華道・生け花にはどんな道具が必要?基本の道具は2つだけ!

華道を始めようと思った時、何が必要か迷いますよね。ハサミひとつとっても、普段使いしているハサミじゃないだろうし、まして裁ちばさみじゃないし・・・。

わからない場合は、自分が花を部屋に飾る時、茎を切る時に使っているハサミをお稽古に持っていきましょう。

最初はわからなくて当たり前なのです。先生に教えてもらえばいいだけです。

ただ、持ち帰り用の花の入れ物は用意しましょう。

花は優しく扱うことが大切です。家に持って帰ったら茎が折れていたなんてことがないよう、大切に持ち帰れる入れ物は用意します。

華道に必要な、あると便利な道具類をご紹介します。

初心者が生け花の稽古はじめに必要なもの

はじめに持っていくものは、わからなくて当たり前と思っていて大丈夫ですので安心してください。教室で貸してくれることもありますし、注文すれば次回のお稽古から使えます。

華道教室でお稽古を始める場合

まずは、ハサミと「花を持ち帰れる入れ物」は忘れずに準備していきましょう。

花ばさみ

はさみは普段使いのはさみが使えない場合は、貸してもらえることが多いです。早めに欲しい時は、その場で注文すれば次回には用意してもらえます。

はさみの取り扱いで大切なのは、使った後、毎回きっちり水分を拭き取ることです。はさみは湿気を嫌うので、サビ防止のためにも必ずおこないましょう。

ナイロン風呂敷

お稽古した後の花を包むもので、花合羽(はながっぱ)とも呼ばれています。サイズもいろいろあります。

新聞紙で包んでもいいですが、花の水気が多い時は、水を通さない素材であるナイロン風呂敷は役に立ちます。

上記があればなんとかなる

最初に用意するものは、はさみとお花を入れるものの2つだけで充分です。教室に通い出せば、必要な道具はすぐにわかります。

以外はお教室で借りられるものも多い

花ばさみとナイロン風呂敷以外のもの、花器や剣山などの道具は教室で借りることができます。上達するにつれて、自分で少しずつ道具をそろえていくのも楽しみですよ。

華道の基本道具の名前と役割

華道の基本の道具は、はさみと花器と剣山です。

教室の場所によっては、すべて自前のものを持参することもありますが、なければ貸してもらえることも多いです。

初心者セットとして販売している流派もありますので、それを利用すると便利です。

花鋏

花鋏(花ばさみ)と普通のはさみが違うところは、指を差し込む輪があるかどうかです。

花鋏には輪がありません。固い枝でも切れるように、手全体を使って力がだしやすいようになっています。

最初は使い方が難しいところもありますが、慣れてくると太い枝も容易に切れるようになります。

花留め

花を生ける道具を花留めといいます。フラワーアレンジメントのオアシスにあたるものです。

剣山(亀甲、七宝など)・・・代表的

剣山(亀甲、七宝など)が代表的なもので、フラワーテープ、ワイヤー、接着剤など(必要に応じて)も使うことがあります。

筒型の花器によくみられるのはY字型の花留めです。花が下まで落ちてしまわないように支える役目をします。

自由花になると、葉を曲げてホッチキスで留めてデザインすることもあります。

花器

花器は自前のものでもいいですし、教室にあるものも貸してもらえます。

水盤(お皿型)、寸胴(筒型)、壺、鉢など

水盤(お皿型)、寸胴(筒型)、壺、鉢などがあって、花の表現の仕方に応じて選びます

盛花には水盤、立花(投げ入れ)には筒型といった様に、基本になる花器を覚えておくと便利です。

材質:陶器、金属、木製、ガラス、プラスチックなど

材質は陶器、金属、木製、ガラス、プラスチックなどで、材質の質感も生け花に合わせると映えます。

形:角型、丸型などさまざま(流派にもよる)

形は角型、丸型などさまざま(流派にもよる)で、一番どんな花器を使ってもいい流派は草月流です。

あると便利な華道の道具

慣れてくると、あると便利な道具もわかってきます。

花合羽・花袋

ファスナーや取っ手がついていると便利

花の持ち帰りに、ファスナーや取っ手がついていて便利なのが花袋です。中に入れる花を包む専用シートが花合羽(はながっぱ)です。

気をつけて欲しいのが、花を花袋にしまう前に花の先端まで花合羽や新聞紙などでしっかり覆うことです。

花袋から花がそのままはみだしていることがないようにしましょう。花は傷みやすいので、家に帰るまでしっかりガードする必要があります。

そして、家に持ち帰ったら、なるべく早めに茎の切り戻し(茎の先端を2~3cm斜めに切る)をしてあげます。

こうすると、花が長持ちします。

エプロン、割烹着

教室に電車やバスに乗って行かなくてはならない場合は、服が濡れたり汚れたりしないためにもエプロンや割烹着を持っていった方がいいでしょう。

水さし・じょうろ・バケツ

水切り、花器に水を入れる

車で教室に通う場合は、バケツやじょうろ、水さしなども教室にもってこれますね。バケツは折りたたみのものは便利です。

バケツがあれば花合羽や花袋は必要ないですし、じょうろや水さしなどで水分を補えれば、家に持ち帰るまでも花の水分不足の心配もありません。

花の水分不足を防ぐのは「水切り」で、花器に水を入れて水の中で茎の最下部を2~3cm切ることです。

「水の中」というのがミソで、空気の進入を防いで切り口の乾燥を防ぐためです。

どうしても水中で切るのが無理な場合には、切った後すぐに水につけます。

切り方は斜めに、よく切れるはさみで潔く切ります。こうすることで、茎の水を吸い上げる器官である導管も傷つけずにすみます。

剣山おこし

剣山は生け花には必須の道具です。サイズも4号から13号ぐらいまであります。

型も角形、船型、楕円型などがあります。

色違いや剣山の底の形の違いまであって、剣山ひとつとっても多種多様な花の生け方ができます。

折れた剣山の針を立て直す

剣山には便利グッズも揃っていて、そのうち便利なのが剣山おこしです。折れた剣山の針を立て直すグッズで、針の間のゴミも取り除くことができます。

その他には、剣山の細かいゴミをとってくれる剣山ほうきなどもあります。

水揚げ剤・活力剤

花を長持ちさせるために必要なのが、水揚げ剤・活力剤です。

剪定バサミ

剪定バサミといえば思い出すのが植木屋さんですが、生け花でも太い枝を切る時に使うと便利です。

展示会や発表会では大きな作品を作ります。最初は小さい作品でも満足できますが、慣れてくると、だんだん大きい作品を作りたくなってきます。上達している証拠です。そんな時に剪定バサミは利用価値があります。

作品のレベルがあがってきたときの華道道具

作品が上達するにつれて、皆に見てもらいたくなってきます。

一番多いのは、家に入ってきた人にすぐ見てもらえる玄関の下駄箱の上ですね。

敷板・花台

作品をより良く見せるために使うのが敷板や花台です。作品を置くための板で、ウレタン塗装だと5,000円以下で購入できます。

のこぎり、チェーンソー

時代劇などで武家屋敷に飾ってある見事な生け花の作品は、のこぎりやチェーンソーを使ってつくるしか方法がありません。

僧侶や武士がたしなみとしてやっていたころの生け花は、やはり体を使って大きな作品をこしらえていたのでしょう。

大きな作品をこしらえるには役に立つ道具です。

華道・生け花にはどんな道具が必要?基本の道具は2つだけ!のまとめ

生け花の道具は、生け花の歴史とともに歩んできたものですから、剣山ひとつとっても重みがあります。

花鋏も流派によって違いがあったり花器もさまざまな種類があったりして、習い続けていくと華道の歴史の重さを感じます。

日本独自の色彩感覚や美的センスの宝庫が華道です。華道を習うことで、伝承していく気持ちも生まれてきますね。

まずは、楽しみながら華道を始めてみませんか。素敵な趣味になりますよ。