羊毛フェルト作品と羊毛の保管方法

初心者でも簡単に始められるのが、羊毛フェルトの魅力のひとつ!自分の飼っていた愛犬や愛猫を羊毛フェルトで作ってもらう人も最近では多くなりましたよね。自分で作ったものやプレゼントでもらったニードルフェルトは、身に着けたり飾ったりすることで楽しむことができます。

そんなニードルフェルトは、繊細なので取り扱いには少し注意が必要です。特に、大切に残しておきたい作品なら、保管方法にも気を付けたいところです。羊毛フェルトの性質を理解して、一番いい方法で保管するにはどうすればいいのかを知りましょう。

今回は、羊毛フェルトの作品と羊毛の保管について詳しくご紹介しましょう。

羊毛の性質と劣化

まずは、羊毛の劣化について性質と合わせて、みていきましょう。

たん白質系繊維

羊毛フェルトは、たん白質系繊維で動物繊維の一種になります。主成分は、たん白質の一種のケラチンです。肌触りがやわらかくしわになりにくい性質です。摩擦に弱く、虫の害を受けやすい特徴があります。

からまりやすい

羊毛フェルトは、基本的に絡まりやすい性質を持っています。ほこりなどもすぐに絡まってしまい良くありませんが、羊毛同士でも同じことが言えます。違う種類やカラーの羊毛をそのまま密着する状態で置いておいたら、いつの間にか絡まっています。

日光や湿度の影響を受けやすい

羊毛は、直射日光や湿度の高い場所にはとても弱い性質を持っています。太陽の光が直接当たらない日陰で風通しの良いところが一番適していると言えるでしょう。

湿度が高いとカビなどが発生しやすくなってしまいます。それにより、羊毛の変色や腐る原因になるかもしれません。締め切った部屋や車中などは、高温多湿になりやすいので避けた方が無難でしょう。

保存方法に注意が必要

ホコリが積もってしまうと、羊毛の繊維の隙間に入り込んだり絡まったりしまい、それをきれいに取り除くのはなかなか難しくなります。ホコリや汚れなどがつかないような保管方法にしましょう。

変色、虫が湧く、匂いがつく

羊毛フェルトは、粗雑に扱っていると変色したり、虫がついたり、匂いがついてしまうことがあります。お気に入りの作品がそういう被害にあわないとも限りません。棚にむき出しに飾っているとホコリもかぶってしまうので劣化の恐れがあるでしょう。

羊毛の保存の仕方

羊毛を大切に扱うために、上手な保存方法をご紹介します。

湿気吸収を避ける:長期保管の場合はシッパー付きの袋やケースに入れて密封

羊毛フェルトは繊細なので、湿気などにも注意が必要です。湿気の吸収を避けるために、長期保管になる場合は、シッパー付きの袋やケースに入れて密封しておいた方がいいでしょう。その際には、羊毛の種類とカラーは分けるようにしてください。

時間が経ったり羊毛同士が少し触れあったりすることで、絡みやすくなってしまいます。できれば、まとめて1つのジッパーに入れてしまわないで、小分けに保管することをおすすめします。

虫を防ぐ:防虫剤

羊毛フェルトの虫食いを防ぐには、衣類などでよく使う防虫剤がいいでしょう。防虫剤を使うと匂いがつくのではないかと心配する人もいるかもしれません。

もし、匂いが気になったら、風通しのいい場所にしばらく置いておけば、匂いは消えてしまいます。

違う種類・色の羊毛を一緒に保管すると絡まり合うことも

羊毛フェルトの性質上、違う種類や色の羊毛を一緒に入れて保管してしまうと絡まり合ってしまうことがあります。

個別に透明な袋に入れておく

羊毛フェルトの保管にも注意が必要です。まだ開封していない羊毛ならそのままでも大丈夫ですが、一度開封してすぐに作品に使わないものなら、丁寧な保管を心がけましょう。

羊毛は、違う種類や色の羊毛を一緒にしていると絡まってしまうことがあります。

製作途中のときは、余った羊毛を同じ場所にポイッといくつか置いてしまうことがあります。これをしてしまうと次に使おうと思って取り出すときに、色や繊維同士が絡まってしまい使いにくくなってしまいます。

そういうことがないように、羊毛の種類やカラーごとに透明のビニールやジッパーなどでしっかり分別して、絡まり防止をしておきます。ひとつひとつ分けるのは面倒ですが、貴重な羊毛なので、面倒がらずに行うようにしましょう。

羊毛フェルト作品の保管方法

羊毛フェルトは、衣類と同じように保存状態に注意しないといけません。ここでは作品の保管方法についてご紹介していきます。

羊毛と同様に羊毛フェルトもデリケート

雑に扱っていると悪い状態になってしまい、元のきれいなニードルフェルトに戻らなくなってしまいます。

保管方が悪いと変色など劣化

羊毛フェルにとって一番いい状態とは、湿気がなく風通しの良い場所で直射日光が当たらない日陰の場所です。

直射日光:変色

羊毛は、直射日光にとても弱く、太陽の日ありにあたり続けることで変色の原因になってしまいます。日光が当たることによって、黄変することも考えられます。せっかくの作品が、色あせてしまってはもったいないですよね。

ニードルフェルトの作品は、既製品とは違い世界にひとつしかないものです。特に、オーダーなどで頼んだ、思い入れのある作品だったら大切にしたいですよね。ニードルフェルトの保管には十分注意を払いましょう。

湿気:カビ

湿気によるカビなどにも注意をしたいところですね。大切な作品は、湿気の多いところにはおかないようにしましょう。

また、湿気が気になるときには、風通しのいい場所にしばらく置くなどしてもいいかもしれません。

ホコリ:繊維にからむ、変色 など

ニードルフェルトを大事に飾ってあっても、ケースなどに入れていないとホコリがかぶってしまいます。ホコリがついてしまうとなかなかきれいに取り除くことはできません。大切な作品は、ケースなどに入れて飾るようにしましょう。

作品の劣化を避ける保管方法

羊毛フェルトの作品がいつまでもきれいな状態で保管できるように、劣化を避ける保管方法がいくつかあります。

置き場所:直射日光を避け、風通しの良い場所に

窓際や車中などの直射日光の当たりやすい場所や、水場などの湿気の多い場所には置かないようにしましょう。できるだけ風通しの良い場所を選んで、保管することをおすすめします。

カバー:ガラスなどのケースで覆う

作品を飾るときには、ホコリがかからないように、透明のガラスやプラスチックケースなどに保管する方がいいでしょう。特に大切な作品などは、保管に気を付けることをおすすめします。

できれば乾燥剤、防虫剤と一緒に保管

作品の保管にも乾燥材や防虫剤があった方がいいでしょう。一緒に入れておくだけで、大切な作品を守ってくれます。

匂いが付いてしまったら風とおし

ニードルフェルトの作品にもしも匂いがついてしまったら、直射日光が当たらない風通しのいい場所にしばらくおいて匂いを取り除きましょう。

やってはいけないこと:水洗い

羊毛フェルトは、繊細なので水には弱いです。汚れてしまったからと言って、洗濯機に入れたり水洗いをしたりということがないようにください。

作品が縮む、傷む

羊毛フェルトは、とてもデリケートな性質なので水洗いはよくありません。

もし、ニードルフェルトの作品を水洗いしてしまったら、作品が縮んだり痛んだりしてしまいます。せっかくの大切な作品の形や質感が変わってしまわないように気を付けましょう。

ずっときれいに飾るには?羊毛フェルト作品と羊毛の保管方法とはのまとめ

羊毛フェルトは、ハンドメイドなので世界にひとつしかない素敵な作品が作れます。

しかし、羊毛フェルトの性質は、直射日光や湿気などに弱く、粗雑に扱うと虫食いにあうことも考えられます。大切な作品をいつまでも楽しむためには、風通しのいい場所に置いたり、透明なガラスやケースに入れたりするなどの保管をおすすめします。

また、防虫剤や乾燥剤を使うのもおすすめです。ひと手間かかりますが、大切な羊毛を守るために心がけ、大切な作品を長く楽しんでください。