フェルティングニードルを使わずに石鹸で代用する方法

今人気のニードルフェルトは、ふんわりとしたやさしさが魅力的な手芸の一種です。ニードルフェルトを作るには、ニードルという羊毛フェルト専用の針を使うのが一般的ですよね。ニードルは針なので、うっかりすると指を刺して痛い思いをしたという人も多いのではないでしょうか。

実は、ニードルを使わなくても作品を作ることができるのです!針を使うから危ない、難しそうと思っていた人でも、この方法なら簡単に作品作りに挑戦できるのではないでしょうか。小さな子供やお年寄りでも大丈夫です。

今回は、ニードルを使わない方法とは、ヒントは石鹸です。一体どのようなものなのかをご紹介しましょう。

フェルティングニードルとは

フェルティングニードルについてご紹介します

フェルティング専用の針

フェルティングニードルとは、フェルティング専用の針のことを言います。一般的な洋裁用の針は先端がスーッと伸びていますが、ニードルは先端がギザギザになっています。このギザギザは、羊毛フェルトを刺し固めるのに必要なものなのです。

ニードルで、誤って指を刺してしまうとやっぱり痛いです。始めのうちは、指サックなどで指を守ってあげるのがいいかもしれませんね。指を刺さないように、十分気を付けましょう。

羊毛を針で繰り返しつついてフェルト化させる

羊毛フェルトを針で繰り返しつつくことで、ふんわりとしていた羊毛が段々とフェルト化していきます。ニードルで刺しただけなのに、固まっていくなんてとても不思議ですよね。

羊毛フェルトは羊の毛からできているので、そのキューティクルが剥がれることによって固まっていくのです。羊毛フェルトは、ニードルで刺せば刺すほど固まって、ドンドンと小さくなっていきます。好みのサイズと風合いになるまで繰り返し刺していきます。

針を使わずにフェルト化することも可能

一般的には、ニードルフェルトはニードルと言う針を使って固めていきます。そのため、針が苦手だとか、器用じゃないからと言ってしなかった人もいるでしょう。しかし、羊毛フェルトは針を使わなくてもフェルト化することができてしまうのです。

針を使わなくて済むのなら、小さい子供やお年寄り、針が苦手な人でもやってみたいと思うでしょう。この方法なら、誰でもニードルフェルト作りを楽しむことができるのです。

普通の針との違い

では、普通の針とはどのように違うのか、詳しく解説していきます。

針先がギザギザしている特殊な作り

専用の針のニードルは、一般の針とは違い針先がギザギザしている特殊な作りになっています。どうしてギザギザなのか不思議に思いますよね。そのギザギザの形が、羊毛フェルトを固まらせるのに必要な訳です。

一般的な縫い針、待ち針やつまようじではギザギザがなく代用できない

ニードルは、一般的な縫い針、待ち針、つまようじなどでは代用できません。普通の針のように先端がスーッと伸びていては、羊毛フェルトは絡まないので固まっていかないのです。先端の凹凸が大事な役目を果たしています。

フェルティングニードルの代用になるもの

作品作りには、ニードルを使わなくても簡単に代用できるものがあります。簡単にできるのでお子様と一緒に楽しむこともできますよ。

石鹸(洗剤)をまぜた水

それは一般的に家庭にある洗剤で代用できます。洗剤と水を混ぜて石鹸水を作れば、ニードルフェルトを簡単に作ることができるのです。

用意する石鹸水の割合は、水500mlに洗剤5滴ほどです。

もし、洗剤を入れて泡立ち過ぎるようなら水を足してみてください。普段洗濯するときのように多くの洗剤を使って泡立たせる必要はありません。

フェルト化できる

羊毛は、石鹸水を使うことでフェルト化することができます。手を使ってこするだけで羊毛がフェルト化するのです。形が完成した後は、不要な石鹸水を水で洗い流し乾かすだけです。小さな子供でも出来るので針が苦手な人におすすめです。

ボールやコースター、ブローチなどの作品作りが可能

石鹸水を使って作品を作ってみようと思ったら、試しにフェルトボールを作ってみてはどうでしょうか。石鹸水を含ませてコロコロと手で丸めるだけでできてしまいます。

コースターやブローチなども作れますのでいろいろ試してみましょう。

石鹸水で羊毛フェルトを作る方法

では、実際の作品の作り方を簡単にご紹介しましょう。

羊毛を巻いて土台をつくる

羊毛フェルトを使ってフェルトボールを作るには、羊毛を約30~35㎝カットします。幅約1~2㎝縦に細長く裂き、1個分にします。

そして、細長く取った羊毛を約5㎝カットしておきます。細長く取った羊は、いろいろな方向に巻き丸いボールの状態にします。

土台を羊毛でくるむ

約5㎝にカットした羊毛をほぐして広げボール状の羊毛をくるみます。始めからしっかりと丸い状態にしておきましょう。緩めのボールだと形が崩れやすいので、硬めに丸めておきましょう。

石鹸水でフェルト化させる

できれば、40℃くらいのぬるま湯で、水500mlに対して洗剤5滴ほどを入れて、石鹸水を準備しましょう。多くの洗剤は必要ありませんので、入れ過ぎて泡立たせないようにしましょう。

石鹸水にボール状の羊毛フェルトを湿らせ、やさしく包むように丸めていきます。表面の羊毛がしっかりなじんだら、両手を使ってコロコロと転がしながら形を整えていきましょう。

転がした分だけ小さく固まっていくので、好みのサイズになるまで続けましょう。

すすぐ

丸いボールになったら、水で石鹸水を洗い流しましょう。そして、乾いたタオルでやさしく包んで水分を取り除きます。フェルトボールは、半日~1日乾かせば完成です。乾いたフェルトボールは、金具やワイヤーを使うことでイヤリングやネックレスなどにできます。

また、ビーズやパール、リボンなどと組み合わせると素敵に仕上がります。いろいろと工夫を凝らすことで、作品作りの幅が広がり楽しみも増えていくでしょう。

コースター(丸型)作り

丸形のコースターを作ってみませんか?作り方をご紹介します。

クリアファイルをカットする

クリアファイルを、仕上げたいサイズより少し大きめにカットします。羊毛フェルトは作業中に少しずつ縮んでいきますので、その分クリアファイルを大きめにしておきましょう。

また、クリアファイルでなくても、お菓子の型やビンのふたでも代用できます。

羊毛フェルトを交互に並べる

平らな場所に大きくラップを敷き、石鹸水が飛び散らないようにしておきましょう。その上に羊毛フェルの繊維の向きが交互になるように、1層目が横なら2層目は縦という具合に並べます。

厚みが足りなければ、交互にもう2層足しましょう。

石鹸水でなじませる

好みの厚さになれば、石鹸水をかけビニール手袋をした手でこすっていきます。ビニール手袋を付けることで、羊毛の滑りがよくなり指のふやけも軽減されます。

何度かこすっていくうちに羊毛がフェルト化してきます。ときどきつまんでフェルト化をチェックしてみましょう。

フェルト化したら型から外す

好みの厚みと硬さにフェルト化したら型から外します。ふちや裏側にも石鹸水をかけてこすることで、全体にきれいに仕上がります。

洗剤を洗い流し仕上げる

形が整ったら、石鹸水を水でしっかりと洗い流します。乾いたタオルでやさしく水分を取り除き、アイロンをかけて形や毛並みを整えます。アイロンの温度は、ドライの中温くらいが丁度いいでしょう。

びっくり!フェルティングニードルを使わずに石鹸で代用する方法のまとめ

羊毛フェルトは、ニードルを使わないと作品が作れないということはありません。石鹸水を使うことで簡単に作れてしまいます。ニードルが苦手と思っている人でも、羊毛フェルトを使って作品作りが簡単にできます。

最初はフェルトボール作りから始めて、アクセサリーなどの作品に仕上げたり、コースターを作ったりしてみましょう。ドンドンと作品を完成させて、ニードルフェルトを楽しんでみませんか。