二十四節気資格の二十四節気文化コーディネーター®資格とは、旧暦と新暦について、二十四節気の成り立ち、それぞれの節気や七十二候の名称と意味、旬の果物・野菜・魚・花など、二十四節気と七十二候に関して十分に理解している方を認定する資格です。
季節の移り変わりや自然の変化を暦から読み解くことができる知識を有することが証明され、資格取得後は二十四節気文化コーディネーターとして広く活躍することができます。
合格時に付与する称号 |
二十四節気文化コーディネーター® |
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受験資格 | 特になし |
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受験料 | 10,000円(消費税込み) |
受験申請 | インターネットからの申込み |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
試験日程 | 以下参照 |
受験申込期間 | 2024年9月1日〜30日 |
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受験票 試験問題 解答用紙発送日 |
随時 |
答案提出期限 | 2024年10月30日必着 |
合否発表日 | 2024年12月10日 |
受験申込期間 | 2024年11月1日〜30日 |
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受験票 試験問題 解答用紙発送日 |
随時 |
答案提出期限 | 2024年12月30日必着 |
合否発表日 | 2025年2月10日 |
二十四節気(にじゅうしせっき)と読みます。文字数が多く何やら難しそうだという印象を持たれることでしょう。二十四節気とは古代の中国で考案された春夏秋冬などの一年の季節を表すための暦法のひとつです。2016年にはユネスコ無形文化遺産への勧告が決定しています。
二十四節気は太陽の周期を基準に24等分にしてそれぞれに季節を割り振っています。特に重要と言われているのが夏至と冬至、春分と秋分です。これらは併せて二至二分とも呼ばれています。これらは私たちの生活の中でも良く使われる季節の表現ですね。他にも二十四節気の分類の中には立冬、立春など・・・意外と二十四節気は私たちの生活に自然と溶け込んでいます。現在、日本ではグレゴリオ暦が使われていますが、かつては太陰暦と呼ばれる月の満ち欠けを基準とした暦に二十四節気を加えた太陰太陽暦が使われていました。グレゴリオ暦に移行した今でも、かつての名残が残っているという訳ですね。
また、このような季節の表現と言われて土用や節分などを思い浮かべませんでしたか?実はこれは日本流に追加したものなんです。二十四節気は本来は中国の気候にあわせて作られているので、厳密には日本の季節と異なる部分があります。このような追加された日本式の二十四節気を雑節と呼びます。
二十四節気の中には「七十二候(しちじゅうにこう)」という言葉があります。この七十二候とは一体どういうものなのでしょうか。簡単に説明すると、二十四節気の24分割されている季節をさらに細かく分けたものです。それぞれひとつの二十四節気に対して初候、次候、末候の3つに分けられます。これらは各々の季節の気候や動物、植物の様子を表す意味となっています。それでは二十四節気の代表的なものである立春、立夏、立秋、立冬を例に具体的な七十二候を紹介していきましょう。
立春は東風が熱い氷を溶かし始めるという意味の東風解凍(こちこおりをとく)、うぐいすが山里で鳴き始めるという意味の黄鶯睍睆(うぐいすなく)、割れた氷の間から魚が飛び出るという意味の魚上氷となります。立夏はカエルが鳴き始めるという意味の蛙始鳴(かわずはじめてなく)、ミミズが地上に入れるという意味の蚯蚓出(みみずいづる)、たけのこが生えてくるという意味の竹笋生(たけのこしょうず)となります。
立秋は涼しい風が立ち始めるという意味の涼風至(すずかぜいたる)、ひぐらしが鳴き始めるという意味の寒蝉鳴(ひぐらしなく)、深い霧が立ち込めるという意味の蒙霧升降(ふかききりまとう)となります。立冬は山茶花が咲き始めるという意味の山茶始開(つばきはじめてひらく)、大地が凍り始める地始凍(ちはじめこおる)、水仙の花が咲くという意味の金盞香(きんせんかさく)となります。映像や写真がなくとも七十二候を聞くだけで簡単に季節の雰囲気が思い起こされますね。