刺繍を飾りたい!額の選び方や飾り方についてご紹介!

刺繍作品にも色々な種類があります。実用的なもの、装飾的なもの、そして絵画のように刺繍で描く美術的なものもあります。

絵心がある人はもちろん、図案集を使うと世界の名画も刺繍することができます。

せっかく出来上がった美しい絵画の刺繍を、そのまま放置しては勿体ないですね。そこで、家のリビングや玄関に飾るというのも素敵です。

今回は刺繍の飾り方や保管の方法についてご紹介します。

刺繍を飾るにはどうすればいい?

ブックカバーやハンカチ、ポーチなどに刺繍したものは、そのまま持ち歩くことができます。

しかし、生地の状態の刺繍絵画を、そのまま作品として残しておきたい、ということもあります。

特に、風景や名画を図案にしたものは、持ち歩くよりも飾っておきたいですね。せっかく作った刺繍作品を飾るには、いったい何が必要になるのでしょうか。

額縁とマットで飾るのがおすすめ

まず、刺繍を飾るには額縁を用意しましょう。額縁といっても表彰状を飾る額縁や油絵を飾る額縁、ジグソーパズルを飾る額縁と様々です。

刺繍を飾る額は、一般的なデッサン額と呼ばれている紙を飾るのに適している額を選ぶと良いでしょう。

額縁は、さほど高級なものでなくても大丈夫ですが、額縁の内側にサイズの補正や作品を固定するための「マット」があると、きれいに額装することができます。

マットがないと見栄えが悪くコストも手間もかかってしまう

刺繍をする生地は紙のようにB4や四つ切といったサイズで販売していません。当然、刺繍を刺した生地は額縁のサイズに仕上がっている可能性はほとんどなく、そのため生地にあった額縁を探すのは容易ではありません。

作品のサイズにあったものを探すのは、大変手間ですし、また刺繍部分がきれいにバランスよく額の窓枠から出ていないと、見栄えも悪くなります。

そこで、額縁と生地の間にマットを挟みましょう。マットを挟むことで、生地の大きさと額縁の大きさが合わなくても補正することができます。

さらに、マットが生地を固定するため、ガラスやアクリル板の表面カバーを乗せても額の中で生地がよれたり、ずれることを予防します。

直接生地だけを入れると、ゆとりがあると生地が滑って下の方に下がってしまったり、きつすぎると生地とカバーが密着してしまいます。

生地が下がらないように、きつめに表面カバーを固定すると、せっかくの刺繍の立体感がつぶれてしまい、窮屈で見栄えが悪いものになってしまいます。

刺繍作品をきれいに見せて、額縁にしっかりと固定するためにも、マットを挟みましょう。

刺繍に合う額縁やマットの選び方

額縁に入れて刺繍を飾る時、額縁の大きさと刺繍作品の大きさを考えて選ぶ必要があります。

見せたい刺繍より少し大きめのフレームを選び、マットで調節する

まずは、額縁の大きさを決めます。額縁は、刺繍の出来上がり部分(見せたい部分)の寸法に対し、一回り大きな額縁を用意します。

どれくらいの余裕があると良いか、というと全体に縦・横100~150mm大きな額縁を用意すると綺麗に作品を収めることができます。

例えば、作品の絵柄部分が200mm×300mmなら、額縁は300mm×400mm程度の大きさのものが適当なサイズとなります。

額縁のサイズを考えるときは、刺繍をした生地全体の大きさは切ったり隠すことができるため、考える必要はありません。あくまでも見せる部分の寸法を基準に選びましょう。見せる部分とは、周囲にマットを挟んで窓抜きになる部分です。

そして、生地の上にマットを乗せることで大きさの調節をして行きます。

刺繍作品の場合は、ダブルマット(マットを二重にする)をおすすめします。下側のマットにははっきりとした色がついたものを、上側のマットは白いものを入れると、刺繍作品が引き立ちます。

作品の背景が白の場合は、はっきりとした色のマットのラインが絵全体の縁取りになります。

ボリュームのある絵柄には太めのフレーム、繊細な絵柄には細目のフレームがおすすめ

額縁には、太め出しっかりとしたフレームと、細目のすっきりとしたフレームがあります。

額縁が派手すぎるとせっかくの作品が目立たなくなります。ボリュームのある絵柄には太めでもシンプルなデザインのものを、繊細な絵柄には細目で薄い色の額縁を合わせてみましょう。

額装はシンプルにするのが、刺繍作品をきれいに見せるポイントです。

刺繍の素材感にはスエードや布マットが質感が合う

マットには、薄手のものや厚手のもの、布製のものなどがあります。布製にも麻やスウェードのものがありますが、刺繍には布製のものが合います。

花や鳥などのあっさりとしたものなら麻のマットを、風景や名画の刺繍ならスウェードのマットなど質感を合わせるのも大切です。

作品を綺麗に見せるにはマット幅は5-7cm程度

作品を綺麗に見せるマットの幅は50mm~70mm程度になります。ダブルマットの場合は、白と色付きで合わせて70mm以内になるのが理想的です。

額縁とマットの上手な選択で、刺繍をより綺麗に見せる工夫をしましょう。

額への飾り方とポイント

額縁が用意できたら、作品を飾ってみましょう。

作品はアイロン掛けをして綺麗に伸ばす

作品はアイロンがけをして綺麗に伸ばします。

両面テープでマットの裏側に貼り付ける

両面テープで、マットの裏側に刺繍を固定します。この時、一般的な文具用の両面テープは、刺繍に黄色い染みが出る場合があります。そこで、写真などを張る時に使う中性の両面テープというのがありますので、こちらを使用します。

刺繍は製作する過程でどうしてもある程度の歪みが生じています。刺繍の歪みや皺を直しながら、額縁に納めて下さい。

マットからはみ出た刺繍はカットする

マットからはみ出た刺繍はカットします。内側に折り畳んで額縁に納めるのは難しく、折りたたんだところが見た目に影響が出る可能性もあります。マット外側よりも、若干小さ目にカットすると綺麗に仕上がります。

刺繍生地を両面から挟むように、刺繍裏側にもマットを貼り付けるようにして補強をしておくと安心です。

少し手間になりますが、刺繍の最も良い額装方法は、刺繍生地に裏から紙を貼る裏打ちをすることです。

額以外の刺繍の飾り方アイデア例

額縁で額装するほどではない、でも、可愛らしく飾りたい、という作品もあります。そんな時は、もう少し手軽に飾ることができる方法を試してみましょう。

刺繍枠をフレームに使う

刺繍の飾り方でよく見かけるのが、刺繍枠そのものをフレームに見立てて飾るということです。

刺繍が終わったら、そのままチャコペンの汚れを落とし、アイロンをかけてもう一度フレームにはさみます。フレームそのものを額縁に見立てて飾ることができるため、わざわざ額縁を用意する必要がありません。

タペストリーにする

タペストリーにしましょう。タペストリーを作るには、上下の丸い棒、飾るための紐またはロープ、飾るための画びょうやフックがあれば簡単に作れます。

刺繍作品をきれいにアイロンをかけます。生地の両端を縫います。

刺繍生地の上下に棒を通すための通し部分を作って縫います。

棒の太さにもよりますが、2.5~3cmの三つ折りにして端ミシンをします。三つ折りの中に棒を通します。ロープは棒の長さの2倍くらいの長さに切ります。

棒の両端にしっかりとロープを結びつけるとタペストリーの出来上がりです。

オーナメントにする

小さめの刺繍は、オーナメントにしたりつるし飾りにすると可愛いです。図柄によっては家の中にクリスマスやハロウィン、春夏秋冬など季節感を出すことができます。

飾らない刺繍作品の保管方法とポイント

それでも刺繍を飾り切れない、飾るようなスペースがない、という場合は保管することになります。

いつか家を建てたときに飾ろう、と考えているワンルームで生活をしている人もいるかもしれません。

そんな人のために、きれいなまま刺繍を保存するための方法をご紹介しましょう。

湿気によるカビや変色を防ぐために湿気を防ぐ

繊維は湿気が原因でカビ、変色をすることがあります。また、日の光で劣化することもあります。

そこで、日陰で乾燥した場所で保存することが大切です。

一番良いのは、密閉したプラスティックケースなどに乾燥剤を入れる、または通気性の良い衣装ケースに入れて保管しておきましょう。

日の当たらない場所で保管する

繊維は紫外線で劣化してしまいます。そこで、押し入れの中などで保管します。

作品はできるだけ平置きで重ねて保管する

作品はたたまず広げたまま、平置きで重ねて保管します。この時、一枚一枚の間にハトロン紙などを挟んでおくと良いでしょう。

たまに作品を取り出して影干しする

ずっと収納箱に入れておくと、乾燥剤も効果がなくなります。年に一度くらい出して、日影で影干しします。

刺繍を飾りたい!額の選び方や飾り方についてご紹介!のまとめ

刺繍が好きになると、いつの間にか作品がたくさんたまっていきます。

作品は額縁に入れて飾ると、芸術品のようになります。他にもタペストリーにしたり、オーナメントで飾ることもできます。

しかし、飾る場所がないと保管することになります。

いつか自分の作品の刺繍で部屋を飾るためにも、正しくきれいなまま保管をしましょう。