DIYに必要な材料の種類や特徴と選び方

DIYを始めるにあたり、必要な材料を事前に抑えておきましょう。材料と一言で言っても木材や塗料などにも様々な種類があります。もちろん材料によっては、値段や質、使いやすさなども異なり、作りたいものに適した材料があります。

その他にも材料の特性や購入場所、使い方なども事前に抑えておくと迷わずに欲しいものだけをスムーズに購入することができます。知っていそうで知らない材料について詳しく知っておくだけで安心してDIYを始めることができるのでぜひ参考にしてみてください。

材料の種類と選び方〜木材編〜

木材は、種類がとても多いです。カテゴリーごとに分けて詳しく説明していく必要があるくらいに種類が多いですが、DIYで使用する木材なだけなので大工さんほど詳しくならなくても良いです。まずは、気になるポイントだけを抑えておいてください。

木の名称(木口、木端、木表、木裏、節)

木の各部には、名称があるので把握しておきましょう。DIYの作り方の説明で動画や直接教えてもらえる際は、有り難いうえに名称を理解していなくても大丈夫ですが、文字によるDIYの作り方の説明の際は、木の名称をきちんと把握して理解しておく必要があります。

木口︰断面方向の切断面であり、木材の年輪部分が見えます。

木端︰断面方向の切断面であり、年輪の縦方向です。

木表︰木材の外側方向に当たる面です。

木裏︰木材の中心方向に当たる面です。

節︰全ての木材に節があるわけではなく、木の枝があった部分が節になります。

木の特性(木裏が膨らむ形で反る)

木は、呼吸をしている生き物ですので乾燥や湿気などによって木材が変形してしまうことや割れることがあります。もちろん木には、香りや温かみ、弾力性など優れた点が多々ありますが、変形や割れだけではなく、燃えやすい、腐りやすいなどといったマイナスな面もあります。

変形においては、木裏が膨らむ形で反ることが1番多いと言えます。木材は、水分を含んでいますが切ることにより水分が抜けていき収縮します。収縮することにより変形や割れが生じていきます。先ほども説明したように木は、自然界の生き物なのでこのような特性は、仕方ないことなのです。

木材の種類(SPF材、集成材、合板など)

木材の種類は、大きく分けて「木材、集成材、合板」の3つあります。1つめの木材は、原木から切り出した加工をしていない無垢の木材のことです。木材のなかでも特に「SPF材」と呼ばれる安価で加工しやすいものがDIYで最もよく使われています。木材のメリットは、木目が美しいことです。SPF材に特化したメリットは、柔らかくて扱いやすいので初心者にも向いていることだと言えます。

逆にデメリットは、無垢で加工していないため反りやすいです。また、木材は、比較的高価なものであり、幅が大きめのものは太い原木から切り出す必要があるためさらに入手しにくくなります。

木材というくくりにも関わらずSPF材は、逆に安価で入手しやすいですが、キメが粗いうえに木の密度が低いため水分を吸いやすく、天候やシロアリの影響を受けやすいです。

2つめの集成材は、小さな木材を接着剤で貼り合わせた木材のことです。集成材のメリットは、見た目は木材とよく似ていますが、木材と異なり反りや割れに強いです。強度もあるので家具など大きなものに使われることが多いです。

逆に集成材のデメリットは、高価なことです。また接着剤を使用しているため接着剤の寿命が集成材の寿命になり、耐久性にはややばらつきがあります。

3つめの合板は、別名「ベニヤ板」とも呼ばれ、薄く切った板を何層か貼り合わせた木材のことです。合板のメリットは、強度があり反りや割れに強いにも関わらず安価です。

また、厚さやサイズのバリエーションが豊富なため何にでも使用することができます。逆に合板のデメリットとしては、先ほどの集成材と同様に接着剤を使用しているため耐久性にはややばらつきがあります。また、木目がないため木の質感は得られにくいと言えます。

3つのなかでメリットやデメリットがそれぞれありますので作るものなどによって適しているものを選択します。

木材の樹種による特性(杉、松、タモ、檜、桐など)

木材と一言で言っても樹種により様々な種類があり、性質も異なります。性質を知って適した場所に使用する必要があります。よく使われる木材の性質を1つずつ説明します。

日本で最も多く植林されているので安価で手に入りやすく、日本の気候に適しています。また、木目が真っ直ぐ通っており、柔らかくて扱いやすく幅広い用途で用いられています。

杉の代用として用いられることがあり、塗装の仕上がりが綺麗なので造作材として使用されます。

種類が多く、ねじれやすくヤニが多いので耐水性があり強度が高いです。安価なので床や梁として使用されることが多く、使い込むと艶が出てきます。

タモ

硬くて弾力性があり、木目が真っ直ぐです。家具や装飾に使われますが、中国産がほとんどを占めています。

乾燥性が良く狂いが少ない木材です。柔らかくて軽いですが、強度と耐震性、防虫性に優れており、柱や土台に使われる優良な木材です。光沢感や香りに人気であり、高価な木材です。

檜葉

腐りにくく耐水性が高いです。独特の香りでシロアリを寄せつけず、腐りにくいことから土台によく使用されています。

軽いうえに柔らかく加工しやすい木材です。割れも少なく吸湿性に優れているためタンスによく使われます。しかし、白っぽく強度がないのが難点です。

木材の購入方法(材木店、東急ハンズ、DIY専門店、ネット通販、ホームセンターなど)

木材は、様々な場所で購入することができます。身近なところでは、ホームセンターで購入する方が1番多いと考えられます。材木店やDIY専門店、ネット通販など様々な購入場所があり、それぞれにメリットやデメリットがあります。

材木店やDIY専門店は、品揃えが豊富でアドバイスや加工等もしてもらえますが、店舗数はあまりないことが事実です。ネット通販は、重い木材を家の玄関口まで配達してもらえるところが助かると言えます。

しかし、実際に手に取ることができないので質や強度などを確かめたいときには不向きです。やはり、店舗数も多く、品揃えも豊富なホームセンターで購入することがいちばんと言えます。また、加工もでき、木材以外の材料も揃います。実際に木材を手に取って欲しい材料を揃えられます。

木材を購入する際のポイント(目的に合った木材を選ぶ、品質をチェックするなど)

木材を選ぶ際には、値段や見た目だけではなく、用途に合わせて購入しましょう。木材を選ぶ際に重要視するポイントは2点です。1点めは「屋内で使用するか、屋外で使用するか」、2点めは「小物を作るか、大物を作るか」です。

屋外では、雨や風などの天候が影響するので耐水性や耐湿性に優れているものが良いでしょう。また、大きいものを作る際には、大きな木材を使用する必要があるため耐久性に優れている必要があります。購入する際は、事前に専門の詳しい方に教えてもらうべきです。

材料の種類と選び方〜塗料編〜

塗料の種類もかなり豊富です。種類だけではなく、塗料の組み合わせ方や塗り方次第でアレンジができ、自分だけの素敵なものが完成します。種類や塗り方をあげていきます。

塗料の種類(水性塗料、油性塗料)

まず、水性塗料と油性塗料の大きく2種類に分けることができます。この違いは、溶剤に異なりがあり、水性塗料は主に水で油性塗料は主にシンナーが使用されています。溶剤とは、樹脂類や着色剤を溶かして塗りやすい状態にしたもののことです。

特徴は後ほど説明しますが、どちらも乾いてしまえば水には溶けないので屋外や水回りでもどちらでも使用できます。

塗料の種類による特徴(溶剤、洗浄、匂い、密着度、光沢など)

それぞれの視点から特徴を説明していきます。刷毛の洗浄や塗料の希釈は、水性塗料は水で油性塗料はペイント薄め液が必要になります。匂いは、水性塗料は少なく油性塗料は強いです。

密着性は、水性塗料は普通で油性塗料は高いです。光沢は、水性塗料が出にくいのに対して油性塗料は出やすいです。このように特徴が異なり、簡単にまとめると水性塗料は、匂いがないため身体に有害物質がなく安価ですが、乾きにくく重ね塗りが必要ですので工程が面倒です。

一方、油性塗料は、仕上がりが綺麗なうえに塗りやすく耐久性に優れていますが、匂いが強いうえに保管が難しく価格が高めです。

一概にどちらが良いとは言えないので、好みで使い分けましょう。

ステイン塗料の種類(水性ステイン、油性ステイン)

塗料には、浸透する「ステイン塗料」と塗膜を作る「造膜塗料」があります。造膜塗料については後ほど説明します。

ステイン塗料は、木材用の着色剤であり水性ステインと油性ステインに分けられます。造膜塗料と異なり塗膜を作らないため、木目は生かされやすく手入れしやすいですが、汚れや傷がつきやすく保護作用はありません。水性ステインと油性ステインは、先ほどの水性塗料と油性塗料の違いとほぼ同じであり、水かシンナーかによる違いです。室内では水性ステイン、仕上がり重視であれば油性ステインがおすすめです。

ステインの塗り方

紙やすりで木材を整え下地を作ります。刷毛でステインを塗り、乾燥する前に布で拭き取ります。早めに拭き取ると薄く、時間をおいて拭き取ると濃くなります。塗り、拭き取りを繰り返し完成です。しっかり乾燥させるたびに塗ると綺麗に仕上がります。

材料の種類と選び方〜造膜塗料編〜

先ほど説明したように塗膜を作るので木目を生かすことはできませんが、木材の保護作用は優れています。塗膜とは、コーティングのことで色落ちや色移りを防ぎます。

造膜塗料の種類(ワックス、ウレタンニス)

造膜塗料は、ワックスとウレタンニスに分けることができます。ワックスは、木材に塗ると少し浸透して残りは、表面を薄い膜でコーティングします。

ウレタンニスは、色のついた半透明の塗膜を作り、乾燥するとプラスチックのようになり保護作用があります。

造膜塗料の種類による特徴

ワックスは、薄い膜で保護するので触り心地は、木の質感が残っています。深みのある色合いになり磨くとツヤと光沢が出て簡単にアンティーク調にできますが、熱と水に弱い性質があります。

ウレタンニスは、塗り重ねると色が濃くなり質も硬くなり木材を保護しますが、傷が目立ちやすい特徴があります。また、再度塗装する際には、全てニスを剥がしてから塗る手間があります。

ワックス、ウレタンニスの塗り方

ワックスの塗り方は、紙やすりで木材を整えて布やスポンジにワックスをつけて木材に刷り込みます。その際には、手袋を着用するようにします。乾燥したら磨いて完成です。

ウレタンニスの塗り方は、紙やすりで木材を整えて刷毛でウレタンニスを塗ります。木目に沿って塗り、乾燥させてから再度塗るを繰り返します。塗り重ねると色が濃くなります。

DIYに必要な材料の種類や特徴と選び方のまとめ

材料は、木材から塗料までそれぞれに様々な種類があります。木材においては、種類を使い分けるうえで室内か屋外かによって使い分けることがいちばん大切だと考えられます。また、ひび割れや反りがないものを選びます。

塗料においても、種類は多々ありますが好みの問題になります。今は、保存しやすいうえに質も油性塗料に負けず劣らずの水性塗料が人気になっているのが事実です。色の濃さや質感など好みや風合いに合わせて作りましょう。

それぞれの良い特徴を生かした材料を選びDIYを楽しみましょう。満足できる自分だけのDIYの作品が出来上がります。