生け花の良さって何?生け花のプラス効果と華道で学べることを知ろう!

日本文化のひとつ、華道・生け花の魅力や効果がよくいわれます。

華道は仏壇に供える「供花」として始まり、戦国時代では精神修養のために武士のたしなみとして武家社会に浸透してきました。武道に必要な集中力や判断力を、華道を通して武士が身につけていたのです。

現代においても、脳科学の面からも健康面や精神面からも、華道・生け花の効果がさまざまに考えられています。

花を生けるだけで自然と心が落ち着いてくる感覚を実感できますが、他にもいろいろなプラス効果を知ることで、さらに華道・生け花へ関心が向くはずです。

ここでは、生け花の魅力や効果、華道を通じて学べることをご紹介します。

生け花の魅力

コップに花を1本挿すだけでも、それは生け花です。そんな身近なところから始められるのが、生け花の一番の魅力ですね。

魅力は自分が実感するものです。次に挙げる生け花の魅力のなかにも、実感できるものがあるかもしれません。

さまざまな花の美しさに触れられる

生け花教室では、自分で花を選ぶ場合もありますが、課題として与えられた花を自分なりに生けていくことが多いです。

先生に花の名前を教えてもらいながら生けていくことは、いままで知らなかった花を知ることができるチャンスです。さまざまな花に接して名前を覚えて生けていくことで、その花を美しく生ける方法が自然に身についていきます。

四季を感じられる

花屋さんの店頭には、季節に応じた花と季節を問わない花が置かれています。季節に応じた花がたくさん手に入れば、安くなるのが花の相場です。

天候不順などの理由でたくさん仕入れることができなければ、花の値段が高くなるか、季節を問わない花で補ってあります。

花屋さんが教室に持ってきてくれる花で、四季の移り変わりや天候の状態もわかります。

少ない花材でもはじめられる

一輪挿しも生け花にはあります。一輪でも生け花です。

フラワーアレンジメントの場合は、たくさんの花が必要なので、その点では生け花の方がコスパは良くなります。

一輪挿しでも生け花になるのは、華道が空間や間を活かす日本独自の文化だからです。

花材を持ち帰って家で

生け花で教わった型や決まりは、覚えるために教室でも2回繰り返します。

家に持ち帰る時は、剣山から花をはずすので家ではもう一度、生け直すことになります。

このように繰り返しながら型を覚えていく方法も、日本文化の技法のひとつです。

自宅でも花を美しく生けて楽しめる

自宅では自分流に生け直しても、先生に直されることはありません。十分、花の香りやきれいさを楽しみながら、生け花を楽しみながら生けることができます。

空間演出でおもてなしができる

急にお客さんが来るという時は、生け花をやっていて良かったと思える時です。

急だと掃除ができていない時もありますよね。

そんな時に花をきれいに飾れば、少し部屋もきれいに見えます。花で空間を演出できて、おもてなしができるわけです。

生け花がもたらす効果

花材が目の前にあると、どういうふうに生けるか考えます。きれいな花ならきれいに見せるように、珍しい花なら主役にするか脇で目立たせるかなど配置を考えて、長さのバランスも整えます。

このような生け花のやり方は、脳科学者によると脳のあらゆるところを使っていることになると考えられています。

生け花がもたらしくれる効果はいろいろあります。みていきましょう。

花が身近にあることによる効果

風水では、花は悪い気を取り除いてくれます。花は厄を落としてくれるアイテムです。

空間が華やかになる、花の美しさで気分がよくなる

何もないところに花があるだけで、空間が華やかになります。そして、花の美しさで気分が良くなって癒やされることも。ストレスが軽減されます。

生け花をする効果

季節の移ろいに敏感になる

生け花で花材になるものは、花だけではなく枝や葉っぱなどもあります。それらを見ると「夏だな」「秋の風情だ」など、自然に実感できて季節の移ろいに敏感になります。

気分が落ち着く

生けている間中、花に集中するので他のことを考えられなくなって気分が落ち着いてくる点もプラス効果です。

集中力・思考力が鍛えられる

また、武家社会では精神修養のために武士が華道をたしなんでいただけあって、集中力・思考力が鍛えられます。

バランス感覚・美的センス・表現力が身に着く

繰り返し花を生けることで、バランス感覚・美的センス・表現力が身につく効果も期待できます。

華道をたしなむことで学べること

華道は、書道や茶道、武道などと同じ日本文化のひとつです。普段、あまり日本文化を意識しないで生活しているような日常でも、花を生けるという行為だけで日本文化を感じられるならうれしいですよね。

華道を通じて学べることもたくさんあります。みていきましょう。

日本の伝統芸術に触れられる

日本の伝統芸術も、西洋の芸術に勝るとも劣らず素晴らしいものです。そんな伝統芸術に花を生けるということだけで、誰でも手軽に楽に触れられるのが華道の良さです。

花や木に詳しくなる

お稽古のたびにいろいろな花材と巡り会うことができるのが華道の良さです。華道では、花だけではなく木や草花も生けます。当然、花や木、草花といった植物の知識が増えていきます。

挨拶や身だしなみなどの礼儀が身につく

教室では、挨拶から始まり挨拶で終わります。

正座をして花を生ける教室も多いので、自然と姿勢がよくなったり、花を生けた後、先生に「ありがとうございました」という言葉が自然にでてきたりするのも華道ならではのことでしょう。

稽古を通じて心も磨かれる

先生のやり方を学ぼうという姿勢で、謙虚さや忍耐力が身につき精神的にも落ち着きます。

稽古を通じて学ぶことは「繰り返すことの大切さ」です。

挨拶の繰り返し、花を生けることの繰り返し、基本の型を繰り返し覚える、こういうことで心が磨かれていきます。

来客を生け花を通じてもてなすことができる

来客をもてなすには、美味しい料理や面白い話などと同じぐらいに生け花でももてなすことができます。

生け花は空間を彩るものなので、来客に快適さや心地よさを与えることができるからです。

他の人の作品鑑賞を通して感性が磨かれる

自分の作品だけでなく他の人の作品を見て、いいと思ったところは取り入れたり、やり方を教えてもらったりすることで自分のセンスも自然に磨かれます。

自分らしさも表現できて他の人に認めてもらえると自信につながる

1人だけで花を生けて終わりなのではなく、自分の作品を人に見せて人が評価してくれるのも華道の大きな魅力です。

決まり事のなかで自分らしさをどう表現していくかは、他の茶道や武道、書道などと同じ、日本文化の永遠の課題です。

生け花の良さって何?生け花のプラス効果と華道で学べることを知ろう!のまとめ

生け花をすることでの効果や、華道を通して学べることをみてきました。思わぬ効果が、華道・生け花にあることがおわかりいただけましたか。

最初は、効果が期待できるからという理由から生け花を始めても構いません。

ただし、どの効果も、稽古を重ねることで自然に身についていくものです。

華道や書道、茶道、武道など「道」がつく日本文化は、継続することが一番大切なことです。

まずは、自分の部屋やリビングのテーブルをお花で飾るところからでよいのです。よりきれいに、より素敵に花を飾りたくなったら、華道・生け花の体験レッスンを受けてみましょう。

花を生ける経験があなたを変えるかもしれません。