トリマーになるには?知っておきたい仕事内容・必要な知識と技術

ワンちゃんが大好きだからトリマーになりたい、犬と関われる仕事に就きたい、とワンちゃん大好きな方なら一度は思いますよね。トリマーの仕事内容や、どんな勉強をすればいいか、トリマーになる方法は?またトリマーってやりがいはあるの?等々興味深々ではないでしょうか。

ここではトリマーの仕事内容や必要な知識・技術を解説します。トリマーへの道を目指すために参考にしてください。

トリマーってどんな仕事?

トリマーとはペットの身だしなみを整える「動物の美容師」です。それだけではなくペットの健康面のチェックをする役割があります。いわゆる「第二の獣医師」でもあります。

トリミング前に皮膚・口・耳などに異常がないか健康状態をチェック

皮膚が赤い場合は、アレルギー性皮膚炎、アトピー、細菌感染等の病気が考えられます。

耳をしきりに掻いていると外耳炎や耳血垂、耳から悪臭がすると耳疥癬などの可能性があります。

口臭が酷いと歯周病や尿毒症、口内炎と様々な病気が考えられます。

爪切り、肛門腺絞り、歯磨き、耳掃除

ケガの防止やペットの健康を維持するために爪切り、肛門腺絞り、歯磨き、耳掃除などのケアを行います。

シャンプー、トリミング、ドライング

ここで初めてシャンプー、トリミング、ドライングと行っていきます。シャンプー時にも皮膚に異常がないかチェックします。

トリミング以外の業務とは

トリミングのお仕事ばかりではありません。次のような業務をこなしています。

ペットのお世話

ペットホテル業務を行っているペットサロンでは、旅行や出張などで不在の飼い主さんに代わりペットのお世話をします。散歩や食事、そして健康チェック(ウンチの状態、オシッコの色など)を行います。

車を使う仕事

お迎えに来られない飼い主さんのために、ペットの送迎をします。

また、ペットシーツやペットフードの買い出しなど車を使うことは多くあります。

店舗の掃除や道具の手入れ、電話対応や事務作業

出勤後最初に行うのは店舗掃除です。閉店後にも掃除をします。トリミングに使った道具の消毒などのお手入れや電話対応、カルテの書き出しなどの事務作業も行います。

トリマーのやりがい

トリマーを目指す人は、犬が好き、動物が好き、という方が多いものです。毎日が経験になりますので、やりがいを持ってできる仕事といえます。

動物好きにとって、毎日動物と触れあえる仕事であること

トリマーを目指すほとんどの人が「動物大好き」です。動物と触れ合える仕事がしたいからトリマーを目指した人ばかりですので、一日中大好きな動物と一緒にいることができ、自分のスキルで動物をきれいにし、飼い主さんや動物の嬉しそうな姿を見るのが何よりのやりがいに繋がります。

自分の技術で飼い主に感謝された時、自分を指名してもらえた時

飼い主に感謝され、「次回もお願い」といわれると、自分が飼い主さんの希望通りのトリミングを行う事が出来たという証拠になります。このことにより自信がつき、やりがいを感じることになります。

体調の異変に気づき、病気の早期発見につながった時

トリマーの役割は「ペットの異常をいち早く発見する」ことです。自分の観察により、ペットの病気が早期発見できたら、ペットの体を守ることができ、飼い主さんにも感謝され、自分がこのようなことに貢献できることが誇らしく感じます。

トリミングの腕が上達していることを実感できた時

トリマーは技術が命です。技術を上達させるために、日々練習を重ねています。その練習の成果が発揮できて、自分の技術が上達したことを実感できることがやりがいに繋がります。

トリマーになるためには?どんな勉強が必要?

トリマーには国家資格が存在しませんが、動物に対する幅広い専門知識や技術を身につけることが必要となります。そのためには専門学校や通信講座で勉強して民間のトリマーの資格の取得を目指すとよいでしょう。

カット技術

毛のカットはトリマーにとって一番必要で大事な業務です。トリマーの力量はカット技術によって決まるといえます。そのカット技術をより高い技術にするために、日々の練習を怠ってはいけません。

また、犬にケガをさせてしまわないためにもカットに使用するハサミやバリカンの特性をよく理解し扱い方を誤らないようにしましょう。

カット以外のケア

カットの他に、シャンプーやブラッシング、爪切り、耳掃除などがあります。これらのケアも練習を重ねましょう。一番は自分自身で犬を飼い、愛犬のケアをすることが上達の近道になります。

正しく保定する技術

保定とはトリミングを安全に行うために、犬を上手く押さえることをいいます。この保定がうまくいかないと、犬をハサミやバリカンで傷つけてしまったり、トリマー自身が噛みつかれて負傷してしまうことがあります。そのためにも、正しく保定する技術は必須となります。

やはり、実際に自宅で愛犬を飼われている人の方が習得が早いといえます。

犬に関する幅広い知識

多くの飼い主さんはトリマーなら何でも知っていると考えています。日々の世話やしつけ、薬やワクチン、血統、病気などの知識、応急処置の仕方などあらゆる質問を投げかけてきます。飼い主さんの要望や期待に応えるためにも犬に関する幅広い知識を持っておきましょう。

トリマーにはどんな勤務先がある?

では、実際に働く場所をご紹介しましょう。

ペットサロン

個人店からチェーン店までたくさんのペットサロンがあります。ペットブームの継続により、店舗間の競争も激しくなるにつれ様々なサービスがつくようになりました。確かな技術はもちろん、飼い主や動物に対する細かい配慮や思いやりの精神が求められる環境といえます。

ペットショップ

チェーン店のような比較的大きなペットショップでは、トリミングサロンやトリミングルームを併設していることが多いです。このようなショップではペット用商品の販売の仕事もすることがあります。

また、店で販売した犬の定期的なケアを長期間関わっていけるケースもあります。

動物病院

最近では動物病院の中でトリミングを行うところが増えてきていますので、病院で働くトリマーも多くなっています。

トリミングの際に「ペットの異常をいち早く発見する」というのもトリマーの役割でもあります。異常を発見した際にはすぐに獣医師に診てもらうことができるのも動物病院のメリットといえます。

その他

トリミングやグルーミングもあわせて行っているペットホテルや多くの犬が飼育されているテーマパークなどの動物施設、動物養護施設などあります。また技術を磨き開業する道もあります。

トリマーの勤務形態

気になる勤務形態について詳しくみていきましょう。

サービス業のため平日休みのシフト勤務が多い

飼い主さんがペットのお世話がゆっくりできる、飼い主さんの仕事がお休みである土日・祝日にはたくさんの予約が入ります。ですからトリマーの休日は平日となり、土日・祝日を含めた「シフト制勤務」になります。

夏場や年末年始は需要が多く、忙しい

夏は「涼しくしてほしい」と希望する飼い主さんが多く年末は「きれいな身なりで新年を迎えさせてあげたい」という飼い主さんが増えたため忙しくなってしまい世間と同じようには休めません。

トリマーになるには?知っておきたい仕事内容・必要な知識と技術のまとめ

トリマーの仕事とは「動物の美容師」でもあり「第二の獣医師」でもあります。それだけではなく、店舗の掃除、道具の手入れ、事務作業、電話対応など様々な業務をこなさなければいけません。

それでも多くのトリマーは、動物が好きなゆえにその仕事に多くのやりがいを感じています。日々練習を重ね技術を磨き、飼い主さんの要望や期待に応えるために修練を怠りません。

トリマーになるためには特別な資格はいりませんが、幅広い知識と技術が必要ですので、専門学校や通信講座で学び民間の資格を取得し就職に有利にするのが一般的です。

土日・祝日や年末が忙しくなかなか休みが取れないなど大変なお仕事ですが、大好きな動物と一緒にいられてお世話できるのが幸せ、というトリマーさんが多くいます。

あなたもそんなやりがいのあるトリマーを目指してみませんか。