羊毛フェルトの土台作りと芯材について

かわいくて癒される、そんなニードルフェルトを作ったことはありますか?何度か作っていくと動物の体全体を作りたいとか、少し大きいサイズの作品に挑戦したくなってきますよね。普通の羊毛フェルトをたくさん使うと実はコストがかかります。

ニードルフェルトの中身の部分を羊毛フェルト以外の芯材にすることで、高価な羊毛フェルトを使用しないで済みます。

また、芯材を使用することで作品作りがスムーズになり、楽しくニードルフェルトを作ることができるんです。

今回は、羊毛フェルト作りにおける土台の芯材について詳しくご紹介しましょう。

羊毛フェルトの土台に使う芯材とは

まずは、土台に使う芯材についてみていきましょう。

羊毛フェルトの作品の中に詰めるもの

作品作りにおいて、ある程度のサイズを作るときには、土台となる芯材を入れるのがいいでしょう。芯材は、羊毛フェルトより安価で、ニードルを刺す時間が少なくて済みます。芯材の上に羊毛フェルトを覆いかぶせてチクチクするので、外から芯材は見えることはありません。

しかし、上にかぶせる羊毛フェルトの量が少ないと透けることもありますから、見えないように量を調節しましょう。

小さな作品を作る場合は羊毛だけでOK

芯材を使うと時短にもなり作りやすいのですが、使うとサイズが大きくなるので、小さな作品には不向きでしょう。その場合は芯材を入れずに、羊毛フェルトだけでの方がいいしょう。

ぬいぐるみサイズの大きさがある場合には芯材があるとよい

ぬいぐるみなどのように、少しサイズの大きいものを作るときは、芯材があると便利です。芯材を入れずに大きな作品を作ると時間と労力、費用がかかってしまいます。

高価な羊毛を大量に使用するのはもったいない

大きな作品を羊毛フェルトだけで作るとたくさんの量が必要になってきます。羊毛フェルトは高価なので、芯材で代用できるならその方がいいでしょう。

中心となる芯がしっかりしていないと形成がうまくいかない

中心の芯材がしっかり刺し固まっていないと、緩めのところがへこんだりして形成がうまくいかなくなります。できるだけ全体的に均一な硬さになるようにする方がいいでしょう。

時間短縮になる

芯材を使うことで時間短縮につながります。ニードルで芯材を刺し固めることで、羊毛フェルトより時間が少なくて済みます。

購入できる羊毛フェルトの芯材

ニードルフェルト用のベース素材

ニードルフェルト用のベース素材は、ニードルの刺さり具合もよく時間短縮に最適でしょう。初心者でも扱いやすいのでおすすめですが、それほど安くもありません。ベース素材には、ハマナカの「ニードルわたわた」などがあります。

ニードルわたわたは、カラーが何色か出ていますので、表面に使う羊毛フェルトの色に近い物を選ぶことであまり透けるのが気にならないので使いやすいですよ。

手芸綿

手芸綿は、手芸店や100均などでも取り扱っているので、リーズナブルな価格という点でおすすめです。手芸綿は、粗目のポリエステル綿がいいでしょう。綿によってはまとまりの良くないものもあります。自分に合ったものを探してみるといいでしょう。

キルト芯

キルト芯は、平たい形をしているのでそのまま使ってもいいし、手芸綿と組み合わせて好みの形にすることもできます。キルト芯も手芸綿と同じように、メーカーによる違いがあります。

発泡スチロール(球体などで売っている)

球体などで売っている発泡スチロールは、動物の顔やリースなどに使うことができます。ニードルを使って球体を作る作業を省くことができるので、時間短縮に繋がります。

また、きれいな球体をしているので作業がしやすいでしょう。

メラミンスポンジ

メラミンスポンジは、水を含ませるだけで汚れを落とせる掃除用品です。メラミンスポンジは、カッターなどで大体の形に切ります。その上から羊毛フェルトで覆い、ニードルで刺し固めて肉付けをしていくときれいに仕上げることができます。

また、メラミンスポンジの四角い形を活かして作るときは、四角に整える作業が省けるのでとても便利な芯材と言えるでしょう。

骨組み:ワイヤー、テクノロート

作品のサイズが大きい場合や手足を付けるときにおすすめです。ワイヤーやテクノロートを使っての骨組みは、しっかりとしたバランスの良い作品作りにおすすめです。土台がしっかりしているときれいに仕上げることができます。

また、作品にポーズを付けたいときには、ワイヤーなどを使うことでスムーズに動かせるのでいいでしょう。ニードルを刺すときにワイヤーやテクノロートなどに当たるとニードルが曲がったり折れたりすることがあります。気を付けて刺すようにしましょう。

羊毛フェルトの芯材の代用になるもの

羊毛フェルトの芯材の代用になるものはいくつかあります。使い勝手がよくリサイクルなどなら、コストがかからない場合もあるので、代用品をいろいろ試してみるのもいいでしょう。

軽量粘土、紙粘土

芯材の代用品として、軽量粘土や紙粘土などを使うことができます。形が自由自在に変えられるので、どんな作品にも使えます。重さが少しありますので、使う場所や量に気を付けましょう。

牛乳パック

牛乳パックも芯材の代用品として使うことができます。牛乳パックは、ある程度の大きさがあるので、はさみなどで簡単にカットできます。

トイレットペーパー

トイレットペーパーも芯材の代用品として使うことができます。トイレットペーパーは、簡単に量の調整ができ、いろいろな形を作ることができます。

綿棒

ワイヤーなどを使うのに抵抗がある場合は、綿棒でも代用できます。綿棒は、ニードルで刺してしまっても折れにくいので作業を進めやすいです。比較的耐久性はありますが、長さが決まっているので使う範囲が限られるかもしれません。

羊毛フェルトの土台の硬さ

では、ちょうどよい土台の理想の硬さについて詳しくご紹介します。

カラー羊毛をかぶせる場合には土台はしっかり固めておく

ベースとなる土台はしっかりと固めておく方がきれいに仕上がります。カラー羊毛をかぶせて刺し固めるときに柔らかい部分があれば、その箇所だけへこんだり全体的に小さくなったりします。その場合は、カラー羊毛を足さなければいけなくなり、時間とコストが余計にかかります。

針をさしているうちに土台もフェルト化し、想定より小さくなってしまう

羊毛フェルトは、ニードルで刺せば刺すほどサイズが小さくなっていきます。土台も同じように刺すことでフェルト化するので、想定より小さくなってしまうことがあります。刺すことで小さくなることを考えて、適した大きさで土台を作ることがコツになります。

羊毛フェルトの仕上がりの硬さ

だんだん形になってくると嬉しいものですが、仕上がりの硬さに迷うこともあるかと思います。そこで仕上がりの硬さの目安についてご紹介していきましょう。

仕上がりの硬さは基本的には好み

羊毛フェルトは、ニードルでチクチク刺すことによって固まっていきます。刺す回数が多ければ多いほど、ドンドン羊毛フェルトが硬くなります。作品の仕上がりの硬さは、人によってそれぞれなので、どのくらい固くしなければいけないということはありません。

身に着けるアクセサリーなどの場合はしっかりと固め

羊毛フェルトを自分で作る場合は、自分で硬さの調節ができます。ふんわりとした柔らかめの羊毛フェルトはとても癒されます。

しかし、アクセサリーなどのように手で頻繁に触れたり、何かに当たったりする可能性のあるものは、固めがおすすめです。

何度も触れたり物に当たったりすることで、形が崩れたり歪んでしまうことがあります。そうならないためにも、身に着けるものは固めに作っておきましょう。

飾るだけの人形などは柔らかめでもよい

羊毛フェルトの作品でも、飾るだけの人形などは柔らかめでも問題はありません。しっかりと安定して飾れる状態ならどんな硬さでも問題ないでしょう。柔らかい方が、やさしい雰囲気が出ていい作品になることもありますよ。

コスト削減もできちゃう作り方!羊毛フェルトの土台作りと芯材についてのまとめ

ニードルフェルトを作るときには、土台にニードルフェルト用のベース素材や手芸綿などを使うことでリーズナブルに作れたり、作業がしやすくなったりします。

また、土台の芯材はリサイクル品などを代用するとエコにもなるので、いろいろ試してみるといいでしょう。芯材を使うことで、ニードルフェルト作りの幅が広がります。

たくさんの作品を作っていくことで、始めた頃より素敵なニードルフェルトが作れるようになっているはずです。いつしか、ニードルフェルトの魅力に気付いてもらえればうれしいです。