犬の問題行動の原因と飼い主の意識改革

犬の問題行動が収まらなくて困っている、という飼い主さんはいませんか?犬の問題行動は、飼い主や周囲に迷惑をかけてしまいますし、犬にとってもストレスになっている可能性があります。

犬の問題行動はいろいろありますが、飼い主さんの意識改革や行動によって、なくしていくことは可能です。

そこで、犬が起こす問題行動とはどのような行為があるのかや、問題行動の原因、問題行動をなくすために飼い主が意識すべきことなど、犬の問題行動について解説します。

犬が起こす問題行動

犬が起こす問題行動にはいろいろなものがあります。ここでは、犬が起こす問題行動にはどのようなものがあるかを紹介します。

分離不安

分離不安とは、飼い主など特定の人や場所から離れることによってすごく不安になることです。

犬は元々群れで生活しているので、そういうケースで不安になるのは自然なことですが、たいていの場合は徐々に環境に慣れていって、我慢できるようになっていきます。

しかし、中には克服することができず、ストレスが溜まり、トイレシーツをビリビリ破るなどの破壊行為など問題行動を起こすようになります。

甘嚙み

人の手などにガジガジと噛みつく行為です。子犬の頃の甘嚙みは、あまり痛くなかったり、仕草が可愛かったりして、そのまま放置してしまいがちです。

しかし、放っておくと噛み癖がついて、強く噛みつくようになったり、周囲にも噛みつくようになってしまいます。

無駄吠え

事あるごとに吠えたてる行為です。人にとっては無駄に吠えているように思える場合でも、犬にとってはちゃんと理由があります。理由は不安や恐怖、興味や要求などいろいろ考えられます。

食糞行動

食糞行動とは、うんちを食べてしまう行為です。子犬の頃は消化が未発達でうんちに未消化の食べ物が残っているので、それで食べてしまうケースが多いです。

また、成犬になっても飼い主の気を引くためや、叱られないように隠そうとして食べてしまうなど、いろいろな理由で食糞行動を起こすケースもあります。

無視

飼い主の言っていることが理解できなかったり、興奮状態になっている場合に無視することがあります。

また、飼い主に呼ばれても叱られたり、嫌なことしかないと思っていたり、信頼関係が薄いのが原因の場合もあります。さらに、疲れていたり、聴力の低下が原因の場合もあるので、しっかり様子をみて判断する必要があります。

脱走

脱走とは、散歩中に逃げ出したり、飼い主の留守中や目を離している隙に家から勝手に外へ出ていったりしてしまう行為です。脱走して戻ってこない場合や事故に遭ってしまうと大変です。

飛びつき

飛びつきとは、人に急に飛びつく行為です。興奮して飛びつくこともあれば、犬が飛びつく相手のことを下にみていて、優位であることを示すために飛びつくこともあります。

問題行動を起こす原因とは?

犬が起こす問題行動をなくすためには、問題行動を起こす原因を知る必要があります。犬が問題行動を起こす原因はどのようなものがあるでしょうか。

甘やかしすぎる

かわいい愛犬をみているとついつい甘やかしてしまいがちですが、犬を甘やかしすぎると問題行動を起こす原因につながってしまいます。

上下関係が崩れる

愛犬が可愛いからと甘やかしすぎると、何をやってもこの人のことを犬が飼い主のことを下にみてしまうことがあります。上下関係が崩れてしまうと、飼い主の指示を聞かなくなっていろいろな問題行動を起こすようになります。

構いすぎる

愛犬のお世話をすることは大切なことですが、可愛すぎるあまりに構いすぎて、何でもやってしまうのも問題行動を起こす原因につながってしまいます。

飼い主に依存する

犬に構いすぎてしまうと、犬が飼い主に依存してしまいます。依存してしまうとちょっと構ってもらえなくなっただけで、ストレスを感じて問題行動を起こすようになってしまいます。

感情的に叱ってしまう

感情的に叱ってしまうことで、信頼関係が崩れてしまっていることがあります。そのことが原因で問題行動を起こすケースもあります。

内容ではなく行動に恐怖を感じる

感情的に叱ると、犬はこれをしたから叱られたと理解してやめるのではなく、単にびっくりし、恐怖でやめているだけという場合もあります。犬が飼い主に恐怖を感じてしまうと、信頼関係を築いていけませんし、問題行動を起こしてしまうこともあります。

運動不足

問題行動を起こす犬の中には、運動不足が原因となっているケースもあります。運動不足でエネルギーを十分に発散することができないと、ストレスが溜まって問題行動を起こすことがあります。

散歩・運動ができていない

散歩や運動ができていないと犬はストレスが溜まってしまいます。しっかり散歩させたり、いっぱい遊んであげたりして、エネルギーを発散させてあげましょう。

問題行動をなくすために飼い主が意識すること

犬の問題行動は、飼い主が行動や接していくことによって、なくしていくことが可能です。犬の問題行動をなくすために、飼い主はどのようなことを意識すればよいでしょうか。

健康管理

体の不調は心の不調につながり、心身の不調が問題行動につながることもあります。定期的に病院にいって健康チェックするなど、健康管理していくことが大切です。

環境・衛生の管理

健康管理だけではなく、爪切りやブラッシングなど衛生面もしっかりと管理することも大切です。

また、サークルを使って、安心できるスペースなど環境面にも気を配ることが大切です。

愛犬に満足感を与える

犬が問題行動を起こす場合、犬が満足していないことが大きな原因となっていることが多いです。満足感を与えることでなくなっていくこともあります。

コミュニケーション

愛犬に満足感を与えるために欠かせないのが、コミュニケーションです。たくさん声をかけてあげてコミュニケーションをとっていきましょう。

スキンシップ

愛犬に満足感を与えるためにはスキンシップも欠かせません。頭を撫でてあげたり、抱っこしたり、愛情を込めてスキンシップをおこなっていきましょう。

一緒に遊ぶ

大好きな飼い主と遊ぶことは、大きな満足感を与えることができます。お気に入りのおもちゃを使って遊んだり、じゃれ合ったりして一緒に遊ぶ機会を増やしていきましょう。

一貫性のある行動・言動を行う

犬をしつけていく時や、問題行動をなくしていくためには一貫性のある行動や言動を行うことが大切です。飼い主にとっては同じ意味の行動や言動であっても、ちょっと行動や言動が異なると犬は同じこととして理解することができずに、困惑してしまいます。

根気強く教えてあげる

犬の問題行動の中には、人にとっては問題と思っていても、犬にとっては自然なことと思っているケースもあります。その行為を正していくのは簡単ではありません。根気強く教えてあげる必要があると心得て、しつけをおこないましょう。

しつけを中途半端にしておかない

しつけを中途半端にしておくと、信頼関係が崩れていって問題行動につながることがあります。ある程度できているし、もういいかと思わずにしつけは最後までおこなうと心得ておきましょう。

むやみに叱らない

問題行動を起こしているのをみると叱りたくもなると思いますが、むやみに叱るのは効果的ではありません。できなかったときに叱るのではなく、ちゃんとできたときに褒めることを大切にしてしつけていきましょう。

愛犬の問題行動が収まらない場合は?

犬の問題行動は、飼い主さんの努力によって収めていけることが多いですが、努力を続けても収まらないこともあります。そのような場合は周囲の力を頼ってみるのも1つの方法です。

一時的な対処法として家にいない時は家族などにみてもらう

家での時間があまりなくて、愛犬と接する時間がないのが問題行動につながっていると考えられる場合、留守中に家族など他の人に様子をみてもらうのも1つの方法です。

他の人がみることで、原因がわかることもありますし、一人で不安になる時間が減って問題行動が減ることも期待できます。

獣医に相談

なかなか問題行動が収まらないというときは、獣医に相談するのもおすすめです。問題行動の原因が体調の不調の場合もありますし、そうではない場合でも、動物を扱うプロとして良いアドバイスをもらえることが期待できます。

ドッグトレーナーに預けてみる

動物のプロに頼るという意味では、ドッグトレーナーに預けてみるのも1つの方法です。

しかし、預けたらOKというのではなく、ドッグトレーナーからアドバイスをもらって、飼い主さんもしっかりと愛情を注いだり、しつけていくことが大切です。

詳しく解説!犬の問題行動の原因と飼い主の意識改革のまとめ

犬の問題行動の原因や飼い主の意識改革について紹介しました。犬が問題行動を改善していくためには、飼い主の意識改革が必要です。

また、飼い主が愛犬の問題行動の原因を理解して取り除いていくことが大切になります。すぐに問題行動がなくなるわけではないので根気が必要ですが、愛犬のためにも時間をかけて徐々に改善していきましょう。