猫が食べやすい高さ

猫が座って食べるのか、立って食べるのかなど、どのような姿勢で食べるのかによっても違ってくるでしょう。猫が食べやすそうにしていて、大丈夫そうなちょうどいい高さを探ってみましょう。

平均的な高さは5〜8cm程度

床に猫の餌入れをそのまま置くと、約1~3㎝の高さになります。猫の食べやすい高さは、約5~8㎝と言われていて、この高さだと猫がぐっと首を下にした無理な姿勢で食べなくてもよくなります。

無理な姿勢で食べていると、猫の食道に餌が詰まって吐き出すという危険があります。高さに気を付けてあげるだけでそれが軽減されます。

餌台の高さの決め方

食べ方を観察し食べやすそうな高さに調整する

猫の種類や個体差によって、食べやすい高さは異なってきますので、はじめのうちは代用した物で高さ調節をして様子を見ましょう。猫にとっての丁度いい高さが分かれば、その高さに近いエサ台を購入してあげるのもいいでしょう。

高さ以外の猫の餌入れを選ぶポイント

猫の餌入れにはいくつか種類がありますが、油分を含んでいるキャットフードを使っている方も多いのではないでしょうか?その場合は、臭いが付きにくく洗いやすいものがいいのがおすすめです。

餌入れの素材の特徴を知る

猫の餌入れの素材には、ステンレス、プラスチック、陶器などがあります。それぞれにメリット、デメリットがあり、これが一番いいというものはありません。愛猫に合わせた餌入れを選んであげましょう。

ステンレス製

ステンレス製の餌入れは、汚れが落ちやすく割れるなどの心配もいりません。

しかし、重さがなく軽いため、食べ方によっては餌入れが移動してしまいます。上手く食べられないと餌を残してしまう猫もいるかもしれません。そういうときは、餌入れの下に滑り止めを置くなどの工夫をしてあげましょう。

また、ステンレスの金属の匂いやキラキラ光る反射が苦手な場合もあります。猫が気に入ってくれるかどうかはわかりませんが、一度試してみるといいでしょう。

プラスチック製

プラスチック製の餌入れは、値段も安く落としても割れないというメリットがあります。

しかし、軽いので餌を食べているときに餌入れが動いたり、ひっくりかえってしまったりすることがあります。

また、傷や臭いが付きやすく、汚れが落ちにくいと言うデメリットもあります。

しっかりと汚れが落ちていないと菌が繁殖してしまうので、傷などが気になりだしたら新しいものにして、餌入れを衛生的に保つようにしましょう。

陶器製

陶器製きれいに汚れを落とせるので衛生的に使えます。陶器の適度な重みは食べているときにずれたりせず、ひっくり返す心配もなくなります。

デメリットは、落とすと割れてしまうことです。その場合は、新しいものに交換するしかありませんが、猫によってはいつもと違うと感じて警戒してしまうこともあります。交換の際は、少し気を付けてあげる必要があるでしょう。

猫の顔より大きいものを選ぶ

猫の餌入れが小さすぎると食事のときに猫のひげが容器にあたってしまいます。

また、首輪についているプレートや鈴が容器にあたって音がするのも、耳触りと感じるのでよくないでしょう。

深さは3~5cm程度を目安に選ぶ

猫の食器は深さも大切です。深すぎると、猫のひげが食器にあたってしまうことがあります。意外かもしれませんが、そのことが猫にとってはストレスとなってしまいます。

食器の深さは約3~5㎝で、直径が猫の顔よりも一回り以上ゆったりと大きいことが理想です。気持ち良く食事ができるように気を付けてあげましょう。

できるだけ無地のものを選ぶ

餌入れなどは、かわいいものを選びたいなどの飼い主の考えもあるでしょうが、猫のことを考えて落ち着いて食べられるように、できるだけ無地の物を選んであげましょう。

猫の餌皿や餌台はどこに売っている?

猫の餌皿や餌台などは、身近にあるホームセンターやペットショップなどで購入できます。

また、近くにない場合や気に入ったものがない場合には、ネット通販を利用すればわざわざ出かけることもなく自宅まで届けてくれるので便利でしょう。

ホームセンター

ペット専用ではないので種類は少なめですが、一般的な売れ筋商品は取り扱っています。

ネット通販

自宅や外出先から、商品を選び届けてもらえるので便利です。多くのサイトから選べるので種類が豊富で好みの物を見つけやすいでしょう。

ペットショップ

ペット専用なので種類も豊富で、買いたい物の相談ができるのも魅了です。猫についての話も具体的に聞くことができるかもしれません。

猫が食べにくそうにしていませんか?猫の餌入れや餌台の高さについてのまとめ

猫の餌入れや餌台は多種多様ですが、よく見かける下を向いた姿勢は猫にとっては負担が大きく、食べにくい姿勢だと言われています。

床に餌入れを置いて食べると、吐き戻しや関節の負担に繋がります。床から約5~8㎝の高さを出してあげるだけで、快適に食事をすることができます。

また、餌入れも使いやすさや洗いやすさを考えて猫の好みの物を使ってあげましょう。猫についていろいろと知ることで、快適な生活を与えてあげることができるのです。