編み図とは?記号と読み方をわかりやすく解説!正しい編み方を覚えよう

編み物をする時に、必要なものがレシピつまり編み図です。料理や裁縫のレシピと同じで、編み物の出来上がりまでの流れを言葉と図で説明したものです。

しかし、初めて編み物をする人にとって、編み図だけでは編み上げることはできません。しかも、本によっては一部の編み図が省略されていることがあります。

それでは、編み物に必要な編み図と記号、読み方について分かりやすく解説していきましょう。

編み図とは?

編み図は、編み物を製作するための、出来上がりまでの形を図形で示したものです。

雑誌、編み物の本、手芸店などで専門家が作製した編み図を入手することができますが、インターネットの普及により、無料の編み図配布サイトというものも増えています。

編み図は、インターネットからダウンロードできるだけでなく、パソコンを利用して編み図を描くこともできるようになっています。

編み物を製作するための手順図

編み図は、イメージした編み物作品を製作するためには、どんな順番で、どう編んでいくと自分が作りたい形に出来上がるかを図で表したものです。

編み物を製作するための手順図ですが、全てを詳細に言葉で表しているわけではありません。

編み図の記号を見ながら、それを理解して形にして行きます。

パターンとも呼ばれる

編み図のことをパターンとも言います。完成形と同じ作品になるように、編む手順や素材・大きさを表しています。編み物をする人は、決められたパターン(編み図)を見ながら、適した材料を用意して、編み上げていきます。

ルールを持つ編み図記号で表現

編み図では、一定のルールを持つ記号(編み図記号)で編み方が示されています。出来上がったときの全体の形、必要な毛糸の量や種類など、作品を作るために必要な情報も提示されています。

編み図からわかること

編み図は、編み物をするための基本のレシピになります。本の写真や手芸店の編み物作品を見て、編み図通りに編み物をすると同じものを作ることができます。

全体の形

編み図からは、出来上がったときの全体の形を読みとることができます。

模様編みを入れたり、セーターの袖の形がわかるようになっています。

編み方を示す記号

編み図の中に描かれている記号は、どのような編み方かを示します。

これを見ることで、メリヤス編みや長網み、縄編みとどんな編み方をするのか、どれくらいの量を編むのかが、解るようになっています。

寸法・目数・段数

編み図には、寸法や目数、段数も示されています。寸法は普通サイズと、前後のサイズが示されていますが、体格がいい人用の編み図が掲載されている本もあります。

編み図にある寸法に合わせて目数や段数などの指示もあり、編み図通りに編むと、見本と同じものが出来上がるようになっています。

目の増減

マフラーのように、まっすぐに編むものを除き、目の数の増減も表示されています。

特に、セーターやベスト、カーディガンなどは首や袖がまっすぐではありません。首に添って丸くなるように目が減らされていたり、袖の形に添って目が増やされることもあります。

編み図では、まっすぐに繰り返し編むところは省略されていますが、増やし目や減らし目は、しっかりと分かるように示されています。

しかし、簡易編み図では、数字がかかれているだけで、伏目の方法が書かれていないこともありますので、初心者の人には難しい場合があるかもしれません。

使用する針のサイズ

編み物は、使用する針のサイズによって、ゲージが変わってしまいます。

そこで、編み図の中では、指示された大きさになるよう、使用するための最適な針のサイズも示されています。

必要な毛糸の量

さらに、編み図の説明書きでは、必要な毛糸の量や番手(太さ)・種類なども示されていることがあります。

毛糸の種類や太さによって、出来上がりの形や大きさが違ってくることもあります。

ベテランの人なら自分なりに応用することもできますが、初心者の人は、できるだけ本やインターネットサイトの編み図に書かれている、毛糸を用意するようにしましょう。

そしてこの時、間違ってもいい様に、毛糸を1~2玉ほど余分に用意すると良いでしょう。

編み図の種類

編み物の編み図と言っても、色々な種類があります。

初心者向けの詳しい編み図と、中級以上の人向けの途中を省略した簡略編み図です

詳細編み図

詳細編み図は、初心者向けの小物を編む時に使う編み図が多くあります。

例えば、ショールやテーブルクロス、花瓶式などです。

花瓶式では一段目が何目鎖網をし、次に困編みを、その次はと一段一段、編み図記号が最後まで表示されています。

とても分かりやすいですが、大きなセーターやカーディガンでは、あまり見かけません。

初心者や小物を編む人向けの編み図になります。

簡易編み図

セーターやカーディガンなどの大物を編む人は、ほとんどが中級以上になります。

そのため編み図は簡略型、簡易編み図がほとんどで、同じことを繰り返すところが省略となっている、記号そのものがなく、言葉で示されている、ということもあります。

中級者以上に向けた編み図は省略されていることも多い

簡易編み図は、中級者以上に向けた編み図になります。そのため、記号が省略されていることが良くあります。

中には、出来上がりの形に、目の数だけが書かれているものもあり、初心者では、どんな編み方をしているのか、どうやって目を増やしたり減らすのか、わかりずらいこともあります。

伏せ目段の省略など

簡易編み図のほとんどは、伏せ目段を「-10目」「2-2-2」といった数字だけが書かれています。

袖付け下線は、脇線から急に内側に向かってカーブするため、いきなりたくさんの目を伏せなければなりません。

しかし、どうやって目を伏せるのか、ということは簡易編み図には書かれていないことが多くあります。

中には、簡易編み図でも、伏せ目の始まりだけが書かれていることもありますが、そのあとは省略されていることがほとんどです。

省略部分について編み方説明に記載されていたりする

編み物の本の場合は、省略されている部分について、編み方が解らない人のために、本の後ろの方に、編み方の説明が書かれていることもあります。同じページの端にある場合もあります。

例えば、右から5列は「メリヤス編み」「中心は模様編みA」とある場合、模様編みAについて、書かれていますので、探してみましょう。

特に、模様編みは、ある程度指定されていないとわからないため、必ず説明が記載されています。

インターネットの編み図では、複数ページではないため、本をそのまま配信しているサービス以外では、ある程度のスキルがないと、難しい場合があるかもしれません。

編み図の読み方

編み図には、一定のルールがあります。漫画を読めない、という人はどこから読んだらいいのかわからない、ということですが、編み物初心者の人のなかには、編み図のどこがスタートかわからないという人もいるでしょう。

編み始め

編み図を見て、編み物のスタートはどこかが不明な人のために、編みはじめ、つまり0地点をご紹介しましょう。

基本は下の段から読んでいく

基本的な編み図では、編み物は下から読み、編みはじめは右手からになります。

セーターやマフラーなどは、右手下が0地点、スタートになります。

かぎ針編みは中心からの場合も(円形)

かぎ針編みでは、円形のものと四角い形状のものでは編み始めが異なります。

円形のものは、中心から外側に、放射線状に広がるように編んでいきます。四角に仕上げる時は、棒針編みと同じで、右手下から順に編みます。

矢印(→←)が編み進んでいく方向

編み物は、必ずしも円形や四角い形状ではないため、矢印で編み進んでいく方向を示したものもあります。

奇数段は右から左

基本的な編み方は、奇数団は表面になり、こちらは右から左に編みます。

偶数段は左から右(裏面)

偶数段は裏面となり、この場合は表と逆の左から右に向かって編んでいきます。

編み図はできあがりを表から見た図

手芸が好き、裁縫が好きな人の中には、衣服を縫う人も増えています。衣服や布小物のレシピは、基本的に縫う側、つまり裏面から見た図になっています。

しかし、編み物の編み図は、出来上がりを表から見た図、布の時とは逆になります。

棒編み裏面で裏編みをすれば表編みになる

棒編みの面白いところは、偶数段の裏面で裏編みをすると、出来上がりは、全て表編みになるようにできています。

編み図記号の見方

編み図記号は、棒針を使うか、鍵針を使うかで違います。

棒針編みの記号

棒針編みの記号は、「裏目」「表目」「かけ目」「右目通し交差」「ねじり目」「伏せ目」などの種類があります。

右利きの人なら、右手側の針をどのように糸にかけて左手側の糸を取るか、によって出来上がりの模様が異なります。

これを、編み図記号で表しています。「伏せ目」や「右増し目」など間違えると、出来上がりの形そのものが違ってしまう重要な記号もあります。

 表目 裏目かけ目右上二段一度右増し目左上三目一度中上三目一度ねじり目右上交差右目通し交差
すべり目浮き目引き上げ目編みだし増し眼

左右の記号は、右・左どちらかだけになっています。

かぎ針編みの記号

かぎ針編みの記号は、鎖網を基準に作られています。丸く編むことが可能なため、円形に作り上げるショールなどを得意とする編み方です。

鎖編み目細編み目中長網み目長編み目長長編み目中長三目の玉編み目中長編み交差細目二目一度中長二目一度中長三目一度
長網三目増やす長編み三目一度畝編み引き抜きピコッと

編み図とは?記号と読み方をわかりやすく解説!正しい編み方を覚えようのまとめ

編み図は編み物を作るためのレシピです。

お料理を作る時に、レシピ通りに作ると美味しく仕上がることと同じで、編み物も編み図通りに正しく編むと、きれいに仕上がります。

編み図の読み方を正しく覚えて、作りたい編み物作品を、ぜひ作って下さい。