羊毛フェルトの表面を綺麗に仕上げるコツ

ニードルフェルトは、ふわふわしていてかわいいと最近人気がありますよね!材料も少なく始めやすいので、作ったことがある人も多いのではないでしょうか?

しかし、ニードルフェルトを作ってみたけど、思ったような綺麗な仕上がりにならなかったという悩みはありませんか?そんな悩みも原因がわかれば、すぐにきれいな仕上がりにすることができます。

綺麗に仕上げるコツというものは、特に難しい技術がいる訳ではありません。羊毛フェルトのコツさえわかれば、すぐにきれいな仕上がりに役立ちますよ。

今回は、羊毛フェルトの表面を綺麗に仕上げるコツについて詳しくご紹介しましょう。

表面の仕上げがうまくいかない例と原因

ニードルフェルトを作るのにあまり慣れていない最初の頃だと、表面の仕上げなどが上手くいかず、でこぼこや毛羽立ち、針の刺し跡が残るということがあります。その原因と改善方法を知ることで、きっとすぐに綺麗な仕上がりになることでしょう。

でこぼこ、毛羽立ち

羊毛フェルトの繊維が上手く絡み合っていない場合は、表面がでこぼこになったり、毛羽立つが目だったりしてしまいます。

繊維がうまく絡み合っていない

羊毛の繊維と繊維の隙間が大きいとニードルを刺してもスカスカして刺し固めることができていないことがあります。そんなときは、もっと固めに羊毛フェルトを巻き固めてから、ニードルで刺していきましょう。安定した硬さに落ち着くまで、ニードルでチクチクと刺していくといいでしょう。

刺し方が足りない、粗い

ニードルの刺し方が足らず深く刺さっていない、刺す回数が少なく見た目に粗いという場合は、でこぼこになったり、ふわふわ後れ毛のように繊維の毛羽立ちが目立ったりすることがあります。

羊毛フェルトは、基本的にしっかりとニードルで刺すものなので、刺す回数は思った以上に多く、根気のいる作業なのかもしれません。

また、偏った刺し方などすれば、一部または数か所にへこみが出たりすることもあるでしょう。羊毛フェルトは、満遍なくニードルで刺すことで、きれいな仕上がりになっていきます。

針の刺し跡が残る

羊毛フェルトは、ニードルでしっかりと刺し固めるものですが、刺し過ぎもよくない場合があります。

刺し過ぎて硬くなりすぎ

あまり刺し過ぎてしまうことによって、針の刺し跡が残ったり、ニードルが折れやすくなったりということに繋がってしまうことがあります。

表面を滑らかに仕上げるコツ

始めてニードルフェルトの作品を作ったときは、ニードルを刺しているのに羊毛フェルトのまとまりが悪い、思ったように仕上がらないということがあるかもしれません。そんなとき、何をどうしたらいいのかと悩むこともあるでしょう。

表面を滑らかにするなどのように、羊毛フェルトを扱うにはちょっとしたコツがあります。そのコツがわかれば、きっと誰でもきれいに仕上げることができるでしょう。

ニードルを使い分ける

ニードルには種類があり、作業工程によって使い分けることが大切なポイントとなります。ニードルの違いを理解し使い分けることで、ストレスなく上手く仕上げることができることでしょう。

太針:より早く羊毛を固める

ニードルの太針は針が太いので、羊毛フェルトの表面に針穴が目立ちやすくなってしまいます。

そのため、羊毛フェルトの作り初めの段階でのみ使うのがおすすめです。羊毛を早く固めることができ、作品のおおまかな形成に役立ちます。

細針:細かい作業

太針を使うと早く羊毛が固まるなら、最後の仕上げまで使えばいいんじゃないの?と思ったかもしれません。

しかし、ある程度刺し固めていくと羊毛に刺さりにくくなったり、目立つ穴ができることもあるので、美しく仕上げる作業には向いていません。

そのため、太針の次の段階には、細かい作業に適している細針で刺していき、最終仕上げは極細の針を使うのが一番いい方法といえます。

表面仕上げには極細ニードルが適している

細針で羊毛の形が整ってきたら、最後の表面の仕上げには極細ニードルを使ってみましょう。

極細ニードルを使ってみるとニードルの種類の違いが分かり、刺し心地と作業工程においての使い分けに納得することができますよ。

羊毛フェルトは、極細ニードルでこまめにチクチクと根気強く刺すことで、全体的に整ったきれいな仕上がりになっていきます。極細ニードルは、深く指す必要はありません。表面を整えるだけなので、やさしくチクチクと細かく動かすだけでいいのです。

手でこする

たくさんニードルを刺したけど、どうしても細かい毛が出て気になってしまうという人は、手でこすってみましょう。

手でこすることによって、羊毛の繊維と繊維が絡むのできれいにまとまっていきます。

刺し過ぎない

羊毛フェルトは、あまり刺し過ぎてもよくありません。

刺し加減は、作る人の好みですが、あまり刺し過ぎるとカチカチになってニードルが刺さりにくくなったり、無理に刺して折れてしまったりすることがあります。

刺していくうちに、刺さりにくいと感じたら、そろそろ次の段階のニードルに変えるか、最終仕上げということになるでしょう。刺し過ぎにも注意が必要ということになりますね。

ニードルの種類について

ニードルの種類を太針、細針、極細とご紹介しましたが、メーカーによっては、名称が「スピード針」というように違う場合があります。

また、メーカーによって、太さや先端のでこぼこに違いがあります。

ニードルの先端にあるでこぼこは、「バーブ」と呼ばれています。このバーブもメーカーによって、数や位置、深さなどが違います。

先端にバーブが集まっているニードルは、浅く刺しただけでフェルト化しやすいです。作業効率がとてもいいと言えますが、作業が進むにつれて刺しづらくなってくるというデメリットがあります。

バーブが分散されたニードルは、深く刺さないといけませんが、均一にフェルト化しやすいメリットがあると言えるでしょう。

どうしてもうまくいかないとき

ニードルの種類にも気を付けて、手でこすったり、刺し過ぎにも気を付けたりしたけど上手くいかない。そんなときの最終手段は一体どうしたらいいのでしょうか?

毛羽立ちが残ってしまう場合は、ハサミでカット

極細のニードルで刺したけど毛羽立ちがどうしても気になってしまうというときは、小さなハサミでカットしてしまっても大丈夫です。細かい繊維部分はカットしても全く問題がありません。

こうした細かくて面倒と思う作業を地道にこなすことで、プロ並みのきれいな仕上がりに近づいていくことでしょう。

最終手段:羊毛を追加して表面をやり直す

あれこれ試したけど、上手くいかない場合は、羊毛を追加してやり直すという方法があります。この時気を付けたいのが、いかにも「追加しました!」というように追加した羊毛との境目が目立ってしまうことです。

境目が目立つときれいに見えないと思った場合は、追加する羊毛フェルトを固まりでかぶせず、少しほぐしてから必要なところにふんわりと覆いかぶせてからニードルを刺していきましょう。そうすることで、元の羊毛にしっかりとなじんでいくはずです。

わかれば納得!羊毛フェルトの表面を綺麗に仕上げるコツとは?のまとめ

羊毛フェルトは、とても簡単に作品を作ることができます。

しかし、羊毛フェルトの扱いとニードルの使い分けができていないと想像していたようなきれいな作品ができないこともあるでしょう。

ニードルは、作業工程に応じて、「太針→細針→極細」というようにニードルを変えていくことで、仕上がりが見違えるように良くなって、プロの作品に一歩近づけます。

ちょっと面倒だなと感じても、仕上がりに大きな差が出てしまいます。もし、手持ちのニードルが一本だけなら揃えてみることをおすすめします。