水耕栽培に必要な道具は?基本の道具から水耕栽培キットまで徹底解説

水耕栽培を始めようとすると、気になるのが揃える道具のことですね。初めて水耕栽培に挑戦する人は何から揃えていいのか、どこで購入すればいいのか迷うところです。

道具を揃える時に利用するのは2通りの方法があります。

1つは、ほとんどの道具を100円ショップで購入するやり方です。

もう1つは、水耕栽培キットを利用するやり方です。

向き不向きがあって、日頃100円ショップを利用する人は水耕栽培の道具も100円ショップで購入する方が楽でしょうし、全部揃っていた方が便利に感じる人には、キットが向いているでしょう。

ここでは基本の道具から水耕栽培キットの特徴までご紹介しますので、自分にピッタリな道具選びを見つけてください。

水耕栽培の基本道具

水耕栽培に最低限、必要な道具は容器と土台です。液体肥料が入った水(養水)を入れる容器と、種を植え付ける土台(培地といいます)があって、栽培する野菜の種が決まったら水耕栽培を始めることができます。

容器

容器選びのポイントは、栽培する野菜の種類や大きさなどに合わせたものを選ぶことです。容器の高さや、必要な水の量に耐えられる強度も考えます。

空き容器

<食品トレイ、イチゴパック、ペットボトルなど>

使った後の食品トレイは、種から栽培するスポンジ水耕栽培に向きます。2~3cmほどに四角くカットしたスポンジの表面に切り込みを入れて、そこに種を蒔いていきます。

イチゴパックのように食品トレイよりも深さがある容器には、密集してできるスプラウト系や葉物野菜が向きます。

葉物野菜は外側の葉からとって食べて、内側の芯を残すと何回でも収穫できます。

ペットボトルの容器は自作できる容器の定番です。500mlでも2Lでもいいですが、2Lの方が根っこが伸びます。

飲み口のある方から3分の1ぐらいまでカットして、残った容器の胴体部分に、切った飲み口の部分を逆さまにして差し込んで作ります。そこにスポンジで育てた苗を置きます。

他にインテリアとして面白い容器が、雑貨屋などで売っている試験管です。いくつか試験管が並んでいて1つの置物になっているものの場合には、ひとつひとつの試験管に葉っぱを入れるだけで絵になりますね。

家にある容器

<空き瓶、タッパー、プラスチックコップ、紙パック、水切りネット、プラスチックかごなど>

キッチンにある容器も使うことができます。シャレた空き瓶を使うと簡単にインテリアになります。

タッパーやプラスチックコップなどにも色づけすると、シャレた雰囲気に様変わりします。

紙パックや水切りネット、プラスチックかご、ざる付きパッドなどキッチンにあるものは、工夫次第で容器に使えます。

他にも自分のアイデアでいろいろ実験的にやってみてもいいですね。そんなことができるのも水耕栽培のいいところです。

土台

スポンジ(手軽)

キッチン用のスポンジを使えるのは手軽でいいですね。ゴシゴシ洗いができるよう固い部分がついているスポンジは、カッターで固い部分を切り取って使います。

最初から四角に切ってある、柔らかめのファンデーション用スポンジを使うという手もあります。

水耕栽培用の素材

スポンジが一般的ですが、石を高温処理してできたハイドロボールやバーミキュライトもメリットがあって人気があります。

<ハイドロボール>

ハイドロボールは軽石のようなもので、バーミキュライトよりも粒が大きい素材。排水性に優れているので種の培地には向きません。

スポンジで発芽して苗にまで育った時点で、ハイドロボールに移し替えする作業をします。

向かない野菜もありますが、何回でも使い回しができるところがメリットです。

<バーミキュライト>

バーミキュライトとは「ひる石」と呼ばれる原料を高温処理したもので、保水性、通気性に優れていて無菌です。

スポンジが培地の場合よりも株が安定することや、ハイドロボールのように苗の植え替えが必要ないことがメリットです。

ネットやホームセンターで買うと大袋になってしまいますが、100均では小袋も販売していて使いやすいです。

<ロックウール>

スポンジと同様に使われる培地です。保水性に優れていて、液体肥料が入った水(養水)の栄養素を十分に吸収できる培地として優れています。

水やりを忘れがちな方には最適です。

水耕栽培であれば便利なもの

容器と土台と種が揃えば、とりあえずは水耕栽培を始めることができます。

とはいっても、美味しい野菜を育てるためには心遣いも必要で、次のようなものがあれば役に立ちます。

ピンセット・毛抜き

種をつまむなど

種をつまんでスポンジなどの培地に入れる時は、手でやってしまうと、指先にたくさんついてしまうこともあります。

確実に一粒づつ培地に置くためには、ピンセットや毛抜きでつまんで入れるのがベストです。

間引きする時にも役立ちます。

トイレットペーパー

種を保湿

種に栄養が十分行き届くためには、保湿が必要です。保湿に適しているのは、ティッシュペーパーよりも水分の吸収がいいトイレットペーパーです。

ダブルよりもシングルが向きます。ダブルのものは1枚ずつ剥がして使います。

エアポンプ

肥料を循環させ成長を促進

エアポンプは必ず必要というわけではありませんが、根腐れ防止や成長促進をサポートするためには必要です。

値段は1000円程度で、水耕栽培キットについているものもあります。

水に溶けている酸素濃度が夏は低下するので、エアポンプを使って酸素を供給してあげると野菜が元気になります。

また、酸素を容器に送ることで、液体肥料の入った養液が循環して栄養が均一になるメリットがあります。

LEDライト

LEDライト付きの水耕栽培キットもあります。

LEDライトは室内の陽当たりの悪さをサポートするだけではなく、育てる野菜に合わせて適切な光の調整ができるところがメリットです。

気をつけるポイントは、野菜全体に光が行き渡るようにすることです。

便利な水耕栽培キット

道具や種、液体肥料まで入っている水耕栽培キットは、便利で手軽で失敗も少ないので初心者にはおすすめです。

最も手軽に始められる

水耕栽培キットを使うだけですぐに始められるので、道具選びや種選びなどに時間をかけたくない人や、失敗したくない人に向きます。

簡易なものなら2000円前後

葉物野菜やスプラウト系、ハーブなど水耕栽培に適していて簡単なものなら、2000円前後でネットやホームセンターでも購入できます。

LED付き、ポンプ付きなど本格的なものも

LED付きやポンプ付きになると費用もかさみますが、個別に購入するよりもキットで購入した方が安上がりです。

土台以外は繰り返し使える

種を蒔いて発芽した土台は一度使えば終わりですが、その他の容器や液体肥料、道具類は再利用できるのでコスパはいいです。

選ぶ時のポイントを確認する

キットを選ぶ時には、いくつか決めておくことがあります。

栽培したい野菜、野菜の収穫量、LEDライトつきにするかどうか、予算をどのくらいにするかなどを把握しておくと間違いが少ないです。

水耕栽培に必要な道具は?基本の道具から水耕栽培キットまで徹底解説のまとめ

水耕栽培を始める時の道具選びには2通りの方法がありました。

道具類選びが苦痛でない方は、ぜひ自分で楽しみながら道具類を揃えていってください。いろいろな栽培法ができるのも水耕栽培の特徴ですから、オリジナルなやり方を見つけられるかもしれません。

水耕栽培キットを利用したい方は、最初は葉物野菜を小さいスペースで栽培できるキットから利用してみましょう。

いろいろなキットを試してみるのも楽しみになりますね。

どちらの方法を選ぶにしても、楽しみから水耕栽培をスタートすることが、水耕栽培を始めるうえで一番大切なことです。そして、やればやるほど面白くなるのも水耕栽培の特徴です。