犬用バリカンの種類・特徴・選び方

愛犬の毛がすぐに伸びてしまう、トリミングに定期的に行きたいけれど費用がかかり、お財布が厳しい・・・。家計にゆとりがあればプロに任せるのが一番だけれど・・そんな時に自宅で飼い主さん自身の手でトリミングできたらどんなに良いでしょうか。

そのために必要な犬用バリカンの種類や特徴、選び方そして安全な使い方を紹介します。

ぜひ、大切な愛犬のために知識を深め、愛犬のトリミングに役立てて愛犬との絆を深めてください。

犬用バリカンの種類と特徴

犬用バリカンには大きく分けて以下の2種類があります。愛犬の被毛状態、使用目的に合わせ、適切なものを選びましょう。

全身カット用

定期的に愛犬の全身のお手入れをする飼い主さんなら、全身カット用のバリカンは用意しておきたいですね。

部分カット用

いきなりの全身カットは難しいので、まずは部分カットから始めた方が安心です。

細かい部分のカット向け

足裏や肛門周りのちょっとした毛が気になりませんか。そんな細かい部分の毛をカットする場合におすすめです。

初心者向け

力を入れなくても簡単にカットできます。それに音も小さいから初心者でも安心して使えます。

犬用バリカンの選び方

安全にカットするなら使いやすいバリカンが必要です。選ぶ時のポイントをご紹介します。

扱いやすい重さ・大きさのバリカンがおすすめ

20分ほど持ち続けても苦にならない重量のバリカンが理想的です。軽量なバリカンで150g、プロのトリマーさんが使っているのが800gほどですので、これを目安にして選んでください。

静音設計のバリカンがおすすめ

バリカンの音を怖がり不安になってしまう犬が多くいます。愛犬を不安にさせないためにも静音と記されているバリカン、もしくは音に関する口コミで高評価を得ているバリカンを選びましょう。

コードレスタイプがおすすめ

コードがあると犬が暴れた時に絡んでしまう危険性があるので、コードレスタイプのバリカンをおすすめします。

お手入れがしやすいバリカンがおすすめ

お手入れがしやすい水洗いができるもの、バリカンの清潔さも保てる防水仕様のバリカンを選びましょう。

カットの長さ調節機能が付いているバリカンがおすすめ

替刃や刈り高を変えられるアタッチメントが用意されているバリカンをおすすめします。犬の毛質や用途に合わせて刃の長さを変えることができると、カットの長さを自由にでき、うっかり切り過ぎてしまうことも防げます。

用途に合った刃を選ぶ

全身用と部分用で使い分けるとカットがしやすいですよ。

全身用

刃の幅のサイズを変えることで扱いやすくなります。目安は次の通りです。好みに合わせて変えるのも良いでしょう。

<刃の幅4.5cm>

背中や肩などの全体の広い範囲をカットする時

<刃の幅3mm~5mm>

刃は、毛が柔らかく根元から立ち上がっている犬種

<刃の幅2mm>

毛が硬く地肌に沿うように生えている犬種

<刃の幅3mm>

夏場にすっきりしたい時

<刃の幅5mm>

冬場に長めに毛を残したい時

部分用

足裏、耳、肛門周りなど気になる部分のみをカットする時は、ケガをさせてしまう可能性が少ないサイズを選びます。顔周りにも安心な1mmの刃が最適です。

犬用バリカンの使い方

バリカンにも正しい使い方はあります。正しく使うことで失敗なく安全に仕上げることができますよ。バリカンの正しい使い方を紹介します。

基本の使い方

バリカンの刃の底部分を犬の肌と平行に滑らせるようする

刃を立て過ぎないように注意しましょう。

前にまっすぐに動かしていく

横に動かすと愛犬の肌を傷つけてしまいます。

動かす速さはゆっくり

愛犬の肌を傷つけないようにその際あまり力を入れ過ぎず集中ゆっくりと動かしてください。

部位別の使い方

顔周り

犬は顔・耳・首から胸元にかけては皮膚がたるんでいます。愛犬の顔を上方向へしっかり上げさせ皮膚を伸ばした状態でカットします。目元や口元などの肌の薄い部分に刃を当てないように、注意してカットしましょう。

耳の毛をカットするときの基本は、耳の付け根から耳端に向けて毛をカットしていきます。耳周りの毛のカットのコツは、外側へ外側へと向かって毛を刈っていくようにします。

もし、愛犬が垂れ耳の場合には、特に耳が刃に巻き込まれることがないように注意しながら行う必要があります。コツとしては、顔のしわを伸ばしながらしっかりと耳を上げるようにするのがおすすめです。

お腹周り

まず、バリカンの音に慣れさせましょう。バリカンの音に慣れさせるには、犬がバリカンには届かない場所において、バリカンの電源を入れおきます。犬を撫でて犬が落ち着いてくれるまで待ちます。犬が落ち着いてくるとお腹をみせる姿勢になると思いますが、そうしたらチャンスです。

毛の流れに沿ってバリカンを動かし、毛の長さが均等になるように刈っていきます。その際、同時に愛犬のお腹を撫でてあげると、緊張が和らぎ嫌がらずにカットさせてくれますよ。

お尻周り

お尻周りをカットするとき、怖がって尻尾をお尻にくっつけてしまう犬が多いので、尻尾を巻き込まないように優しく持ってしっかりと保定します。お尻周りの毛をカットする時は、愛犬の肛門から外側へ少しずつカットしていきます。

尻尾をカットする時は、尻尾の付け根から先に向けて、バリカンをはわせてカットしていきます。

足周り

足自体は、バリカンの刃の底部分を皮膚と平行にカットしていきます。足裏は肉球と平行になるようにバリカンを持ち、ゆっくり足裏の毛に逆らうように(つま先からかかとにと)カットします。

必ず、バリカンの刃は、肌と水平方向になるように使います。バリカンの刃を皮膚に軽く当て、肉球に沿わせるようにしてカットしていきます。肉球の間の毛をカットする時は肉球をしっかり広げてカットします。

犬用バリカンを使用する際の注意点

安全に安心してカットができるように、いくつか注意点をおさえておきましょう。

ケガ

犬が興奮状態の時にトリミングを行うと、暴れてしまったりするので大変危険です。まずは、バリカンの刃の音に慣れてもらい、バリカンは怖くないとわかってもらいましょう。愛犬が緊張しないように撫でてリラックスさせてから行うようにしましょう。

毛の長さ

毛の長さを失敗すると、見た目だけではなく、愛犬の体調を崩してしまう恐れがあります。

毛が短かすぎてしまうと、夏場は特に皮膚が紫外線のダメージを受けやすくなります。皮膚が紫外線を受けると皮膚病になりやすくなる原因にもなりますので注意しましょう。

逆に、冬場は風邪をひきやすいといった心配もあります。愛犬の健康を考慮し極端なカットは避けてください。

季節に合った毛の長さということも考慮してカットしてあげましょう。

手入れ

バリカンを使用した後、毛詰まりしたまま放っておいたりすると不衛生であり、なによりも刃がすぐにダメになってしまい、切れ味が悪くなってしまいます。

切れ味の悪くなった刃を使うと、犬にケガを負わせ安くなって大変危険です。替刃を長持ちさせ、清潔さを保つためにも、しっかりお手入れをしましょう。

犬用バリカンの種類・特徴・選び方のまとめ

犬用バリカンは全身カット用と部分カット用の2種類あります。それぞれの特徴に合った使い方があります。バリカンは飼い主さんが使いやすいものを選びましょう。

耳や足裏の毛のカットは大変難しい部位ですので、少しでも危険を感じるようでしたらこの部分だけでもプロのトリマーさんに任せた方が安全かもしれませんね。

愛犬が興奮状態のままトリミングを行うと、暴れてしまうなど大変危険ですので、体を優しく撫でたりリラックスさせ安心感を与えてからトリミングを行うようにしましょう。

飼い主さん自身で愛犬をトリミングすることは、愛犬との絆を深めます。またより可愛くなった愛犬の姿に喜びを感じることでしょう。

そのためには適切なバリカンを選び、適切な方法でトリミングを行うことが大事です。