簡単?!ゴーヤのベランダ栽培について詳しく解説します!

ゴーヤというとゴーヤチャンプルーが有名ですが、天ぷらや素揚げも美味しいですね。ゴーヤは沖縄の野菜というイメージがありますが、実は以外と簡単にベランダ菜園で育てることができます。

それでは、ベランダ菜園で育てるゴーヤの栽培についてご紹介しましょう。

ベランダ菜園でゴーヤを育てる

ゴーヤは沖縄の野菜というイメージが強いですが、関東近郊のベランダでも育てることができる野菜です。

充分な日照さえあれば大丈夫です。

ゴーヤの性質(暑さに強く、充分な日照が必要等)

ゴーヤは暑さに強く、充分な日照が必要です。芽を出すには28℃以上の温度が必要です。

そのため、4月頃種蒔きをし、暖かい場所で育てましょう。ベランダで育てる時は日当たりが良い場所に置いて育てましょう。

緑のカーテンとして暑さ対策にも

ゴーヤは成長していくときに、支柱を立ててきゅうりネットをたらします。枝を結びどんどんと成長すると、脇芽が絡みつき、つるが絡まり緑のカーテンとして暑さ対策にもなります。

準備するもの

それでは、ゴーヤ栽培の準備です。

ゴーヤの苗(いい苗の選び方)

種が発芽するための温度28℃以上の確保が難しい時は、苗から育てましょう。

ゴーヤの苗は300円から400円ですが、1つで30個以上のゴーヤを収穫することができます。

ゴーヤには、あばしゴーヤ、長れいし、太れいし、汐風といった種類があります。好みの品種が決まったら、元気な良い苗選びをします。

まず、ゴーヤの品種が分かるようにラベルがついているものを選びましょう。

苗を見る時は、葉が鮮やかな緑色で、病害虫が付いていないものを選びます。節と節との間がよく詰まっていることも、は大切な点になります。

培養土(おすすめの土を説明)

土は1リットルの土に、堆肥2kg苦土石灰100gを混ぜ、配合肥料[8 – 8 – 8]など100gを混ぜておきます。[8 – 8 – 8]は、カリウム・窒素・りんが同量入っている肥料になります。

その後、しばらくマルチフィルムなどをかけて土づくりをします。

土づくりは手間と時間がかかります。そこで、家庭菜園の手間を省いた、専用の培養土があります。ベランダでプランターを置いてゴーヤ栽培をする時は、専用の培養土を利用しましょう。

プランター(サイズや素材の選び方)

ゴーヤを栽培するのに適したプランターは、水やりの管理が簡単にできる底面給水プランターです。

深さがあり横長のコンテナタイプのものがおすすめです。

鉢底ネット

プランターの穴を防ぐために、鉢底ネットを敷きます。プランターにすのこがついている時は必要ありません。

鉢底石

プランターの中には、土を入れる前に鉢底石を敷きます。鉢底石は軽石など、水はけのよいものを利用します。土の中の湿気を逃がし風通しを良くします。

仮支柱

ゴーヤの苗が成長する時に、仮支柱を一緒に土にさします。支柱と苗を結び付け、ゴーヤの苗を絡ませて成長させます。

麻ひも

ゴーヤの茎と、支柱を結ぶときに麻ひもを利用します。

グリーンカーテン用ネット

支柱に絡んだ枝やつるは、そのままグリーンカーテン用のネットに絡みながら、成長して実をつけます。

グリーンカーテン用ネットを利用することで、ゴーヤの葉が茂り、家への直射日光を防ぐ、グリーンカーテンになります。

ミニスコップ

ゴーヤの苗を植える時必要になるのが、ミニスコップです。

じょうろ

水道水をそのままホースから流し入れると、ゴーヤの根の土がえぐれて外に流れてしまいます。そこで、優しくたっぷりと水を与えるためのジョウロを用意します。

じょうろには3号から10号のサイズがありますが、一般家庭なら3号から5号サイズのじょうろを使いましょう。

肥料

ゴーヤの肥料は、バランスのとれた「マイガーデンベジフル」や「ボカシ肥」のような配合肥料を利用しましょう。

ゴーヤは肥料が好きな野菜ですが、与え過ぎてしまうと、葉ばかりが育ち、花芽が付かないということがみられます。

ゴーヤ栽培の始め方

それでは、ゴーヤ栽培を始めてみましょう。

土入れ

まずは、プランターに鉢底ネットを敷きます。その上に鉢底石と培養土を入れましょう。

野菜用培養土を入れる量は、ウォータースペースを残し、プランターの縁の高さの8~9分目程度にしておきます。

植え付け

ゴーヤは高温を好むので、植付けは気温が十分に高くなる5月頃に行います。

ベランダのプランター栽培の時は、15リットル以上の大き目のコンテナに1株植えを目安に植え付けます。2つの丸いプランターを横並びにしたり、深さのある長いコンテナタイプに2株植えることもできます。

支柱立て・誘引

ゴーヤは、株元の茎に仮支柱をたてておきます。生長してきたら、2mほどの支柱を立て、成長したつるが絡みやすいように紐やグリーンカーテン用のネットを張りましょう。

つるの生長は早いので、1週間に1度は支柱などに麻ひもで誘引する必要があります。

たっぷり水やり

ゴーヤは水が欠かせない野菜です。朝と夕に土が乾燥していたらしっかりと水を与えましょう。定期的に水やりをして、乾燥させないよう気を付けましょう。

置き場所

ゴーヤは日当たりがあり、風通しのよい場所にネットを張り、つるを這わせて育てましょう。

マンションのベランダで栽培する時は、室外機の風が当足らないような場所を選びます。エアコンの室外機の近くではなく、日当たりが良い場所を選びましょう。

ゴーヤの育て方

それでは、ゴーヤの育て方をご紹介しましょう。

水やりのコツ

まずは、ゴーヤの水やりのコツです。ゴーヤは乾燥をきらいますので、乾燥しているときは朝夕水やりをしましょう。

摘心

ゴーヤの苗がある程度成長し、最初に伸びる主枝が1.5m程になったら、親づるの摘芯をおこないます。ゴーヤの親づるは、子づるに比べると実がつきにくいので、本葉6〜7枚で親づるを摘心して、子づるを伸ばして、着果しやすくします。

つるを放置すると過繁茂になり、実がつきすぎて1つ1つが大きくなりません。そのため、上の方にある元気のいい子づるだけを2本伸ばし、それ以外のわき芽は摘み取りましょう。

追肥

ゴーヤは、肥料を多く好む野菜です。

ゴーヤの追肥は、1回目は花が咲き始めたら株元に、2回目はその後、2週間に1回のペースで株の外側に、というようにおこないます。

(必要なら)人工授粉

ゴーヤは、虫の力で授粉しますが、虫がいない環境にすると、授粉しません。そこで、人工授粉をします。

雄花を切り取り、はなびらを外側にし、おしべを突き出させます。雌花は花のガクの部分に小さな細長い膨らみがあります。その部分がゴーヤになります。雄花の黄色いおしべの先を、雌花のめしべの部分にと付けます。

人工授粉に不安がある場合は、尾花2つ分を付けると、確実かもしれません。

虫、病気の対策

ゴーヤの病気はつる割病やつる枯れ病があります。他にもべと病・うどんこ病・斑点病などがあります。

害虫にはウリハムシ、ワタアブラムシ、アザミウマ、こがねむしなどがあります。

防虫対策

ゴーヤそのものが苦いため、虫がつきにくい植物ですが、一緒にパッションフルーツを育てると、さらに虫がつきにくいため、防虫対策になります。

病気対策

ほとんどの病気が、高温多湿で発生しやすいので、水はけをよくします。密植を避け、繁茂しすぎたつるや葉は間引きます。

風通しや日当たりの良い環境を作りましょう。

下葉への雨水による泥はねを防ぐため、マルチングや雨よけをすることで、病気対策になります。

収穫の仕方

ゴーヤが実ったら、収穫をして行きましょう。

収穫のタイミング

ゴーヤは種類によって収穫のタイミングが違います。細長いゴーヤは果長が27~30cmになった頃が収穫のタイミングになります。太丸のゴーヤは、果長が10~15cmになった頃が収穫時期です。

プランター栽培の場合は、地植えと比較して、収穫適期は目安よりも小さくなることになります。果実果皮が濃い緑色になり肥大が止まったら、収穫適期です。

収穫方法

ゴーヤは収穫に適した大きさになったら、収穫をします。ゴーヤは、細菌感染を予防するという意味合いもあり、晴れた日の午前中に収穫すると良いとされています。

細菌感染を防ぐために、ゴーヤの付け根の部分を消毒したハサミで切って、収穫をしましょう。

完熟したゴーヤとは

完熟して収穫をせず黄色くなった実は、種を取るために利用しましょう。

とった実は、自然に割れるのを待っていると、そのうち中に赤い種を取り出すことができます。種のまわりについた、赤い部分を水洗いし、スポンジでこすり落としましょう。

乾燥させた種は、翌年まいて新しいゴーヤを育てることができます。ネットに入れて、風通しのいい日陰に吊って乾燥保存しておきましょう。

片付け方

ゴーヤの栽培が終わったら、片付けをします。

片付ける時期

緑のカーテンは、収穫が終わったら根元から切って片付けをします。日差しが和らいで、9月頃になったら片付けの準備です。

やり方

根を切って、そのまま放置しておくと葉やツルが黄色になります。さらに時間がたつと、全体が茶色く乾いてきます。枯れた状態ですね。

根の部分も枯れて簡単にぬけるようになっています。完全に枯れたら、細かく切ったら袋に入れてゴミに出します。

注意点

完全に枯れた枝や根は、燃えるゴミなどで出すことができます。

しかし、自治体によって違いますので、確認をしましょう。

ゴーヤの保存方法

たくさん収穫できたゴーヤの保存方法です。

冷蔵保存

数日保存したいときは、冷蔵保存しましょう。ゴーヤはそのままでは中から腐食しますので、縦に2つ割にし、中の綿と種を取り除き、ラップでしっかりと包んで保存します。

冷蔵保存なら利用する時に、すぐに切って使うことができます。

冷凍保存

ゴーヤーは縦半分に切り、種とわたをスプーンなどで除き、5mm幅くらいに切ります。ジッパー付きのビニール袋に入れて、できるだけ空気を抜いてジッパーをしめ、冷凍保存しましょう。

電子レンジで解凍し、使います。

一度茹でてから、冷凍保存する方法もあります。

干しゴーヤ

ゴーヤは干すと、栄養価が高まります。そこで、ゴーヤを2つに割り、中の綿や種を取り除き、薄くスライスし干します。

キッチンペーパーに、重ならないように一枚一枚並べて、乾燥ネットに入れて干しましょう。

干しゴーヤはそのままゴーヤチャンプルーに利用することができます。

簡単?!ゴーヤのベランダ栽培につてい詳しく解説します!のまとめ

ゴーヤは美味しい実が収穫できるだけでなく、夏のグリーンカーテンとしても利用できます。

マンションのベランダはもちろん、狭い庭のリビングの前で育てることもできます。

暑い夏の中、元気なゴーヤを育てて、色々な料理にチャレンジしましょう。