ペットホテルの経営資格と必要な開業資金について分かりやすく解説!

ペットシッターの仕事はペットホテルと同じと思われがちですが、ペットホテルの仕事とは違いがあります。

そのペットホテルを個人で開業するにはどのようしたらいいのでしょうか。開業資金はどのくらいかかるのでしょうか。

ペットホテルを開業したい人のために、ここではペットホテルの開業に必要な準備や開業資金について分かりやすく解説していきます。

ペットホテルの開業に必要な準備

まず、ペットホテルを開業するにあたり必要な準備があります。順にみていきましょう。

必要な資格の取得

開業する場合は動物取扱業の届出が必要

独自で開業する場合は「動物取扱業」の登録が必要となりますが、ペットホテルは「保管」の申請が必要です。

また、ペットを預かるのと同時にしつけやドッグトレーニングなどを行う場合は「訓練」の申請も必要になります。

資金の準備

ペットホテルを開業するための資金は自宅にするかテナントにするかによって大きく変わりますが数十万から1000万円程度かかります。

スタイルやサービス形態の決定

ペットホテルでトリミングやしつけサービスを行うか?

ペットホテルでは、ペットを預かるだけでなくトリマーの資格を持っていることで、トリミングを行うことができます。

また、トレーナーの資格を保持しているとしつけサービスを行うことができます。

持っている資格や経験から、どのようなサービス形態かを決めます。

ケージ管理か、ケージレスか?

ペットを預かる時にケージで預かるのか、ケージレスで預かるのかを決めます。

ペットサロンやペットショップにペットホテルを併設

現在経営しているペットサロンやペットショップに、ペットホテルを併設して預かるのかを決めます。

経営形態

個人かフランチャイズか?

個人経営で開業するか、またはフランチャイズでのペットホテルの開業をするのかを決めます。

自宅かテナント物件か?

自宅で開業するかテナントを借りるか決める必要があります。

マーケティング

立地

①集客しやすい

利用者が多い地域に開業すると集客しやすくなります。最適なのは徒歩で行ける距離にペットホテルがあると利用者が多くなります。つまり、ペットホテルの場合は、住宅地に開業するほうがおすすめということになります。

②近隣に飲食店がない

近隣に飲食店があると、トラブルのもとになる可能性があるので避けたほうがよいでしょう。

③鳴き声や臭いで迷惑にならない

トラブルのもとになってしまうので、鳴き声や臭いで迷惑にならない場所を選んで開業すると安心です。

集客準備

①Webサイト、SNS、チラシ

Webで検索したときに引っかかるようにWebページを作ります。

また、SNS上で店舗の情報を拡散させます。またチラシを作成します。

②見込み客を確保できていれば安心

あらかじめ見込み客が確保できている場合があります。定期的に利用してくれるお客様がいれば安心して経営を続けることができます。

料金設定

リピート獲得

依頼を受けた際にお客様に好印象を与えれば、リピーターになってもらえる可能性があります。

リピーターが増えれば安定した収入に結びつきます。リピーターを増やすことも考慮して料金を設定しましょう。

運営書類の準備

運営をしていくうえで必要なのは、お客様との契約条件等を明記した運営書類です。しっかりとした書類でないと何かあった時にトラブルになりかねません。そうならないためにも書類不備や書類不足のないようにしましょう。

必要な書類は以下の通りです。

1.利用条件、免責事項を定めた利用規約

2・申し込み契約書

3・カルテ

4・個人情報取り扱いに関する取り決め

5・報告書テンプレート

6・特定の商品売買をする場合には特定商取引法に基づく記載

提携動物病院

預かり中のペットの体調が悪くなった場合などに対応してもらえる病院

ペットを預かっているときにペットの体調が悪くなってしまったり、ケガをしてしまった時にすぐに対応してくれる動物病院が近くにある必要があります。

ペットホテルの開業手続き

では、ペットホテルの改行に必要な手続きについて、おさえておきましょう。

自治体に「動物取扱業」の申請、動物取扱業者の登録を行う

自治体に「動物取扱業」の申請をします。動物取扱業は「販売」「保管」「貸出」「訓練」「展示」の5種類に分類されます。ペットホテルはこのうち「保管」を目的として登録をおこないます。

「しつけ」を行う場合には、同時に「訓練」の登録もおこないます。

事業所ごとに専属の動物取扱責任者を、常勤職員の中から1名以上配置することが義務

常勤職員の中から1名以上動物取扱責任者を配置することが義務付けられています。

動物取扱責任者の要件(いずれかの条件を満たす)

経験要件:動物取扱業の種別ごとに半年以上の実務経験

実務経験半年以上とは、関連する業務に半年以上働くということですが自己申告ではなく、「動物取扱業実務経験証明書」という書類を提出します。働いていた事業所の名称や証明者が必要です。

学歴要件:所定の条件を満たす学校を卒業

取り扱う予定の動物取扱業の種別に関係する知識やまた必要な技術を1年以上教育する学校を卒業している必要があります。

資格要件:所定の条件を満たす資格を取得

知識や技術が動物取扱業者にふさわしいと証明になる資格、

「認定ペットシッター」

「ペットシッター士」

「動物看護士」

「トリマー」

などを取得している必要があります。

売り上げが見込める場合の税金対策

翌年青色申告をするために税務署へ開業届提出

売り上げがある場合は確定申告をしなければいけないので、忘れずに税務署に開業届を提出しておきましょう。

ペットホテル開業に必要な資金

ここからは、ペットホテルの開業に必要な資金についてみていきます。

800万円~1000万円程度

自宅開業か、テナント開業かで大きく変わる

自宅で開業するか、テナントで開業するかで開業資金は大きく変わります。

テナントで開業する場合、店舗の敷金や礼金、内装費用、設備や必要な備品を準備する費用が必要となります。

しかし、自宅で開業する場合は敷金や礼金は必要なくなりますのでその分開業費用は抑えられます。

金融機関から借りる場合も、自己資金はいくらか必要

開業資金を金融機関から借りる場合、公的機関からも融資を受けることができます。審査を通りやすくするためにも自己資金をいくらか用意しておくとよいでしょう。

また、ペットホテルでの勤務経験があったり、しっかりとした事業計画があるとなおよいでしょう。

最初から集客できる保証はないので、3ヶ月程度の運転資金もあったほうがよい

開業してすぐに集客できる保証はありません。集客できなくても運転費用はかかるので最低3ヶ月程度の運転資金を用意しておくことをおすすめします。

準備品

ペットホテルの形態によって必要な備品も変わる

ケージで預かる場合はケージ不足にならないように、ケージを多めに用意する必要があります。

また、遊ぶためのおもちゃなども用意する必要があります。

ペットホテルの経営資格と必要な開業資金について分かりやすく解説!のまとめ

ペットホテルを開業するために必要なことは、まず動物取扱業の登録が必要となります。

また、個人で開業するのかフランチャイズの加盟店になって開業するのかを決めます。開業する地域のマーケティングも必要になります。

開業前には料金の設定や集客の準備をおこなう必要があります。事前にしっかりと整備された運営書類などを用意しておきましょう。

自宅で開業する場合の開業資金は、個人経営かフランチャイズかまたサービスの形態、自宅で開業するかテナントで開業するかにより大きく変わってきます。

金融機関から借りる場合でも、ある程度自己資金があるとよいでしょう。すぐには集客できる保証はないので最低3ヶ月の運転資金を用意しておきましょう。

以上のことを参考にして、ペットホテルの開業を考えてみませんか。