知っておきたい!しぐさや寝相からわかる犬の気持ちと心理状態を紹介!

多くの飼い主は愛犬の気持ちや心理状態を知りたいと思うはずです。

しかし、犬は言葉を話せません。ではどうやれば犬の気持ちや心理状態を知ることができるのでしょうか。犬は昔から言葉の代わりに表情やしぐさによって自分の感情を伝えてきました。

また、犬の寝相からも犬の心理状態が知ることができます。

ここでは犬の気持ちと心理状態がよくわかるしぐさや寝相、またしぐさを理解するメリットなどを詳しく紹介します。

犬の感情表現方法

まず、犬の感情の表現方法をご紹介しましょう。

ボディランゲージ

犬は人間のように言葉を話すことはできません。言葉を聞き分けて理解する能力も人間よりもかなり低いといえます。

しかし、犬は言葉の代わりにボディランゲージを極めました。

感情をしぐさであらわす

自分の感情をしぐさであらわし飼い主や他の犬、他の人に伝えています。犬にとってしぐさは感情をあらわす手段です。

犬のしぐさは世界共通

犬は言葉を持たないゆえに、進化する過程でボディランゲージを遺伝に組み込むようになりました。犬のしぐさは、世界共通の犬の言語といえます。

人間の行動と違う意味を持つ場合もある

犬のしぐさを人間の行動と同じ意味を持つと考えてはいけません。

例えば、叱るという場面においてあくびをされた場合、人間ではとても失礼な行動で反省の色が少しもないと取られます。

しかし、犬の場合はもう叱らないで、恐いからそんなに興奮しないで、などの相手に対し落ちつくことを求めるときに取る行動なのです。このように同じ行動でも犬と人間では違う意味を持つ場合があります。

代表的なしぐさと心理状態

では、犬のしぐさの心理についてみていきましょう。

甘噛み

子犬が甘噛みをするのには、いくつかの理由があります。

犬は人や犬同士で遊んでいるときに甘噛みをします。犬は犬同士で遊びながら他の犬との接し方や噛む力加減を学びます。その延長で人と遊んでいるときにも甘噛みをしてしまうことがあります。

犬に噛まれた時、飼い主が大げさに反応してしまうと、犬は飼い主も遊びを楽しんでいると勘違いします。この勘違いにより犬は飼い主に構ってほしくなると甘噛みをするようになります。

犬はストレス発散するために、噛む行動を取る場合があります。

また、退屈しているときに時間を持て余し気を紛らわすこともあるといわれています。

犬は習性により動くものを噛みついて捕まえようとします。犬の目の前で手や足を動かすと甘噛みされてしまうことがあります。

以上のような理由で甘噛みをしますが、このまま成犬になると大変危険ですので、飼い主は甘噛みの行動を子犬のうちに必ずやめさせましょう。

お腹を見せる

犬が飼い主の前でお腹を見せるしぐさは「ヘソ天」と呼ばれ、愛犬家にとってはとても可愛らしいポーズです。

しかし、犬にとってお腹は骨格の無い場所で動物の急所です。その急所を見せるということは相手を信頼しているからこそできるしぐさです。

また、飼い主にお腹を撫でて欲しいという甘えたい感情からお腹を見せることもあります。

飼い主の顔をなめる

犬が飼い主の顔をなめるしぐさには2つの理由があります。

1つは信頼しているという愛情表現です。

もう1つはお腹が空いていてごはんが欲しいとねだるときに顔をなめます。子犬はお腹がすくと母犬の口の周りをなめごはんをねだります。

子犬にとって母犬は安心して甘えられる存在です。その名残から飼い主の顔をなめるしぐさは信頼できて安心していられる存在で「大好き」という愛情表現です。

注意したい犬のしぐさ

逆に、注意してあげたい犬のしぐさもあるので、覚えておくといいですね。いくつかご紹介します。

あくび

人間は眠くなるとあくびが出ます。

しかし、犬の場合は眠いときだけでなく、ストレスを感じたときや不安、恐怖などの感情の高ぶりを自ら落ち着かせるためのしぐさです。

よく犬を叱っているとき、犬があくびをすることがあります。その場合犬は興奮して叱っている飼い主に対し恐怖を感じ「もう反省しているから、落ち着いて!」という感情からあくびをします。

背中を向ける

犬が背中を向けるしぐさをしたときは、相手に対し落ち着いて欲しいと訴えている場合があります。背中を向けるということは無防備だから敵意がありませんということを相手側に示しています。

よって敵意がないからどうか落ち着いてということを伝えています。

ゆっくり動く

犬を呼んだときすぐに来ないでゆっくりと動くときは、どうか落ち着いて欲しいという相手側へのメッセージです。

このしぐさをしたときはイライラせず落ち着いて犬が来るのを待ってあげることをおすすめします。

尻尾を追いまわす

犬がストレスを感じている場合、自分の尻尾を追いまわすことがあります。

例えば、普段からあまり散歩に連れて行ってもらえない場合、暇な時間があるときに体力が有り余ってしまい、退屈さからふと目に入った自分の尻尾を追いまわしてしまいます。

また、犬の尻尾まわりや肛門周辺になにか不快に思う場所がある場合、自分で治そうとしてぐるぐると尻尾を追いまわします。尻尾周辺や肛門、お尻をチェックする必要があります。

足をなめる

犬が足をなめるしぐさは、ストレスからによる場合があります。犬はストレスをためてしまうとストレスを発散させるために、目の前にあった自分の足をなめてしまうことがあります。

しかし、気をつけなければいけないのは、なめている場所にケガや病気が隠れている場合があります。頻繁になめている場合は、チェックする必要があります。

寝相で見る犬の心理状態

犬の寝相からわかる心理もあります。よくある寝相についてみていきましょう。

うつぶせ

うつぶせ寝は、犬がすぐに起き上がれる体勢です。あごを地面や床につけているのは、敵が来るのを地面や床からキャッチするためだといわれています。寝ている最中でも常に警戒している証拠です。

仰向け

前述したように犬がお腹を見せる「ヘソ天」は安心している証拠です。敵がくるのではないかという警戒心は微塵もなく安心しきって寝ています。

この体制で寝ているときは、犬が無防備になれるほど飼い主を信頼しているということです。

丸まって寝る

犬が丸まって寝る姿は、アンモナイトに似ていることから「ワンモナイト」と呼ばれています。この丸まって寝る心理は2つあります。

1つは寒いときです。丸まると体温が下がりにくくなるからです。

もう1つは警戒心から丸まって寝るということです。お腹は犬にとって急所です。その急所を守るために体を丸めて寝ます。

寄りそって寝る

犬が飼い主に寄りそって寝るのは、飼い主を信頼しているからです。一緒にいても何も嫌なことをされないという安心感から体を密着させて添い寝をします。

また、寒いときに飼い主に寄りそって暖まろうとするときにも、添い寝をすることがあります。

横を向いて寝る

体を横にして寝るのは、4本の足を投げ出すことになり犬にとっては大変楽な姿勢です。

そして、安心しきっている状態でもあります。完全に熟睡しているので声を掛けても起きないかもしれません。

しかし、気をつけなければいけないのは、暑いため体温を下げようとしてお腹を横にしている場合があるからです。呼吸が早い場合は部屋の温度を見直す必要があります。

しぐさを理解するメリット

犬のしぐさで感情がわかるようになるメリットを3つご紹介します。

仲良くなれる

犬のしぐさを理解することにより、犬の訴えていることがわかります。甘えたいよ~、遊びたいよ~、お腹が空いた、撫でて~などです。その要求に応えてあげることで犬とさらに仲良くなれます。

ストレスに気づき対処できる

犬のしぐさを理解できれば、犬がストレスを感じたときや不安な気持ちになったときなどわかります。

例えば、トレーニング中にストレスを感じているしぐさをした場合、早めに切り上げることにより過度なストレスを回避できます。

このように犬のしぐさを理解することによりストレスに気づき対処することができます。

病気に気づきやすくなる

犬の何気ないしぐさは、ストレスだけでなく病気の可能性もあります。病気かもしれないと疑わしい場合は、すぐに動物病院に連れて行くことにより病気に対処できます。

犬のしぐさを理解できれば犬の病気にいち早く気づくことができます。

知っておきたい!しぐさや寝相からわかる犬の気持ちと心理状態を紹介!のまとめ

犬は言葉の代わりにボディランゲージを極めました。しぐさにより自分の感情や気持ちを相手に伝えるのです。そのしぐさは世界共通でいわば犬の世界の言葉です。

犬のしぐさを理解することは、飼い主にとってとても重要なことです。犬が何を感じているかわかることにより、より一層仲良くなれたり、犬が抱えているストレスや不安に対処できるからです。

また、しぐさにより隠れている病気に気づきやすくなります。

しぐさは、犬の気持ちや心理状態を相手に伝えてくれる大切な犬の世界の言葉です。だからこそ私たちは犬のしぐさを理解して、犬との距離を縮めてより強い信頼関係を築いていきましょう。