【華道家になりたい人が気になること】仕事の内容と年収について

華道家の仕事とは、人に流派の花の生け方を教えることです。

どこで教えるかで働き方が違ってくることが、華道家の仕事の特徴です。企業や自宅、またはカルチャーセンターでという具合に、教える場所によって働き方が違ってきます。

安定した収入がほしいのか、趣味の延長で仕事をしたいのか、最初にどういう形で仕事をして、どのくらい収入がほしいのかをはっきり決めることが大切です。

迷いながら仕事をしていると、矛盾を感じることもあって仕事を続けられなくなることにもなります。

ここでは、どういう働き方が自分に向いているかが少しでもわかるようになるために、いろいろな場合をご紹介します。

好きな花の仕事で、高収入を得られる場合も紹介しますから参考にしてください。

華道家の働き方

華道家には、日本の伝統芸能である華道を人に伝えることで継承していく役目があります。

継承していくために「人に教える」ことが、華道家の仕事です。

認定華道教室

講師

所属する流派の講師となって働くことができます。

講師になるためには師範の免状が必要です。師範の免状を取得するためには、5~10年間程度、華道教室に通うこともあります。

アシスタント

講師になる前は、まずアシスタントとして働くということも選択肢のひとつです。

企業に就職

企業に就職すると、安定した収入を得られることができます。

しかしながら、デメリットは時間が束縛されることです。自分の生け花修行のための時間が、とりにくくなることもあります。

華道教室、専門学校の講師の場合

教室に来る生徒の数だけの収入が得られます。教える場所を借りる場合は、資金が必要です。

ブライダル会社、結婚式場

生け花を取り扱っている企業なので、華道家として安定した収入が得られます。

ただし、採用人数は多くないことも。

生花店

生花店で働くのは、花に直接たずさわることができるので、華道家としての副業と考えることもできます。安定した収入も得られます。

独立開業・フリーランス

依頼があれば出かけていき花を生けるフリーランスの場合は、依頼の数をこなすことで収入が得られます。ぐあいに

自宅教室

自宅を教室として使う場合は、自分の思う通りに自由に教室を経営していくことができます。

ただし、集客や広告も自分でやらなければいけないのは、大変な面があります。

外部教室、カルチャースクールの講師

外部教室やカルチャースクールの講師は、部屋を借りるということになるので前もって資金を用意することが必要です。

定期レッスン・スポットレッスン

定期レッスンは週一、月一といったぐあいに決まった日に教えます。スポットレッスンは不定期のレッスンのことで、空いている時間に教えるので日払いになります。

華道家の仕事内容

華道家は、幅広い仕事をこなすことができます。

華道教室の講師

師範の免状をもらえると、華道教室の講師になれて生徒に教えることができます。教える場所によって働き方や収入が違ってきます。

自宅

自宅で教える場合、自分が思うように教室経営ができるのはメリットです。生徒数がそのまま収入になりますが、集客や広告もしなければいけません。

カルチャースクール

カルチャースクールの講師は、自分で集客や広告をしなくてすむので楽ですが、部屋を借りるという形なので資金が必要です。

企業・団体・学校などへ出張

出張授業は、日払い計算になります。一度おこなって、馴染みになると何度も声をかけてもらえることもあります。

外国人向け(英語) など

外国人向けレッスンは、生け花が外国で人気のこともあって盛況です。語学が得意なら絶対、おすすめします。

ただし、収入は不安定です。

展覧会への出展

展覧会に出展して賞を獲得すると有名になることもあります。一度有名になると、フリーランスでも注文が舞い込むことになって、収入が増えることもあります。

店舗・施設の空間デザイン

花を空間デザインとして生けると、大がかりなものもできて店舗をきれいに飾ることができます。

店舗の売り上げ増にもつながるので自分の力を試すことができます。

ホテルや旅館などの宿泊施設

エントランスには大ぶりの生け花が映えます。入り口で惹きつける、格好の空間デザインになります。

レストランや料亭などの飲食店

食事をするところは、食事を妨げないように香りのない花をチョイスします。枝を中心にする生け花は料亭に向きますが、大きくならないように気をつけましょう。あくまでも食事が中心です。

美容関係などの店舗

店舗では、あくまでもオーナーさんの意向に沿うように。そのなかでオリジナリティーをだす工夫をします。

イベント会場の空間デザイン

イベント会場の空間デザインは、規模も大きくやりがいもあり収入面でも期待できます。

コンサート、レセプションパーティー、結婚式、葬祭関係などでの空間デザインがありますが、いずれも会場の主催者側の意向に沿うようにデザインすることが大切です。

企業就職の場合

企業での業務と華道家としてのやりがいは必ずしも一致しませんが、収入面では安定します。

華道家の年収・収入

やはり、気になるのは年収・収入ですね。

有名な華道家にならない限り、高収入は望むことは難しい場合が多いといえます。

それでも華道家を目指す人がいるのは、花の魅力やデザインの魅力、クリエイティブな魅力があるからでしょう。

働き方や生徒数、金額設定などによってさまざま

一般平均年収250~350万円ていど(地域差あり)

華道教室では、入会金もとって月謝も高めに設定すればある程度の収入は得られます。とはいっても、金額設定が高いと集客が難しいデメリットもあります。

ただでさえ、生け花人口はバブルの頃と比べると減少の一途をたどっています。集客とのバランスで金額設定をすることが必要です。

華道家の一般平均年収は250~350万円程度(地域差あり)です。

基本的に収入は安定しない

教室の場合は生徒数がいつも一定ではありませんし、華道家として最もやりがいのある空間デザインは、有名でないと単価設定は低めで依頼数も一定しません。

華道教室

自分の教室の生徒数と月謝の金額で収入が決まります。はじめた直後は特に収入は少なく、なかには無収入から始める華道家もいます。

就職、契約の場合は、契約形態やコマ数によって収入が変わりますので、採用の際に十分、確認するようにした方がいいでしょう。

空間デザイン

華道家としての有名度に応じて、単価設定が違ってくるのが空間デザインです。有名でないと依頼数は一定しないので、練習のつもりで安くても数をこなしていくと依頼数も少しずつ増えていく可能性はあります。

企業就職の場合、収入は安定

企業に就職すると、会社員と同じですから収入は安定します。

デメリットは、自分のセンスを磨く時間がとりにくくなることです。

華道・空間デザイン以外の仕事との兼務になるが収入は安定

冠婚葬祭関係、生花業などの企業に就職すると、華道・空間デザイン以外の仕事もあって兼務になりますが、収入は安定するメリットは大きいです。

年収・月収は比較的低め

ただし、募集は限られていて年収・月収も比較的低めになります。

華道家として高収入を得るには?

華道家になって高収入を得る方法は、地道に実績を重ねてコンクールでたびたび受賞することです。

ただ、そうなれる人は一握りの華道家です。とはいっても、目指すための努力はいつか実を結ぶかもしれませんね。

有名華道家になれば年収1億以上になることも

メディアへの露出

華道家を初めて名乗った人といわれる假屋崎省吾さんぐらいになると、年収は相当なものです。

ただ、そうなるまでには人の何倍も努力をしていらしたことは確かです。

空間デザイン単価アップ、依頼数の増加

華道家として有名になることでメディアへの露出が増え、空間デザインの単価がアップし、依頼数も増加します。

出版、講演

出版や講演の依頼もあるでしょう。個展も開くことができます。

【華道家になりたい人が気になること】仕事の内容と年収についてのまとめ

華道家としての仕事をみていくと、生け花を習う人は減る一方とはいえ、依頼される仕事は変わらず多いといえます。

花の市場では、期待される仕事数が華道家人口を上回っているような印象もあります。人材不足の状態ですね。いまは、花で仕事をしていくにはいい時代と捉えることもできます。

生け花が外国人に人気の理由も、これからの華道の行く道を照らす指標になりそうです。

IKEBANAは期待できます。