編み物にかかる時間について 1日でできるものから半年まで

趣味には、様々なスポーツや料理、お菓子作りから楽器の演奏まで色々あります。その中でビーズ手芸や編み物、小物作りを始める人もいます。

いつでもできるけれど、どれくらいの時間がかかるのかわからないのが、手芸や編み物です。普段手芸をしている人なら、編み物にかかる時間もほぼ同じ、と思うかもしれません。

しかし、編み物は小物から大物まであり、かかる時間も様々です。

編み物の特徴

編み物はコースターや花瓶敷きのような小物から、セーターやドレスまで様々です。編み物は慣れてくるとどんどん手際が良くなり、かかる時間も短くなります。

しかし、慣れるまではほつれたりやり直しをしたり、大きさがアンバランスになってしまい、時間がかかることもあります。

短時間ずつ中断しながら進められる

編み物の良いところは、家事や仕事の合間の短時間に作業を行い中断しながらも進められるところです。

場所を問わず編める

また、編み物は読書をするくらいの両手を動かすことができるスペースがあれば、作業をすることができます。こたつに座りながら、テレビを見ながら、病院の待合室と周囲への危険を考えながら注意をして作業をすれば、場所を問わずに編むことができます。

完成までに時間がかかる

編み物は大物になればなるほど、時間がかかります。

しかし、自分ができるところから少しずつ始めることで、徐々に大きなものでも時間をかけずに作れるようになります。まずは、簡単にできる小さなものから始めてみましょう。

編み物にかかる時間

飽きっぽい安い人は、あまり大物から始めるのはやめましょう。できるだけ期間が短い、簡単なものが良いですね。

完成までの期間のめやす

完成までの目安は、1日に何センチくらい編むことができたか、を測って目安を計算してみましょう。

例えば、幅22cm×120cmのマフラーや15cm×80cmのメビウスショール、20cm×160cmのスヌードを作る時、自分が1時間でどれくらい編むことができたかを測ってみます。

マフラー:スヌードは2日~1週間程度

手が早くて1時間に20cmくらい編むことができる人なら、短いメビウスショールなら2~3日くらいで編み上げることができます。長いマフラーの場合は、もう少し時間がかかりますが、集中して編むことができれば3~4日くらいで編むこともできます。

スヌードは捻じりながらつなげるメビウス編みのショールがのことですが、メビウスショールよりも少し長めで、ざっくりとしたネックウォーマーのようなショールを表します。

出来上がりの長さによっても違いますが、ざっくりと編むスヌードは1時間に進む量も多いため、早い人の中には1日で編み上げてしまう人もいます。

セーター:ひと月~半年

セーターは、薄手のものから厚手のものまであります。手編みの中で一番作ってみたい最終目標にしている人が多い編み物がセーターになります。

セーターはただ編むだけでなく、それぞれを組み立てて一枚のセーターに仕立て上げます。編む能力とパーツを組み立てて服にする能力が必要になります。糸始末も必要になりますので、少し練習をしてから始めましょう。

手際や慣れ、編み物に割く時間によって差がある

編み物はたくさん編めば編むほど手際が良くなり、慣れていきます。手が自然と動くようになると、鍵針編みや棒針編みの基本編みは、テレビを見ながらでもできるようになります。友だちと編み物を学ぶと、慣れるうちにおしゃべりをしながら編むことができます。

ながら作業でもできるようになると、編み物が苦にならなくなります。おしゃべりをしながらの編み物は、趣味として楽しむことができます。

編み方や道具、糸の太さによっても左右

どんな編み方をするかによって、道具や糸の太さが違います。太い糸でザクザク編んでいくと、すぐに長さや量を編むことができます。

しかし、細い糸ではなかなか進まないため、時間がかかります。

編み物を早く編む方法

編み物を早く編むためには、色々な方法があります。中には、雑に編んでも上手に編むことができる毛糸もあります。それでは、どんな毛糸を選ぶのが一番良いのでしょうか。

糸の選び方

シンプルな毛糸は、簡単に編むことができる反面、ミスも目立ちます。細い毛糸はなかなか先に進みません。そこで、シンプルだけれど先にザクザク編むことができる毛糸が良いですね。

編みにくい毛糸を選ばない(ファー、ループ、太さが均一でないもの)

毛糸はファーやループがある、太さが均一ではないものは、ごまかしがきく反面編みにくいため、一目間違うとやり直しが難しくなります。特に、糸の間に撚りが入っていたり、凹凸があるとその部分が引っかかってしまい、編みにくくなります。さらに間違った時、ほどくことが難しくなります。

そのため、間違えても簡単に糸をほどいてやり直しができる、そしてある程度太さがあり進みが早い毛糸をお勧めします。

合太~並太程度の太さが編みやすい

一番編みやすい毛糸は、合太~並太程度の毛糸になります。ある程度の太さがあると、ザクザク編みことができます。凹凸もないため、針がひっかることもなく、間違っても、ほどきやすくなります。

少し慣れたら並太の毛糸で、模様編みを入れると、楽しみながら編むことができます。単純作業が苦手な人は、縄編みや市松模様など色々と工夫をしてみると楽しくなります。

針の選び方

編み針は、竹製、金属製、プラスチック製があります。

プラスチックはすべりやすいですが、すべりすぎて毛糸が抜けてしまうのが難点です。初めての人は竹製、または金属製から始めましょう。

竹製より金属製がすべりがよくスムーズ

特に、鍵針編みは、金属製の方がすべりがよくスイスイと編むことができます。棒針編みの場合は、金属製のものがない太さもありますので、竹製を選びましょう。

2本の棒針よりも短めの輪針

棒針よりもさらに編みやすいのが、輪針です。輪針は、先が竹製になっていて、途中から細いコードになっています。普通の棒針は2本の長い竹製やプラスチック製の棒を使って編みます。

曲がらないため、編み終わったところがひっかり邪魔に感じることもあります。玉つきでないと、抜けてしまうこともあります。

しかし、短めの輪針は編み終わった部分は、柔らかいコードに糸が流れていきます。輪になっているため、簡単にぐるぐると編むだけで、どんどん編むことができます。

針先は尖りぎみのほうが目を拾いやすい

針先が危ないと尖りがないものがあります。

しかし、針先が丸いものは目を拾う時に、上手く入らずに目が拾いにくいというデメリットがあります。大人が編み物をする時は、先が丸いものよりも尖っている方がストレスなく編むことができます。

アメリカ式とフランス式

実はメリヤス編みという棒針編みでは、フランス式とアメリカ式があるのをご存知でしたか。実際に編んでみると、人によって左手に糸をかけて編む人と、右手に糸をかけて編む人がいます。

もしかしたらその人のクセと思っていた人もいるのではないでしょうか。これこそ、編み物を教えてもらった人によって違う「フランス式」と「アメリカ式」になります。

基本的にはフランス式のほうが早く編める

どちらが早く編めるのか、と言うと基本的にはフランス式の方が早く編むことができます。筆者は子供のころに祖母からフランス式を教えてもらっていたため、フランス式でずっと編んでいました。

昔から編み物をする人は、生徒に教える時もフランス式で教えている人が多いようです。

アメリカ式(右手で一目ごとに糸をかける)

アメリカ式は、右手で一目ごとに糸をかけて、糸を手前に引き抜きます。一目ごとにかけるため、初心者でも編み目を落としてしまう心配がありません。

アメリカ式は、時間がかかるといわれますが、慣れてくると早く編む技術を身につけることができます。

アメリカ式は、長い糸を右手の薬指にかけます。針を目に通したら右手の糸を外し、向こう側から糸をくるっと針先にかけて、手前に引きます。そして、目を1つ外します。

これを繰り返していきます。1目1目丁寧にかけるため、目を落としてしまったり不ぞろいになりにくいのが特徴です。

<人差し指に常に糸をかけておくflickingだと早く編める>

表編みはこの方法で編んでいきますが、裏編みをする時に右手のかけ方を変えると、アメリカ式でも素早く編むことができます。それをflickingと言います。表が編み終わり裏返しした時、右手の薬指に長い糸をかけ、さらに手元の糸を右手の人差し指にかけます。

一目すくうごとに、右手にかけた糸をかけていくと、スイスイと進んでいきます。一目一目、いちいち右手にかけ直す必要がないため、とても早く編むことができます。

フランス式(左手に糸をかけて編む)

フランス式は、左手に長い糸をかけて編む方法です。フランス式は、右手で針を持ち左手で持った糸をすくって手前に引く方法です。ずっと左手に糸を持ち続けることができるため、一目一目かけ直すことがありません。

<フランス式のほうが比較的早く編める>

フランス式の良いところは、ずっと糸を左手の人差し指にもったまま、右手の針だけを動かすため、比較的早く編むことができます。

しかし、あまり早く進もうとすると目を落としてしまうことがあります。焦って目を落とさないように注意しましょう。

長い間中断しない

編み物を始めたのに、急に忙しくなり中断してしまうことがあります。

しかし、中断期間が長いと手の使い方が変わり、急に編み目の大きさが変わってしまうことがあります。

中断して1日、2日と間があくと手際がにぶる

中断期間は、長くても1日くらいにしましょう。たかが1日、2日ですが慣れたところで、手先の使い方が急に変わってしまうことがあります。せっかく身についた編み方の手際がにぶることもあります。

病気などで開けてしまう時も、1段でもいいので続けておくといいかもしれません。

スピードアップ時の注意点

早く編もうとして失敗してしまうのが、目を落としたり間違って編んでしまうことです。特に、模様編みをしている時、目を数えながら編んでいるのに、途中で惰性になってしまい、間違ってしまうことがあります。

目を落としたり、間違えやすい

早く編む時に一番注意することが、目を落としてしまうことです。特に、ファーやループなど撚李が複雑な毛糸は目を落としやすいため、注意することが必要です。

また、減らし目や増やし目の時に、焦っていると間違ってしまうことがあります。前の段から増やすはずだった、減らすはずだった、といった間違いもあります。失敗すれば、大きな時間ロスになります。気を付けましょう。

一段一段確認をしながら間違えない、というのも早く編むためには必要なことです。

編み目が揃わない

編む時に、目が揃わないこともあります。特に、疲れても早く編み上げたいと焦ると、それまできつめに編んでいた手が、急にゆるくなってしまったり、気持ちを切り替えるためにきつく編んでしまうことがあります。いくら早く編み上げても、疲れたら少し休憩することも大切です。

両利きの人の特権

右利き・左利きと人には利き手があります。両利きの人の中には、右から編んで、裏返すことなく左から編む、という人がいます。

生まれつき左利きの人の中には、書道や料理、鋏で切るという作業のために子供のころから両手を使うため、左右がほとんどバランスよく使える人がマレにいます。こういった人は、編み物も早く編むことができる、という特権があります。

編む以外に必要な作業

編み始める前の準備もしっかりとしましょう。特に途中で糸がなくなってしまった、レシピの説明が解らなくなった、と中断すると、ますます余計な時間がかかってしまいます。

デザイン・編み図の製作(レシピ本や既成編み図どおりの場合は不要)

自分でどんなデザインの作品を作りたいのか、編み図の製作をすることもあります。

また、レシピや既成の編み図どおりに編む時でも、初めて見る記号はしっかりと確認しておきましょう。

いざ、その場所になって解らなくなり、他人に教えてもらったり、中断してしまうと挫折してしまうことがあります。あらかじめ、どんな編み方なのかを確認してから編み始めましょう。

糸探し

毛糸の太さやデザインによっては、本やレシピ、編み図のイメージとは違ってしまうこともあります。自分が仕上げたい作品に、選んだ糸がふさわしいかどうか解らない時は、手芸店の人に確認してみるのも良いですね。

道具の準備

編み方と同じで、途中でない道具があると焦ってしまいます。特にセーターやカーディガンなどの大物は、作り上げた後に組み立てが必要です。しっかりと必要な道具の準備をしてから編み始めて下さい。

ゲージをとる

レシピ通りでも、編み時の手加減は人それぞれです。どれくらいの手加減で編むとレシピと同じ大きさに仕上がるのか、ゲージをとって同じ加減で編むことができるようにしましょう。

どうしてもきつめになってしまう、ゆるめになってしまう人は、一度計測し直すことも必要になります。ただし、ゆるめに編むと毛糸の種類によっては洗濯で縮んでしまうこともあります。できるだけレシピ通りに編めるようにしましょう。

(編む)

細編み、メリヤス編みなど基本の編み方はできても、縄編みや長々編みなど記号が解らないということもあります。記号がどんな編み方を示しているのか、あらかじめ調べてから始めましょう。毛糸を購入する時、一緒にレシピを見せてお店の人に聞いても良いですね。

水通し

毛糸の種類によっても違いますが、出来上がったら一度水通しをします。また、編んでいる間に手の脂や汚れがつくこともあります。

水通しといっても実際にはぬるま湯になりますが、洗面器や桶にぬるま湯を張って、その中に出来上がった作品を入れ一度水分を馴染ませます。すると風合いが良くなります。水通しをした後は、バスタオルなどの上に置いて、乾かします。

サイズ確認

出来上がったらサイズ確認をします。せっかくできたのに、きついゆるいなどがないようにしっかりと最後まで出来上がりを確認しましょう。

レシピ通りに作れば、ほとんどのサイズが異なることはありませんが、手がゆるくて大きく出来上がってしまった時は、アイロンのスチームを当てて、形を整えてみましょう。

編み物にかかる時間について 1日でできるものから半年までのまとめ

編み物は簡単にその日だけでできるものから、半年かかるものまであります。

いくら作ってみたくても、いきなり大物に挑戦するのは危険です。途中で挫折し、編み物が嫌いになってしまいます。

まずは、自分の力量を考えて簡単にでき上るものから始めてみましょう。

※下記の箇所、構成案が逆だったので、修正して記載しました。└アメリカ式(左手に糸をかけて編む)⇒(右手で一目ごとに糸をかける)

人差し指に常に糸をかけておくflickingだと早く編める
フランス式(右手で一目ごとに糸をかける)⇒(左手に糸をかけて編む)
フランス式のほうが比較的早く編める