初心者におすすめ!トマト/ミニトマトのベランダ栽培

皆さんは、トマトはお好きですか?サラダやピザ、カレーの中に入れる人もいますね。トマトは天候によって、意外と高値になることもあります。

もし、自分で育てられたらいいですね。トマトは家庭菜園の中でも、初心者でも育てやすい野菜になります。そこで、初心者でも育てやすい家庭菜園の野菜に、トマトやミニトマトの栽培方法があります。

それでは、トマトやミニトマトのベランダ栽培についてご紹介していきましょう。

ベランダ菜園でトマト/ミニトマトを育てる

ベランダにトマトやミニトマトが実っていたら、すぐに収穫して料理に利用することができます。

トマトは育てやすくおすすめ

トマトは、園芸店に行くと苗が100円前後で販売されています。ここに培養土とプランター、支柱にする棒、鉢底石、鉢底ネットがあれば、すぐに栽培することができます。

トマトは育てやすい野菜です。ベランダで育てたものを利用すると、新鮮なものを食卓に提供することができます。

また、植え替えや剪定などの手間も少なく、頻繫に購入する人にとって、比較的リーズナブルな野菜になります。

トマトの種類(大玉、中玉、ミニトマト)

トマトには、大きく分けて大玉・中玉・ミニトマトの3種類があります。

大玉トマトは、1個当たりの重さが200gくらいのトマトです。一般的に大玉トマトの栽培は、難しいと言われています。はじめのうちはミニトマトから始めるのをおすすめしています。

大玉トマトの場合は、脇芽かきや人工授粉なども必要になります。水やりが不足すると、カルシウム欠乏による「尻腐れ症」という病気になることもあります。

中玉トマトは、ミニトマトと同じ栽培方法ですが、摘芯や脇芽かき、摘果をするとより大きなトマトになります。

初心者は特に育てやすいミニトマトがおすすめ

ミニトマトは、初心者にとって育てやすいトマトになります。

一般的にミニトマトはよい土で、肥料やりがきちんとできていれば、夏季から初冬まで収穫することができます。ミニトマトは開花から50日ほどで収穫することができます。

準備するもの

トマトを栽培する時に準備するものをご紹介しましょう。

トマトの苗(いい苗の選び方)

トマトは良い苗を選ぶと、長く収穫することができます。良い苗は、花がたくさん咲いていて蕾がついている、葉が8枚くらいついているものがおすすめです。

培養土(おすすめの土を説明)

トマトは、土に堆肥、苦土石灰を混ぜ、さらに配合肥料を20:1:1の割合で混ぜ合わせます。

しかし、普通の土に正確な量を混ぜるのは難しいです。そこで、すでに理想的な配合になっている培養土がおすすめです。

プランター(サイズや素材の選び方)

トマト栽培の時のプランターは浅く横長のものは根の生長を妨げてしまうので、向きません。

一番良いプランターは、深鉢の丸型のものになります。深さは30cmくらい、直径は30cmくらいの10号、または12号くらいのものが向いています。

25リットルから30リットルくらいの土が入るものが良いでしょう。

鉢底ネット

鉢底には、鉢底ネットを敷きます。プランターの中には、底にすのこがついているものもあります。すのこがついているものは、鉢底ネットが必要ありません。

鉢底石

鉢底には、軽石など鉢底石を敷き詰めます。鉢底石を入れることで水はけを良くし、土の中の風通しを良くします。また、土がそこから流れることを防ぐ働きもあります。

支柱

トマトやミニトマトの苗を植えたら、茎が倒れないように苗から10cmくらい離して支柱を立てます。

プランターの中には、支柱を立てるための穴付きのものもあります。

麻ひも

支柱を立てたらトマトの茎を麻ひもで軽く結わきます。茎は生長すると伸びるだけでなく太くなっていきます。そこで、多少茎との間に余裕を持たせて、ゆるめに結びましょう。

ミニスコップ

苗を植える時にひつようなものがミニスコップです。きれいに植えるためにも、手軽に利用できるミニスコップを用意しましょう。

じょうろ

じょうろには3リットル入りから10リットル入りまでたくさんのサイズがあります。標準サイズは3リットルサイズになります。一度にたくさん水やりをするなら、4リットル、5リットルのじょうろもあります。

トマトは水をやりすぎると甘みが少なくなります。乾いてからたっぷりやることが大切です。

肥料

トマトの肥料には、有機質肥料と化学肥料があります。

有機肥料とは動物の骨や糞などの動物性肥料と、菜種油を絞ったかす、米糠など植物性肥料があります。

有機野菜と言われる化学肥料を使わずに栽培される野菜や、家庭菜園に使用されます。野菜はゆっくりと成長し、健康的ですが、虫が湧いたりニオイがすることもあります。

化学肥料は鉱物・岩塩・空気中の窒ガスなどを原料に、化学的な工程で作られる肥料になります。

水に溶けると、すぐに根が吸収するため即効性があります。

しかし、トマトは、肥料の吸収力が高いため、化学肥料を使う時は、肥料が過剰気味にならないように注意しましょう。

トマトの肥料では、100グラム中にリン・窒素・カリウムが8グラム同等の量で含まれるものがおすすめです。

トマト/ミニトマト栽培の始め方

使う材料や道具の準備ができたら、トマト・ミニトマト栽培を始めましょう。

土入れ

まず、プランターに鉢底ネット、鉢底石、そして培養土を入れます。

植え付け

トマトの苗を植え付けします。

支柱立て・誘引

トマトの苗から10cmほど離したところに支柱を立てて、誘引します。

たっぷり水やり

初めはたっぷりと水やりをしましょう。

置き場所

ベランダにプランターを置く時は、日当たりが良く風通しが良い場所に置きます。ベランダの場合は、土が排水溝につまらないなど、水はけも大切です。

トマトは水のやりすぎに弱いため、雨が直接当たらない場所に置きましょう。

トマト/ミニトマトの育て方

それでは、トマトとミニトマトの育て方です。

水やりのコツ

トマトやミニトマトは、「土の表面が乾いたらたっぷり水をあげて下さい」ということですが、鉢が大きい場合は土の中は湿っていることもあります。

そのため、中が湿っているのに水を与えすぎると、根腐れを起こしてしまうこともあります。土の表面だけが乾いているのではなく、中まで乾いていることを確認してから、たっぷりと水を上げるようにします。

1本立て、2本立てについて

トマト栽培の時は、1本立て、2本立て、3本立てなどがあります。

1本立てはその名前の通り、1本で仕立て栽培していきます。

2本立ての時は、主枝とわき芽の2本で仕立て栽培していく方法です。この時、支柱は2本用意しましょう。2本で仕立てると、育て方では1本立ての1.5倍収穫することができます。この時、花房のすぐ下の脇芽を利用して支柱に伸ばしていきます。

芽かき

トマトは1本立ての時、脇芽を芽かきします。

2本立ての時は、花房のすぐ下の脇芽を利用し、それ以外の脇芽を芽かきしていきます。

着果促進

実がつくように受粉を促すことを着果促進といいます。花が2、3輪咲いてきたら着果促進として、人工授粉を行います。市販のトマト専用の着果促進剤を花房全体にひと吹きし、着果を促していきます。

追肥

家庭菜園でトマトを栽培した場合に、トマトは肥料を吸収する力が非常に強いため、肥料が過剰気味になってしまうことがあります。そのため、追肥をするタイミングを間違えないようにしましょう。

1回目の追肥の目安は、第1段目の果実がピンポン玉ぐらいの大きさになったころです。

分量は、肥料成分によって異なりますが、速効性の化成肥料の場合、3~4株で約40g(片手1杯分)になります。このときに元気な状態なら、追肥はしなくても大丈夫です。

追肥の時期は、3段目・5段目・7段目と奇数段の花が開いたころを基準としましょう。

量は、1株10gを目安にします。追肥する時は、草の元気さも目安にしましょう。

摘心

トマト栽培では摘芯をします。ミニトマトは支柱を立てて育てるのが一般的ですので、草丈が支柱の先端を超えるようになったら、先端を摘んで摘芯をおこないましょう。

摘果(大玉トマトの場合)

大玉トマトを作る場合は、摘果を行います。普通のトマトやミニトマトでは必要ありません。

大玉を育てる時、プランター栽培の場合には、大玉トマトの実の大きさがピンポン玉くらいまで育ったら1房ごとに良い実を3、4個残して、その他の大玉トマトの実は摘み取ってしまいます。これを摘果といいます。

虫、病気、鳥の対策

美味しいトマトは、虫や鳥も大好きです。そこで、トマト栽培の虫、鳥対策と病気対策についてご紹介しましょう。

防虫対策

トマトではハダニやアブラムシ、コナジラミなどたくさんの害虫から守るための対策が必要です。

防虫対策で一番簡単な方法は、野菜用の防虫スプレーの使用です。防虫スプレーの中には、殺菌も兼ねているものがあります。

防虫・殺菌なら1本で、両方の効果があります。

病気対策

トマトの病気には、うどんこ病、さび病、疫病などたくさんの病気があります。

病気内容によっては防虫スプレーと兼用のものでは対策できないものもあります。うどんこ病などはハダニやアブラムシ対策の防虫スプレーで対処できることもあります。

一番は、湿気に気を付けてカラカラにならない程度の乾燥と風通しを良くすることが大切です。

防鳥対策

トマトはその身を守るために茎に「トマチン」という毒があります。トマトが緑色の状態ではトマチンを含みますが、赤くなるとほとんど毒性はなくなります。

そこで、防鳥対策が必要になります。防鳥対策で最も良いのは、防鳥ネットを利用することが一番です。簡単な方法では、トマトの実がなったらその上にキッチンで利用する三角コーナーのネットを被せます。

ミニトマトなら1房分すっぽりと覆うことができます。

収穫の仕方

実ったら収穫をしましょう。

収穫のタイミング

家庭菜園のトマトなら、完熟状態で収穫をします。 赤くなる品種の場合には、赤く色づいてから収穫します。トマトは育つ場所によって日の当たり方が異なるため、実が色づくまでの時間が異なります。

ミニトマトは、房全部が赤くなったら収穫しましょう。

収穫方法

トマトのヘタからつながる茎の少し曲がった部分を、爪で少しひっかくようにして収穫します。完熟していると、ひっかくだけでぽろっととれます。

他のトマトの実はハサミを使って収穫します。

片付け方

トマトの収穫が終わったら後片付けをします。

片付ける時期

トマトの苗を片付ける時期は、トマトを全部収穫した後です。

やり方

実の収穫がすべて終わったら、片付ける目安と考えてよいでしょう。植物とプランター、土はそれぞれ分別して処理をおこないます。

まずは、誘引で使ったひもを外します。その後、支柱を抜きます。ハサミで茎を処分しやすい大きさに切ります。

土はその後も利用できますので、土をふるいにかけて、根や茎などを取り除き、鉢底石も再利用できるので、区別してとっておきましょう。

注意点

土はその後も再利用できますが、そのまま使うと虫が湧くこともありますので、再利用するための処理などを行う安心して再利用することができます。

また、株が病気になっている場合は再利用できませんので、土ごと処分します。土の廃棄は自治体で異なるため、調べて処分してください。

収穫したトマトの便利な保存方法

たくさん収穫できると嬉しいですが、食べきれない時もあります。そんな時の保存方法です。

ドライトマト

ドライトマトは、パンやピザ、パスタの具として利用することができます。そこで、獲れすぎたトマトはドライトマトにします。

トマトは洗ってヘタを取り、縦半分に切ります。スプーンで種を取り除いて、キッチンペーパーに切り口を下にして置き、表面の水分を取りのぞきます。天板にオーブンシートを敷き、切り口を上にして並べ、塩をまんべんなくふります。

きれいに煮沸した瓶などに入れて保存しましょう。

冷凍トマト

トマトは冷凍すると皮がむきやすくなり、旨味も増します。冷凍トマトは、トマトを良く洗ったらそのまま密封袋に入れて丸ごと冷凍するだけです。

利用する時は、皮をむいたり皮付きのまま、すり下ろしパスタソースなどのトマトソース・トマトスープ・スムージーとして利用します。

初心者におすすめ!トマト/ミニトマトのベランダ栽培のまとめ

トマトは購入すると1個100円以上、ミニトマトなら1房分で300円ほどします。

しかし、上手に育てると、100円の苗で3~4個のトマト、1房分のミニトマトを収穫できます。

ミニトマトは、他の野菜よりも比較的簡単に栽培することができます。場所も取らず、ベランダで栽培することもできます。

手軽に育てることができるミニトマトを栽培し、まずは家庭菜園の練習をしてみましょう。